いい旅館訪問記 旅館マニアによる高級旅館のおすすめブログ

東京在住の旅館マニアが、口コミ・ランキングに頼らない現地情報を紹介するブログ。 「その旅館が好きなら、この旅館もおすすめ」というリンクも紹介中。 住まいから関東の温泉宿が中心になると思います。

仙台の奥座敷、秋保温泉の 佐勘 に行ってきました。
佐勘_23
部屋数が約170室、東北には数少ない大型高級旅館です。平安時代創業の名門旅館でもあります。


佐勘 アクセス

佐勘_1
東京駅から東北新幹線で1時間半、

佐勘_3
仙台駅に到着です。

佐勘_7
仙台駅の西口から、路線バスにて秋保温泉に向かいます。
佐勘の送迎バスもありますが、仙台駅15時半発と少し遅めなので。

佐勘_8
仙台駅から路線バスで約40分。佐勘前バス停に到着。

佐勘_9
ほんとうに目の前のバス停です。

佐勘_10
佐勘に到着。

佐勘_182
高い建物が連なる大型旅館です。

佐勘_21
団体の貸切バスもつけられる長い軒のある玄関口。

佐勘_22
提灯は、2023年に開催されたG7仙台科学技術大臣会合の仕様です。

佐勘_13
クランク状の入口を通り、

佐勘_85
ドアを入れば、正面に金屏風。

佐勘_14
広いロビーは、昔ながらの大型高級旅館のそれです。
チェックインはフロントにて。フロント係はスーツ姿。

佐勘_79
宿帳に記入し、鍵と滞在案内書面を受け取ります。
裏には、館内図。

佐勘_16
フロントでチェックインはできるものの、部屋に入れるのはきっかり15時。ロビーのソファで待つことになります。
クラシックの流れるロビー。
ソファも埋まってきた15時、部屋が整いましたとスタッフが声を掛けて回ってきました。

佐勘 客室

佐勘_50
部屋への案内係はいませんので、自分で進みます。
佐勘は、飛天館、山翠館、花月館がありますが、
本日は一番上のグレードの飛天館です。

佐勘_55
飛天館のエレベーターで、

佐勘_56
9階へ。客室階の廊下は、音はありません。

佐勘_57
本日の部屋、932。
飛天館和室一間タイプ。

佐勘_58
踏込から、

佐勘_60
和室12.5畳。

佐勘_64
和室を反対から。

佐勘_69
部屋菓子は、千日餅と、枝豆入りのせんべい。

佐勘_67
卓上には、館内歴史ツアー、杜のサウンドイルミネーションの案内。

佐勘_61
広縁も畳敷き。

佐勘_82

景色は川側。向こう岸が見通せますが、高層階過ぎて川の流れは見えません。

佐勘_65
浴衣は、一枚整えてあるほか、各サイズも置いてある大型旅館のオペレーションです。

佐勘_66
丹前と、タオル、バスタオルと手提げ籠。
大浴場は、タオル、バスタオル持参です。

佐勘_70
冷蔵庫は空。

佐勘_72
佐勘_73
ネスプレッソコーヒーメーカーの用意がありました。

佐勘_74
水回り。

佐勘_75
内風呂。

佐勘_77
お手洗。

佐勘_81
さて、鍵を手に取り、

佐勘_78
大浴場へ向かいます。

佐勘 大浴場

佐勘の大浴場は、花月館の大浴場と、飛天館地下3階にある名取の御湯、河原の湯。
チェックイン前の営業時間前に、見させてもらいました。

花月館大浴場

佐勘_30
花月館1階大浴場。
2023年5月にリニューアルオープン。

佐勘_46
脱衣場。
タオル、バスタオルは部屋から持参です。

佐勘_42
内風呂。
左手には深湯。

佐勘_44
洗い場。

佐勘_43
シルク風呂。

佐勘_45
露天風呂は、水盤付き。

老舗旅館の趣というより、最近の温泉施設の感がありますが、
外国客もターゲットにしたリニューアルである様子です。
きれいな設備で良いです。

佐勘_141
花月館大浴場は、夕食時間帯に男女入れ替えです。
入れ替え後は、花月館地下1階大浴場。

名取の御場

佐勘_35
飛天館地下3階に下りて、

佐勘_36
名取の御湯(なとりのみゆ)。
こちらは男女入れ替えなしです。

佐勘_39
脱衣場。

佐勘_37
名取の御湯は、内風呂のみ。

佐勘_38
洗い場。

河原の場

佐勘_142
河原の湯。
飛天館地下3階から、階段を下っていきます。

湯上り亭

佐勘_31
1階の湯上がり亭には、

佐勘_32
レモンウォーターと麦茶が用意されていました。

佐勘_33
湯上り亭からの景色。眼下には名取川です。

佐勘 館内施設

佐勘_80
佐勘の館内図。佐勘は大型旅館らしく、多くの館内施設があります。

宿泊者専用ラウンジ

佐勘_49
宿泊者専用ラウンジ。
15時~18時の間に無料ドリンクサービスがあります。

佐勘_87
宿泊者専用ラウンジのメニューはこちら。
宿泊ゲスト以外の方と料金の記載があり、宿泊者以外は有料。
しかし、そもそも部屋番号の確認もなかったので、チェックする気はない様子でした。

佐勘_86
チキンスープをいただきました。

主屋ギャラリー

佐勘_24
主屋ギャラリー。

佐勘_25
佐勘の家宝である「聖火」。

佐勘_27
高野山から持ち帰った聖火が400年燃え続けています。

佐勘_28
平安時代に創業、仙台藩主伊達家の湯守を務めた歴史を伝える史料が展示されているのは、名物旅館のたたずまい。
佐勘_29
宮城県の行幸では、天皇陛下が宿泊する名門旅館です。

佐勘_19
長い歴史の中で、佐勘の社長は代々、佐藤勘三郎を襲名。当代は第34代佐藤勘三郎です。

ロビー

佐勘_16
ロビーの中庭には、

佐勘_17
秋保温泉の源泉。

ショッピングプラザ

佐勘_53
ショッピングプラザ
大型旅館らしい、大きめの土産ショップです。

佐勘_54
2023年G7仙台科学技術大臣会合の記念展示。

佐勘_52
更に前の、2016年G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の記念展示も。
世界のVIPの会合の対応も慣れている一流旅館です。

佐勘 客室グレードの違い

佐勘_84
佐勘には、グレードの違う3つの棟があります。
部屋のグレードは、飛天館 > 山翠館 > 花月館。
部屋には入れませんが、各棟を訪れてみました。

山翠館

佐勘_95
山翠館の1階エレベーター。

佐勘_94
山翠館の廊下。

山翠館は、一番最初に作られた建物ですが、飛天館ができた後に改築されています。
天井の低さは古い建物ですが、扉は飛天館と同じです。

花月館

佐勘_96
花月館の1階エレベーター。

佐勘_97
花月館の廊下。
一番リーズナブルな館です。

佐勘 秋保温泉の過ごし方

佐勘_88
秋保温泉には、温泉街はありません。
観光地もありませんが、唯一の名物が「さいちのおはぎ」。
何の変哲もない地元のスーパー、さいち。

佐勘_89
一角を占めて陳列されているのが、秋保おはぎです。

佐勘_90
多い日には1日2万個が売れるという名物です。

佐勘_93
賞味期限は当日限り。早速いただくことにします。
はんごろしの米に、粒が多く残ったつぶあん。あまさ控えめ。ばくばく食べれるおはぎです。

佐勘_91
さいちは、佐勘からすぐ。徒歩3分くらいの距離です。

佐勘_176
夕方に行ったときは並ばずに購入ができましたが、
翌朝の開店時間9時に行ってみたところ、警備員がでるくらいの大行列でした。

佐勘 夕食

佐勘の夕食会場は、予約形式によりさまざま。
佐勘_99
団体客は、宴会場。

佐勘_100
この日もたくさん入っていました。

佐勘_101
個人客は、
最上位グレードの飛天館は、主に和食膳。
山翠館と花月館、そして飛天館の一部が、ハーフブュッフェ。
部屋の予約時点で、夕食プランを選ぶ形です。

今回の予約は、飛天館宿泊ですが、ハーフブュッフェのプラン。

ハーフブッフェの夕食会場は、飛天館2階 ダイニング宮城野。
2023年5月にリニューアルオープンした施設です。

夕食時間は、17:30/18:00/18:30/19:00スタートからチェックイン時に選びます。

佐勘_105
全席、仕切りのある半個室のダイニング。
多国籍的な明るいBGMの空間です。

佐勘_102
本日の席はこちら。窓辺の半個室です。

佐勘_104
最初のセット。

佐勘_103
メイン料理はチョイスメニュー。

肉料理と魚料理をそれぞれ一品を選びます。

肉料理:和牛ステーキ、銘柄鳥焼き、牛たん塩焼き
魚料理:海老の汐焼き、銀たら西京焼き、銀たら煮付け

メイン料理が届くまでの間に、ハーフブュッフェを取りに行きます。


佐勘_106
ブッフェラインの種類は豊富。
サラダ、パン、デザート。

佐勘_107
天麩羅は、ライブ調理で揚げたて。

佐勘_108
秋保風芋煮汁、牛もつ煮込み仙台味噌仕立て、宮城県亘理町荒浜産しじみ汁

佐勘_109
大根ステーキ海老餡かけは、ライブ調理。注文されてから焼き始めます。

佐勘_110
ピクルスはカラフルなラインナップ。

佐勘_111
海鮮丼は注文して作ってもらいます。

佐勘_112
おかず各種。

佐勘_123
ハーフブッフェを全種類を取ると、テーブルがいっぱいになりました。

佐勘_116
セットメニューの先付。帆立の貝焼き。

佐勘_117
セットメニューのお造り。

佐勘_119
メインメニュー肉料理は、牛たん塩焼き をチョイス。

佐勘_120
テールスープ付き。
旅館で牛たんが食べれるとは予想外。明日仙台で牛たん屋に立ち寄らなくて済みました。

佐勘_121
メインメニュー魚料理は、海老の汐焼き をチョイス。

ここまでがサーブされるメニューです。
以降は、ブッフェラインから取ってきたメニュー。

佐勘_124
やきとり丼、海鮮丼、うどん。

海鮮丼は、具材おまかせでのっけてもらいました。

佐勘_125
梅干し、きんぴらごぼう、焼きしそ巻き、煮玉子、玉こんにゃく

佐勘_126
パン3種類。

佐勘_127
サラダは3種類ありました。チキンサラダ、ローストビーフサラダ、チョレギ海鮮サラダ。
ピクルスも多種のラインナップ。

佐勘_128
季節の天ぷらは、海老、キス、茄子の盛り合わせ。

佐勘_129
串焼き(季節野菜のグリルwithベーコン)、
天ぷら(魚、さつまいも、れんこん、かきあげ)
小鉢各種

佐勘_131
茶碗蒸し、おくらわさび風味・子持ち大根・磯わかめ、
大根ステーキ海老餡かけ、牛もつ煮込み仙台味噌仕立て

宮城県亘理町荒浜産しじみ汁、秋保風芋煮汁、いちご煮

佐勘_132
デザートは、
柿、焼きプリン、スイートポテト、モンブラン

佐勘_113
佐勘のハーフブュッフェは、アルコールも飲み放題。
生ビール、日本酒、ジュースはもちろん、

佐勘_114
日本酒、ワインも。
宮城の地酒、伯楽星、日高見がありました。

佐勘_115
焼酎、ウィスキーもフリードリンク。

佐勘_133
生ビール、日高見、ジュースを頂きました。

佐勘の夕食ハーフブュッフェ。
ハーフブュッフェと聞いて、ブッフェラインは前菜とデザートくらいかと思っていましたが、
予想外に種類が盛りだくさん。天ぷら、いちご煮、海鮮丼まで。
アルコールまでフリーとは思っていませんでした。

飲物としての付帯売上が減るのでは、と思いましたが、
注文を受けるスタッフすら不足しての体制構築なのでしょう。

欲張りすぎてお腹ぱんぱんです。

佐勘 夜の過ごし方

佐勘_137
20時からは、館内歴史ツアー。主屋ギャラリーでの開催です。

佐勘_138
観客は数人。家宝である「聖火」や、佐勘の歴史を30分で紹介してくれます。
東日本大震災や復興、コロナ後のスタッフ不足で部屋食をやめたということも。

佐勘_139
20時半からは、杜のサウンドイルミネーション。ロビーでの開催です。
ジュピターに合わせた7分間の中庭のライトアップです。こちらは十数人はいました。

佐勘の二次会向けの館内施設は、
佐勘_136
ワインバー、くら倉。

佐勘_140
夜食処、味処萩亭。

夕食のハーフブュッフェで食べ飲み過ぎましたので、とても行けませんでした。
団体客で混雑している様子でした。

佐勘_134
部屋に戻り、敷かれた布団にもぐりこみ、

佐勘_135
おやすみなさい。

佐勘 朝食

翌朝。
佐勘_143
よく晴れた朝です。

佐勘_145
朝食会場は、夕食と同じくダイニング宮城野です。

以前はコンベンションホールでしたが、2023年5月のリニューアルオープンにより全席仕切りのある半個室になったので、朝食も落ち着いた席で食べられます。

朝食時間は、7時~9時の自由な時間に。案内された席はこちら。

佐勘_150
朝食も夕食同様、ライブ調理がたくさん。

佐勘_151
サラダバーは20種類以上の野菜がずらーっと並べてあります。
メニュー表示に「G7」とあるのは、2023年仙台科学技術大臣会合で供されたメニューなのだと思います。

佐勘_152
クロワッサンは、一人一個ずつでお願いしますとの表示。
そう言われると、一つ取りたくなるのが人情。

佐勘_153
トーストとサンドウィッチは、注文を受けて作る形。

佐勘_155
オムレツは、注文を受けての調理。

佐勘_148
飲み物は、牛乳やジュース、スムージー。
そして、ミネラルウォーターのペットボトルが5種類。採水地の違うものが並べてありました。

佐勘_157
ソフトクリームも作り放題。

佐勘_154
朝食ながら、生ビールサーバーも稼働。ワインとともに飲み放題です。
すごいなと思わせつつ、朝から飲む人もほぼいないので、意外と費用も掛かっていないのでしょう。

佐勘_168
朝食ビュッフェを全種類取るとこんな感じ。

佐勘_158
ソーセージ、鳥のから揚げ、メヒカリの唐揚げ、ゴルゴンゾーラペンネ、厚焼き玉子、茹で野菜。
温泉玉子、焼き魚(鯖、鮭)。
ごはんは、赤飯・おかゆもあります。

佐勘_159
梅干しやおひたし、オクラ・なめこ・とろろ芋などのネバネバといった付け合わせ各種。
焼き海苔、豚もつ、春雨、えびとブロッコリーのマヨネーズ炒め。

佐勘_161
パン各種とサンドウィッチ、サラダ。

佐勘_162
クロワッサンはサクサクで美味しかったです。

佐勘_163
注文して作ってもらった、サンドウィッチ。

佐勘_160
納豆。ピリ辛昆布、小茄子の漬物。
ラーメン、仙台味噌の味噌汁、蟹の味噌汁。

朝からラーメン。朝ラーです。

佐勘_165
朝カレー。

佐勘_164
ライブ調理のオムレツ。

佐勘_169
デザート。仙台名物ずんだもち も。

佐勘の朝食ブュッフェは、
種類盛りだくさん。カレーが美味しかったです。
夕食ハーフブュッフェと同じメニューは無かったように思います。
生ビールも飲み放題。ケチっていない感じが良いです。

佐勘_170
朝食は、夕食が宴会場であった団体客も、ダイニングに流入。なかなかの混雑ぶりでした。
客層は、老年夫婦と中華圏インバウンドと団体客という感じです。

佐勘 送迎

佐勘_173
佐勘のチェックアウト時間は11時まで。
フロントでチェックアウト。

佐勘_177
帰りは、佐勘の送迎バスにて。
佐勘の送迎バスは、Webサイトで予約する形です。電話での予約は受け付けていません。
送迎バスは10時発の1台なので満席です。

佐勘_178
送迎バスの到着は、仙台駅東口。
観光・送迎バス乗降場です。

佐勘_179
東北新幹線とは反対側の東口です。

佐勘_181
仙台駅から東北新幹線で、東京への帰路につきました。

佐勘 まとめ

東北には数少ない大型高級旅館です。

スタッフ不足から、個別対応のサービスが極力少ないオペレーション体制に変わってきているようです。部屋案内を無くし、夕食は部屋食を無くしてハーフビュッフェを中心に。それはそれで楽しいです。

レストランや大浴場はしっかり更新されているし、G7大臣会合を取り回す老練スタッフの存在は名門さを感じさせます。まだまだ大型高級旅館として頑張り続けてもらいたい施設です。

★「佐勘」(東北/秋保温泉) ブログ
★「佐勘」が好きなら、この旅館もおすすめ
 「鐘山苑」(山梨/富士山温泉)
 「稲取銀水荘」(伊豆/稲取温泉)
 「堂ヶ島ニュー銀水」(伊豆/堂ヶ島温泉)
 「福一」(群馬/伊香保温泉)
 「鴨川館」(房総/鴨川温泉)
 「翔峰」(長野/美ヶ原温泉)
 「白玉の湯華鳳」(新潟/月岡温泉)
 「古窯」(東北/かみのやま温泉)
 「ホテル花水木」(東海/長島温泉)
 「賢島宝生苑」(東海/伊勢志摩)
 「加賀屋」(北陸/和倉温泉)
 「有馬グランドホテル」(関西/有馬温泉)
 「佳翠苑皆美」(中部/玉造温泉)
 「大谷山荘」(中国/長門湯本温泉)
 「指宿白水館」(九州/指宿温泉)

佐勘
料金・基本情報はこちら ▶ 佐勘


旅館・ホテルランキング

伊豆の伊東温泉、青山やまと(せいざんやまと) に行ってきました。
青山やまと_133
和モダンのはしりである中型高級旅館。安定の滞在を求めて訪問です。

青山やまと_1
東京駅から特急踊り子に乗り込み、1時間45分。

青山やまと_2
伊東駅に到着です。

青山やまと_4
伊東駅は、昔ながらの温泉街の駅です。

青山やまと_5
青山やまとの送迎は、13:30~17:30までの30分間隔で運行。
駅前では、青山やまとの旗を持ったスタッフが待ち構え。
一生懸命にバス乗り場までの道を説明され、自分で向かいます。

青山やまと_6
駅から100mほど先の観光バス駐車場に、青山やまとのマイクロバスがいました。

青山やまと_7
乗り込めば、クーラーボックスが置いてあり、どうぞご自由にご利用くださいませ とあります。

青山やまと_8
開いてみたら、冷たい布おしぼりがはいっていました。
あるのは良いけどセルフサービスかあ、と思ったら、
出発時間となったら、スタッフが乗り込んできてクーラーボックスを持って配って回りました。

送迎は、普通のマイクロバスですが、車内はピアノのBGM。
伊東駅から10分で、
青山やまと_63
青山やまとに到着です。

青山やまと_64
送迎を降りて、

青山やまと_65
玄関から、

青山やまと_66
自動ドアを入ると、百合の花の香り。
進んでいくと、

青山やまと_68
ロビー。
和風の琴のBGMです。

青山やまと_69
そのままラウンジに案内されます。

青山やまと_9
ラウンジの窓際の席へ。

青山やまと_11
ウエルカムドリンクは、冷たい柚子蜜。

青山やまと_10
ここでチェックイン手続き。
プラスチックのバインダーに挟まれた宿帳に記入します。
スタッフは、和装の仲居さんと、袴姿のスタッフ。

青山やまと_180
女性には、色浴衣のサービスがあるようです。

青山やまと_70
青山やまとは、建物が和モダンなのがいいです。
1996年築。デザインは往時の感じですが、設備に古びた感は見せていません。随時メンテナンスもしているのでしょう。

青山やまと_53
さて、早々に部屋に案内されます。

青山やまと_54
エレベーターで、

青山やまと_40
5階へ。

青山やまと_39
廊下にも和風の琴のBGM。ロビーも大浴場もエレベーターも、同じです。

青山やまと_38
廊下を進み、

青山やまと_17
本日の部屋、502。
和室スタンダードタイプ12.5畳。

青山やまと_18
踏込から、

青山やまと_19
和室。

青山やまと_20
和室の床の間。

青山やまと_21
和室のテレビ側。シンプルです。

青山やまと_22
和室を反対から。

青山やまと_14
部屋では、お茶菓子と抹茶の提供。

青山やまと_15
菓子は、青山やまとオリジナル菓子「青山」。あんこ菓子です。

青山やまと_12
食事の手続きも部屋にて。

青山やまと_13
チョイスメニューである食前酒とメイン料理、
夕食朝食の時間は、紙に書いて16時半までに部屋の前の籠に入れる形となっていました。

青山やまと_23
広縁。

青山やまと_25
窓からの景色は、手前に伊東市民病院、

青山やまと_26
遠くに市街、相模湾です。

青山やまと_24
障子に挟まれた1畳の化粧の間。着替えに利用できます。

青山やまと_27
浴衣と、

青山やまと_36
丹前。

青山やまと_28
冷蔵庫は、空でした。

青山やまと_81
水回り。洗面台は2つ。

青山やまと_31
タオルは大浴場に持参です。

青山やまと_32
内風呂。

青山やまと_33
お手洗い。

青山やまと_34
部屋の鍵は、魚の形をしたキーホルダー。

青山やまと_35
では、雪駄を履いて大浴場に向かいます。

青山やまと_41
大浴場は一つ上のフロア、6階。
エレベーターで向かいます。

青山やまと_43
6階の大浴場へ。

青山やまと_44
大浴場の入り口で履物を脱ぎます。

青山やまと_129
履物の印。伊豆の名所の名前になっています。名所の紹介にもなっていて良いと思います。

青山やまと_45
バスタオル完備。タオルは部屋から持参です。

青山やまと_49
大浴場 花の湯、露天風呂 風の湯。
大浴場は、夜間に男女入れ替え。

青山やまと_50
脱衣場。
頻繁にスタッフが入ってきて整頓されていたので、常にきれいです。

青山やまと_51
洗面台と、

青山やまと_52
化粧台。

青山やまと_78
大浴場 花の湯。

青山やまと_75
洗い場。

青山やまと_79
サウナ。

青山やまと_76
露天風呂 風の湯。

青山やまと_77
遠くに相模湾の望む景色です。

青山やまと_46
湯上がり処には、

青山やまと_47
飲む梅酢と、冷っこい水(伊東の水道山の水)が置いてありました。

青山やまと_56
青山やまとの館内には、お土産処。

青山やまと_57
ラインナップは、土産菓子と干物が中心です。

青山やまと_72
館内には、2階にアロマエステルーム煌きら。

青山やまと_128
クラブ 「カンターレ・カンターレ」。
中型高級旅館らしく、二次会場も完備です。


青山やまと_82
さて、夕食の時間となりました。夕食時間は、18:00、18:45からの選択。
青山やまとの夕食会場は、部屋食が中心でしたが、
2023年に個室食事処「大室」がオープンして、食事処が中心に変わりました。

青山やまと_121
新設のきれいな空間。
BGMは明るい琴曲。

青山やまと_83
本日の席はこちらの個室。

青山やまと_88
天井は格子状の吹き抜けになっていて、スポットライトで席が照らされます。

青山やまと_84
テーブルセット。

青山やまと_86
お品書きの表面。

青山やまと_87
お品書きの裏面。
紅富士鱒と美味鶏の説明が書いてありました。

青山やまと_116
青山やまと ドリンクメニュー1/5

青山やまと_117
青山やまと ドリンクメニュー2/5

青山やまと_118
青山やまと ドリンクメニュー3/5

青山やまと_119
青山やまと ドリンクメニュー4/5

青山やまと_120
青山やまと ドリンクメニュー5/5

青山やまと_97
飲み物は、静岡の地酒、磯自慢にしました。

青山やまと_89
お酒と一緒に、最初の料理が運ばれてきました。

青山やまと_91
食前酒 巨峰酒/吟醸酒/ジュースから、
巨峰酒をチョイス。

ほぼジュースの飲み応えです。

青山やまと_92
旬菜
 秋刀魚有馬 秋鮭けんちん焼き
 鶏松風 兎玉子 銀杏チーズ寄せ
 水菜と炙り舞茸の浸し 鉋丸十
 胡桃豆腐 蟹 セルフィーユ 山葵餡

これぞ中型高級旅館らしい、最初の一皿。
黄色い敷物は、大きなさつまいもチップスで、食べれます。

青山やまと_98
土瓶蒸し
 松茸 海老 銀杏 尼鯛 三つ葉 酢橘

青山やまと_99
松茸が少し入った土瓶蒸し。具にも箸をつけます。

青山やまと_100
造里 海鮮盛り合せ 伊豆の朝どれ魚を中心に
 天城の山葵 特製山椒醤油 山葵塩 土佐醤油

青山やまと_101
今日の魚は、真鯛、するめいか、オキサワラ、赤富士鱒、いなだ

青山やまと_102
伊豆らしく、鮫皮おろしと本わさび。丸々一本というわけにはいきませんが。

青山やまと_103
続いての器は、

青山やまと_104
煮物 秋の彩り炊き合わせ
 里芋 秋茄子オランダ煮 海老芝煮
 紅葉人参 帆立真薯 隠元

青山やまと_106
お好みの一品
 静岡するが牛すき焼き
 紅富士鱒と松茸の奉書焼き
 伊豆のジヒエ猪肉シチューのパイ包み焼き
 鮑の踊り焼き
から、鮑の踊り焼きをチョイスしました。

青山やまと_105
火にかけられて、鮑がうねうねと踊ります。

青山やまと_107
焼きあがったら、仲居さんが切り分けて提供してくれます。

青山やまと_108
酢肴 蒸し鶏胡麻酢掛け
 胡瓜 無花果 酸橘 菊花 茗荷子

青山やまと_109
続いて、鍋物。

青山やまと_110
鍋物 伊豆練味噌仕立て
 三種の茸と美味鶏の軟骨つくね

青山やまと_111
最後に、山椒をパラりと。

青山やまと_112
最後にごはんの到着。

青山やまと_113
食事 白御飯
 香の物 赤出汁
 切り干し大根

青山やまと_115
デザート
 胡桃もち きな粉 黒蜜
 杏子ゼリー
 林檎のシュークリーム
 巨峰
 林檎のコンポーネント

青山やまとの夕食は、これぞ中型高級旅館という内容。
名物は、鮑の踊り焼き。
温かいものは温かく、ちゃんとした対応です。
スタッフが、常に言葉尻にありがとうございますと言って去っていくのも好印象でした。

青山やまと_123
食後は、1階ラウンジでアイスクリームのサービスがあるということで、向かってみました。
サービスは21時まで。

青山やまと_124
小盛りのアイスクリームを1つ。

青山やまと_122
帰り際には、おひとつどうぞと、駄菓子のサービス。
うまい棒が山盛りになったザルから、一つ頂きます。
原価10円で、客としてはお得にもらえた感。満足度を上げるちょっとした工夫のサービスです。

青山やまと_125
部屋に戻れば、布団が敷かれていました。
寝巻用の浴衣も用意されていました。

早々に布団にもぐりこみます。
おやすみなさい。


翌朝。
青山やまと_130
曇り空の朝です。

青山やまと_167
まずは朝風呂へ。
大浴場は、夜間に男女入れ替え。
大浴場 月の湯、野天風呂 星の湯。

青山やまと_168
脱衣場。

青山やまと_171
内風呂。

青山やまと_169
野天風呂 星の湯。

木板には、
 ただいまは、ぬるめのお湯39℃位いです
 快い眠りと消化促進のために
という表記。

青山やまと_170
海とは反対側のため、眺望はありませんが、
楓の枝が頭上まで掛かって、視界が遮られます。
ぬるめのお湯とあいまって、リラックスできます。
岩にもたれて寝湯の気分です。

青山やまと_166
湯上がり処のドリンクは、朝は替わっていて、
天城高原牛乳、宝寿茶、冷っこい水。
牛乳は7~9時まで。なくなり次第終了の数量限定です。

青山やまと_139
朝食時間は、8時、8時半からの選択。
朝食会場は、夕食と同じく個室食事処「大室」。
席も夕食と同じです。明るいピアノBGM。

青山やまと_140
最初のセット。
干物には、先に火がかけられていました。

青山やまと_146
温かいものが到着して、全部揃いました。

青山やまと_150
炊合せ、ワタリガニのお味噌汁

温かいものは、器まであつあつで到着です。

青山やまと_153
サラダ

青山やまと_154
あじのなめろう

お茶漬けにのせてもよし。

青山やまと_155
おひたし

青山やまと_156
漬物

青山やまと_161
のり。

青山やまと_145
干物

青山やまと_159
鍋は、豆腐の卵とじ。

最後に仲居さんが鍋に卵を投入して完成です。

青山やまと_143
タンブラーの中身は、だし。

青山やまと_164
仲居さんの指示通り、お茶漬けにしていただきます。

青山やまと_162
おひつのご飯は、

青山やまと_165
全部頂きました。

青山やまと_158
お茶は、ぐりちゃ・玄米茶・まっちゃのブレンドなのだそう。

青山やまと_160
オレンジと人参のジュース、デザート

青山やまとの朝食は、ほとんど先付で、後から持ってきたのは、温かい二品のみ。
でも、加熱と保温の什器で、料理は温かく頂けました。オペレーション効率と顧客満足の両方を求めている感じのサービスです。

食事がおわれば、最後は仲居さんがエレベーターまで見送って頭を下げる丁寧さもあります。

青山やまと_178
さて、部屋に戻って帰り支度。
靴を履こうと下足箱に向かうと、靴に乾燥剤が入れてありました。

昨夜の布団敷きのときに入れたのでしょう。
手作り感のサービス。既製品なのと、わざわざ言うところが無粋ではありますが、それを含めて一生懸命さが伝わります。

青山やまと_179
青山やまとのチェックアウトは11時。
フロントで精算します。

青山やまと_173
11時10分の送迎で、伊東駅に送ってもらいました。

青山やまと_181
送迎の送りは、伊東駅のロータリーまで入ります。

青山やまと_182
伊東駅の柱には、各旅館の旗がくくりつけてあって、柱ごとに旅館の陣取りが決まっているみたいです。
駅の敷地を占拠できているって珍しいように感じました。

伊東駅から、特急踊り子で、東京への帰路につきました。

青山やまと
建物は和モダンのはしり。
サービスは、洗練というわけではないですが、スタッフ人数は十分いて、みなさん一生懸命に対応してくれます。
安定の滞在ができる中型高級旅館です。

★「青山やまと」(伊豆/伊東温泉) ブログ
★「青山やまと」が好きなら、この旅館もおすすめ
 「望水」(伊豆/北川温泉)
 「松濤館」(伊豆/三津浜)
 「季一遊」(伊豆/弓ヶ浜温泉)
 「游水亭いさごや」(東北/湯野浜温泉)
 「あゆの里」(九州/人吉温泉)

青山やまと
料金・基本情報はこちら ▶ 青山やまと


旅館・ホテルランキング

↑このページのトップヘ