いい旅館訪問記 旅館マニアによる高級旅館のおすすめブログ

東京在住の旅館マニアが、口コミ・ランキングに頼らない現地情報を紹介するブログ。 「その旅館が好きなら、この旅館もおすすめ」というリンクも紹介中。 住まいから関東の温泉宿が中心になると思います。

東京のど真ん中、大手町にある温泉旅館、星のや東京 に行ってきました。
星のや東京_87
オフィス街の高層ビル17階全部が旅館という、星野リゾートの斬新な施設です。

星のや東京_3
最寄り駅は大手町駅。東京駅からも徒歩圏内。
オフィスビルの一つのような、この建物が星のや東京です。

星のや東京_1
ビルは、江戸小紋の麻の葉崩しをモチーフにした抜き型で覆われていて、外観は黒色。
入口は、どこかと思うくらい、大通りとは反対側に小さく設けられています。

星のや東京_77
星のや東京の看板。

星のや東京_79
青森ヒバの一枚板でつくられた扉を進むと、

星のや東京_87
電子パネルを首から下げた和服姿のスタッフがお出迎え。
白檀の香の匂いと、ヒーリングBGM。
ここで靴を脱ぎ、畳敷きを素足で進みます。
壁一面の竹細工は、全部靴箱です。

星のや東京_74
正面には、季節の生け花。

星のや東京_25
客室の鍵は、玄関で渡されます。
木札のような形のタッチ式です。

星のや東京_72
自分でエレベーターに乗って部屋に進みます。
エレベーターが到着すると、ちょんちょんと拍子木が鳴ります。粋な演出です。

鍵をかざすと、その客室階のボタンだけ押せるようになっています。

星のや東京_43
10階に到着。
客室の廊下も、玄関と同じくヒーリングBGM。

星のや東京_5
星のや東京の客室は、菊、百合、桜の3タイプ。
本日の部屋はこちら、104号室。百合タイプ。

星のや東京_6
鍵は、扉にタッチ。

星のや東京_7
扉を開けて、

星のや東京_8
ソファーのあるリビング空間と、

星のや東京_9
ダブルベッドのある本間。

星のや東京_10
障子を開けた窓の景色は、オフィス街の向かいのビル。
こちらからは、向こうのオフィスの中までよく見えます。
向こうからは壁面の飾りで見えにくいのかな?

星のや東京_20
奥の液晶板は、埋め込み型のテレビ。
星のやは、テレビを置かないことで有名ですが、
ここはリゾートではなく都市型なので、テレビを用意しているとのことです。

星のや東京_21
バスルームは、ガラス張りの空間。

星のや東京_11
内風呂。

星のや東京_125
お湯をはるとこんな感じ。
お湯は温泉ではありませんが、快適な浴槽です。

星のや東京_23
洗面台とシャワーブース。

星のや東京_12
部屋のアメニティ。

星のや東京_133
星のや東京のアメニティは、LIRIOというブランドが置いてありました。

星のや東京_24
お手洗。自動で開くタイプ。

星のや東京_13
クローゼットには、着物と羽織、パジャマ。

星のや東京_14
着物は、作務衣のように結び紐付きで、帯も太く、
ちょっと奇抜な浴衣みたいな感じ。
星のや東京のレストランには、特にドレスコードはなく、着物でOK。

星のや東京_16
引き出しには便箋と、星のやのペン。

星のや東京_30
冷凍庫。
星野リゾート星野佳路社長が創業者である、よなよなエールと、
東京の地ビールTOKYO BLUES。有料です。

星のや東京_19
ミニバー。
焼酎とウォッカ、ウィスキー各種。

星のや東京_18
コーヒーはおしゃれなカップで。

星のや東京_17
急須もおしゃれな鉄器。

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しばらくして、スタッフがチェックインの手続きに来ました。

星のや東京_29
お着きの菓子は、お膝元日本橋にある榮太樓總本鋪のきんつば。

星のや東京_27
館内の案内も一緒に。

星のや東京_28
催し物の案内もされます。

星のや東京_44
星のや東京の特徴の一つが、お茶の間ラウンジ。
客室のある3階~16階それぞれに設置されており、
同フロアの6室だけの貸切空間。
家のお茶の間のように、24時間いつでも利用ができます。

星のや東京_51
この日のおつまみの用意は、各種おかきと、しるこサンド。

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各種お茶は、おしゃれなカップを選ぶことが出来ます。

星のや東京_47
紅茶、緑茶、レモンジンジャーティー、カモミールティー。

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コーヒーは、客室と同じインスタント。

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引き出しにはお箸類と、

星のや東京_122
冷蔵庫には、コーラ、ポカリスエット、りんごジュース。


星のや東京_50
冷凍庫には、チョコアイスボール。

星のや東京_52
テーブルの上には、ちょっとした遊びとして、すごろくが置いてあります。
左側にあるのは、判集め。

星のや東京_55
判集めは、スタンプラリー。

星のや東京_56星のや東京_57
神田・日本橋・人形町の名店を訪れてスタンプを集めると、フロントでお土産がもらえるとあります。
宿泊客を近隣に流し込む、地元と共にあろうという宿の姿勢、好感がもてます。

星のや東京_53
いくつかの本も用意されています。

星のや東京_54
お茶の間ラウンジには、ごろりと寝転がれる空間もあります。

お茶の間ラウンジは、
以前は、スタッフが常駐していて、時間によってさまざまなサービスが用意され、
ビールとか、チキンラーメンとかが出たと聞きましたが、
いまは常駐がなくなり、滞在中ずっと同じラインナップです。

星のや東京_89
お茶の間ラウンジにフラッと行けるよう、
部屋の扉には、オートロックをオフにできる機能がありました。


星のや東京_31
さて、続いては温泉へ。
大浴場は17階。エレベーターで向かいます。

星のや東京_33
17階大浴場、大手町温泉。
大浴場は、夜通し入浴可能です。

星のや東京_36
脱衣場。タオル・バスタオル完備。
チェックイン時間前に到着していたので、まだ誰もいません。

星のや東京_38
三菱地所が大手町で温泉を掘り当てたという新聞記事を、10年くらい前に見た記憶がありますが、
まさにその大手町温泉。
地下1500mから湧き出る温泉は、黒くてにおいのある、しょっぱいお湯。典型的な地中深くからの温泉です。

星のや東京_40
浴槽のトンネルを抜けると、露天風呂。
横の景色はありませんが、

星のや東京_41
真上が吹き抜けになっていて、雨が落ちてくる屋外空間です。

星のや東京_42
17階には、スパトリートメントもあるようです。

星のや東京_85
星のや東京の周辺を見ようと、
玄関から、サンダルを借りて少し外へ。

星のや東京_80
ヒバの一枚板の玄関ドアの外にある、
もう一つのエレベーターに乗れば、地下につながっています。

星のや東京_82
星のや東京地下1階の出口を出れば、

星のや東京_83
近隣のビルの飲食店街に直結。
このあたりで夕食を食べることも可能でしょう。
但し、土日は開いているお店が皆無なので注意。さすがオフィス街です。

星のや東京_126
地下2階は車止めでした。
普通の地下駐車場の一角に、突如現れる大きなのれんという不思議な空間です。

星のや東京_67
さて、宿に戻り、フロントのある2階ロビーへ。

星のや東京_69
オフィス街の飲食店を見下ろす空間です。

星のや東京_66
普段は、コーヒー・お茶が用意されているラウンジとして利用されるほか、

星のや東京_63
お土産ショップ空間にもなっています。

星のや東京_64
ショップには、星のやのオリジナル商品や、

星のや東京_65
お膝元、日本橋界隈の工芸品がありました。こちらは伊場仙の扇子。
ザ土産菓子は置いていません。

星のや東京_90
2階ロビーでは、17:00~19:00にSAKEラウンジのサービス。

毎日、2種類のお酒がふるまわれます。
この日は、沢乃井の春限定酒よつは、江戸開城。ともに東京都の地酒でした。

星のや東京_92
おつまみとともに。きゃらぶきの佃煮と、梅味の海苔。
いずれも東京の老舗からとのことでした。

さて、続いては夕食です。
今日の夕食は、ダイニングで洋食。
星のや東京_58
星のや東京の基本予約は、宿泊のみです。
星のや東京で夕食を食べるには、ダイニングか、インルームダイニングを別途手配する必要があります。
ダイニングは、宿泊予約完了の後に予約出来るようになりますが、人気のために取れないこともしばしばとか。
この日も、19:00は満席で、17:30で確保しました。

星のや東京_70
地下1階のダイニング。穏やかなヒーリングBGMの流れる空間です。

星のや東京_93
個室に案内されます。

星のや東京_107
スポットライトに照らされた、シックな空間。

星のや東京_94
最初のセット。

星のや東京_97
メニュー。
文字からは、どんな料理か全くわかりません。

星のや東京_96
おしぼりは、竹を模した筒で提供。

星のや東京_100
ドリンクメニューは、ここから確認。
ラインナップは、シャンパンからはじまるワイン、日本酒まで高級な品揃えです。

星のや東京_98
食前酒は、庄内の日本酒、くどき上手。
星のや東京が、庄内藩酒井家の上屋敷があった土地であり、
その縁で庄内の酒を提供しているとのことです。

星のや東京_101
最初の一品が運ばれてきました。
枯れ葉だらけでびっくり。取り除くと、料理が顔を出します。

星のや東京_102
萌 ふきのとう

ふきのとうのガクの上には、
蕗味噌と桜エビが入った揚げ物。
桜エビのうまみと、ふきの香りがひろがります。

葉っぱの上には、サモサ。
醤油麹漬けの行者ニンニクをクリームチーズで伸ばして春巻き風の皮で包んであげたもの。
さくさくした食感で美味しい。

星のや東京_103
石 五つの意思

よく写真でみる、星のや東京を代表する一品です。
日本食の5つの味覚(酸味・塩味・苦味・辛味・甘味)が表現されています。

酸味 真鯛のルーロー (真鯛としば漬けの大根巻き)
塩味 プティポワのスープ (えんどう豆の味噌)
苦味 あさりと春菊のコロッケ (中にあさりの佃煮とサフランのリゾット)
辛味 いかのメルゲーズ (中にいかの一夜干しとイカ墨入り塩辛)
甘味 桜餅 (中に鯖の甘露煮と、鯖のぬか漬け)

下の石を手に取って食べるのですが、
冷たい料理の石は冷やされ、温かい料理の石は手に取るのがあついくらい熱されています。

塩味は、固形でありながら口に入れるスープでおもしろい。
苦味は、リゾットコロッケで満足感あり。

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続いて、ナイフとフォークが用意されます。

星のや東京_105
尽 鰹

カツオづくしの一皿。
藁焼きしたカツオを、ごま油と醤油で味付け。
ニラソースと、たまり漬けマスタードと酒盗が乗せてあります。

刺身にナイフとフォーク?と思いましたが、それが必要なくらい分厚い鰹。
上のピリ辛ソースがなんとも酒をすすませます。

四角いのは、カツオの血合いを使った、ブーダンノワール。
血合いなので、珍味系です。

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ガラスの蓋をかぶされた品が出てきました。

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薫 蛍烏賊

蓋を開けると、ふわっと燻製の煙と香りが広がります。

桜チップで燻製にした、羊の乳を使用したペコリーノチーズのフランに、
新玉ねぎのスープと、燻製にしたホタルイカ。

アツアツとろとろ、ねっとりクリーミー。

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続いて、コンロで運ばれてきたのが、

星のや東京_113
結 牛

西京味噌漬けにした牡蠣を牛フィレ肉で巻き、コンソメスープで煮込んだポシェ。
野菜は、セリ、こごみ、菜の花、トレビス。

肉の下にゴロっとした牡蠣が隠れています。

星のや東京_114
お釜が運ばれてきました。

星のや東京_115
蓋を開ければ、湯気がぶわっと立ち上がります。

星のや東京_116
タケノコご飯。コンソメスープを入れて、雑炊仕立てで提供されます。
ティムトペッパーというネパールのスパイスをかけて。

クセのある独特の香り。でも食べると美味しいです。

星のや東京_117
実 さくらんぼ

お口直しの一品。
さくらんぼは佐藤錦。上は生で、中はコンポート。
サクランボのムースと、台湾のウーロン茶である四季春茶のジュレ。
飴細工の蓋は、中に割り入れて食べます。

星のや東京_118
続いて、ナイフと、木のスプーンが来ました。

星のや東京_119
芳 文旦

ほぐした文旦の果肉、文旦の果汁を使ったクリーム、
数種類の濃厚なチーズを使ったアイスクリームを、タルト生地にのせたデザートです。

文旦のほのかな苦味を感じる大人向けのデザートでした。

星のや東京_121
最後に、抹茶。
お茶菓子の蓋を開けると、

星のや東京_120
よもぎのマカロン。
ドライアイスで、もくもくの演出でした。

星のや東京の夕食は、目に鮮やか。
他ではないような創作感の強い料理でした。

ちなみに、インルームダイニングの場合の食事も紹介。
星のや東京_61
夕食時間のみの「星のや東京御膳」から、

星のや東京_60
日中から夕食時間まで注文できる「星のや東京カレー」や、

星のや東京_62
夜食時間だけ注文できる「牛しぐれ煮丼」など。
比較的しっかりした食べ物が、インルームダイニングでも用意されています。

星のや東京_130
夕食後のお楽しみは、伝統文化を愉しむ夕べ。
2階ロビーで、21時から20分間。
この日は、雅楽でした。

星のや東京_129
席には、日本酒沢乃井よつは が配られ、雅やかな興でありました。

星のや東京_123
夜も、お茶の間ラウンジでまったり。

星のや東京_124
用意されているものは、夜も同じラインナップでした。

星のや東京_131
さて、部屋に戻りベッドにもぐり込みます。

星のや東京_132
おやすみなさい。



星のや東京_134
翌朝。
晴れたオフィス街の朝です。

星のや東京_59
星のや東京の朝食は、
ルームサービスの和朝食・洋朝食を注文することができます。
ダイニングでの朝食はありません。
前日までの注文で、洋朝食を頼んでおきました。

星のや東京_137
8時になると、呼び鈴の音。
スタッフが入ってきて、ソファー横の2つの小さなテーブルが、

星のや東京_138
組み替えられ、食卓に。
食事の木箱が置かれます。

星のや東京_140
目の前で木箱のお重をひらかれて、朝食が揃いました。

星のや東京_143
メインはオムレツ。

星のや東京_142
4種のパンは、バターとジャムとともに。

星のや東京_141
オレンジジュース。ポットは紅茶です。
雰囲気は、シティホテルのルームサービス、って感じです。

星のや東京_144
また、星のや東京の朝は、軽い朝食として、無料のおにぎりの用意があります。
有料朝食を注文しても、おにぎりもお願いすることができます。
風呂敷に包まれて届きます。

星のや東京_145
風呂敷の中は、木箱。
具材は、日本橋の老舗のものと説明があります。

星のや東京_146
木箱を開ければ、おにぎりが二つ。
おにぎりの具は、海苔の佃煮と、おかか。
つける焼き海苔も、日本橋の山本海苔店。

星のや東京_136
出発までゆっくりするため、2階フロントで事前精算しました。
鍵を戻しに、もう一度2階に寄るのかと思いきや、
鍵の返却は1階の玄関スタッフで良いとのこと。

星のや東京_147
出発時間までゆっくりして、星のや東京を後にしました。

星のや東京
施設は機能的で快適。食事もおしゃれ。
温泉であっても、ビルに囲まれた東京では、なかなかリフレッシュ感は難しいですが、
東京を訪れた外国人には、温泉旅館体験のできる良い施設と思います。
コロナ前は、宿泊客の8割が外国人であったそうです。

★星のや東京(東京/大手町温泉) ブログ
★星のや東京が好きなら、この旅館もおすすめ
 「竹泉荘 CHIKUSENSO ONSEN」(東北/遠刈田温泉)
 「明神館」(信州/扉温泉)
 「べにや無何有」(北陸/山代温泉)

星のや東京
料金・基本情報はこちら ▶ 星のや東京


旅館・ホテルランキング

箱根小涌園 天悠 に行ってきました。
箱根小涌園天悠_122
ホテル椿山荘東京の藤田観光が経営する、全室露天風呂付客室である150室の大きな旅館です。

箱根小涌園天悠_1
東京からは、小田原駅から路線バスで35分、箱根湯本駅から20分。
箱根小涌園は、小涌谷駅から歩くには遠く、送迎シャトルバスが出ているのは強羅駅です。
そのため、路線バスで向かった方が早いです。

箱根小涌園天悠_4
天悠バス停に到着です。

箱根小涌園天悠_5
道路沿いの天悠の看板がお出迎え。

箱根小涌園天悠_57
シティホテルのようなドアマンに迎えられ、

箱根小涌園天悠_124
エントランスを入ります。

箱根小涌園天悠_58
ロビーのフロントで、チェックイン。
スーツ姿のスタッフも、シティホテル式のしっかりとした対応です。さすが藤田観光。
チェックインの15時より早めの到着でしたが、そのまま部屋に案内してくれました。

箱根小涌園天悠_61
部屋への案内役は、数人だけいる着物の仲居姿のスタッフ。
エレベーターに乗り、フロントのある5階から、

箱根小涌園天悠_6
7階へ。

箱根小涌園天悠_30
館内の案内板は、箱根寄木細工。

箱根小涌園天悠_7
廊下は、完全に最近のシティホテルです。

箱根小涌園天悠_8
本日の部屋、707。
温泉露天風呂付客室。

箱根小涌園天悠_9
踏込から、

箱根小涌園天悠_10
本間。
ベッドのある畳敷きの空間です。

箱根小涌園天悠_11
本間を反対から。

箱根小涌園天悠_69
照明は少なめ。ホテルの客室風です。

箱根小涌園天悠_68
露天風呂のあるバルコニーからの景色は外輪山側。
天悠の正面玄関に面していますが、
部屋滞在の目線の高さからは、ほとんど目に入らず、気になりません。

箱根小涌園天悠_64
部屋の温泉は、チェックイン時は空っぽ。

箱根小涌園天悠_63
湯はりボタンを押して温泉を出します。

箱根小涌園天悠_65
部屋の温泉露天風呂がととのいました。

箱根小涌園天悠_66
外からの目線が気になる女性向けに、ブラインドも用意されていました。

箱根小涌園天悠_15
部屋の菓子は、天悠オリジナルの 天のはる菓。
白あん入りの菓子。「博多通りもん」みたいな感じです。

箱根小涌園天悠_14
ミネラルウォーターの用意があり、冷蔵庫は空でした。

箱根小涌園天悠_16
コーヒー、お茶はパックで用意されています。

箱根小涌園天悠_18
浴衣と作務衣が、それぞれ全サイズおいてあり、館内はどちらでもOK。

箱根小涌園天悠_20
丹前もあります。

箱根小涌園天悠_19
部屋にアレクサがあり、音楽を流したりと、便利でした。

箱根小涌園天悠_21
水回り。

箱根小涌園天悠_23
アメニティは天悠のロゴ入り。

箱根小涌園天悠_24
ポンプ式のアメニティは、DHC。

箱根小涌園天悠_22
シャワーブース。

箱根小涌園天悠_25
タオル持ち運び用の籐の籠。
大浴場にもタオルバスタオルは完備です。

箱根小涌園天悠_26
お手洗い。

箱根小涌園天悠_27
それでは、鍵を手に取り、

箱根小涌園天悠_29
大浴場に向かいます。

箱根小涌園天悠_32
大浴場は、偶数日、奇数日で男女入れ替えとなっており、
今日は、浮雲の湯。

箱根小涌園天悠_33
天悠のシンボル、インフィニティ露天風呂 は、この浮雲の湯です。
チェックイン時間前でしたので、誰も居ませんでした。

箱根小涌園天悠_34
湯船につかれば、水面の延長線上が外輪山になります。

箱根小涌園天悠_35
大浴場は、もちろんタオルバスタオル完備です。

箱根小涌園天悠_48
箱根天悠の宿泊者は、箱根小涌園 元湯 森の湯も無料で利用ができます。
天悠1階から連絡通路を通り、

箱根小涌園天悠_50
途中、ユネッサンの横を通りますが、ユネッサンは無料利用に含まれていません。
水着持ってきてないですし。

箱根小涌園天悠_51
箱根小涌園 元湯 森の湯。
フロントで、天悠のルームキーを見せれば、タオルバスタオルを貸してくれます。
広い日帰り温泉施設です。
天悠は、部屋の露天風呂と、大きい大浴場がありますので、
わざわざ騒がしいこちらに来なくてもいいかなと思いました。

箱根小涌園天悠_44
天悠に戻り、1階に庭園を発見。

箱根小涌園天悠_46
渓谷側に新しく造成された散策路。

箱根小涌園天悠_47
一番奥には、新設した小さな社、箱根温泉神社がありました。

箱根小涌園天悠_40
1階にはバーラウンジ。

箱根小涌園天悠_41
日中は、ワーケーション用のスペースとして開放されていました。

箱根小涌園天悠_36
5階のフロントロビーでは、ハーブティーのサービス。
赤青黄と、濃い色をしていますが、味は穏やかなハーブの香り。

箱根小涌園天悠_38
もう一つのサービスが、有平糖。
仲居姿のスタッフが、シャリシャリして美味しいですよーと勧めてきたので、一つ口に放り込みます。確かにしやりしゃり。小田原レモン味が美味しかったです。

箱根小涌園天悠_59
売店は、小さめのお土産が中心。

箱根小涌園天悠_60
先ほどの有平糖も売っていました。

箱根小涌園天悠_62
ロビーには、天悠ロゴマークのオブジェのフォトスポットも。


今日の夕食は17時から。夕食は、今は二部制になっているようです。
箱根小涌園天悠_70
食事会場は、5階 ダイニングはこね。
ホテルマンのような受付に、部屋番号を伝えて中へ。

箱根小涌園天悠_71
仲居姿の女性スタッフの先導で席へ。

さすが、ホテル椿山荘東京の藤田観光。しっかりしてるわ。
と思ったら、ドリンクの注文から、たどたどしいおじさんと外国人実習生に交代。
ドアマンや受付や案内役など、客との最初の接点に、しっかりとしたスタッフを配置する。そうでない人材もいる。企業だなあと感じました。

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本日の席はこちら。

箱根小涌園天悠_73
最初のセット。

箱根小涌園天悠_75
お品書き。

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飲み物は、アサヒビールの生ではじめます。
地元産だねと思いましたが、足柄にあるアサヒビール神奈川工場は来年2023年で閉鎖らしいです。

箱根小涌園天悠_79
釜炊きに火が入れられるとともに、
前菜が到着。

箱根小涌園天悠_80
前菜
 伊豆産鹿ソーセージと鶏肉と近江八幡蒟蒻のトマト煮
 うすい豆ムース かりかり梅
 分葱の粒マスタード鉄砲和え
 蓬豆腐 クコの実 和だしと生クリームの餡掛け
 鰆の菜種焼

和食ながら、最初に箸をつける料理が、トマトソース。イタリアンのような印象から始まり、不思議な感覚です。

箱根小涌園天悠_82
続いての御造りは、箱根の朝もやをイメージした演出で、ドライアイスでもくもく。

箱根小涌園天悠_85
御造り
 海の幸 香草鯛松皮造り 勘八金柑挟み 鮪湯葉巻き
 山の幸 神奈川県産自然薯 うるい 花びら大根
     ラディッシュ 黄人参 山葵 紅蓼

鮪は、湯葉巻き。初めての品でしたが、舌触りなめらかで鮪がより美味しくなるような気がしました。

箱根小涌園天悠_87
次のお酒は、神奈川の地酒、松みどり。

箱根小涌園天悠_86
鍋にも火がかけられ、

箱根小涌園天悠_88
ブイヤベースの出来上がり。

箱根小涌園天悠_89
魚料理
天悠特製ブイヤベース
 蛤 筍 白身魚 大平台産生麩
 蛸 スナップエンドウ エリンギ茸
 静岡県産青海苔のソース

生麩は、もっちりとした強い歯ごたえ。

箱根小涌園天悠_91
続いては肉料理。

箱根小涌園天悠_92
肉料理
国産牛ロースステーキ
 山椒フォンドヴォーソース
 新玉ねぎの胡麻味噌田楽
 アスパラガス 木耳 ローストトマト

箱根小涌園天悠_90
食事のはじめに火がつけられた、お釜のご飯も、
炊き上がりました。

箱根小涌園天悠_93
御食事 静岡県産釜揚げしらすと浅利の釜炊き御飯 蕗の薹味噌 香の物
止め椀 赤出汁

甘味 本日の果物盛り合わせ 
メロン、レッドグローブ(ぶどう)、日向夏でした。

天悠の食事は、ばーっと一気に作って、ばーっと運んでいる、
高級シティホテルの宴会場の料理のような印象です。
それでも目の前のダイニングで作っているので、温かい料理。
品数は多くありませんが、良い印象の夕食でした。

箱根小涌園天悠_94
部屋に戻れば、自分で窓のブラインドを下ろします。
布団敷きもないので、スタッフの入室はありません。

箱根小涌園天悠_98
部屋の露天風呂で、もう一風呂。

箱根小涌園天悠_95
夜の過ごし方は特にありませんので、そのままベッドにもぐりこみました。

箱根小涌園天悠_96
おやすみなさい。


箱根小涌園天悠_99
翌朝。
外輪山側の部屋は、日の出が見れます。

箱根小涌園天悠_100
朝風呂は大浴場へ。
夜間に男女入れ替えとなり、翌日は車沢の湯。
渓谷側のため、眺望はありませんが、庭園の滝に面した露天風呂がありました。

箱根小涌園天悠_101
7時には、朝食に向かいます。
会場は夕食と同じく ダイニングはこね で、ブッフェです。時間は7:00~9:30のなかで自由。

箱根小涌園天悠_102
広いダイニングに、たくさんの種類の料理が並んでいます。

箱根小涌園天悠_106
オムレツは、注文を受けて目の前で作ってくれます。

箱根小涌園天悠_105
フレンチトーストも目の前で。

箱根小涌園天悠_104
小田原産の鯵の開き、静岡県産黒はんぺんといった、地元周辺の名物も。蟹までありました。

箱根小涌園天悠_103
静岡県産 鹿の味噌煮込み、静岡県産 地養鳥の照り焼き といった夕食にで出そうなしっかりとしたものも。

箱根小涌園天悠_107
パンも数種類。
これ、ホテルのパンでした。ホテルのパンって、どうしてああも美味しいんでしょう。

箱根小涌園天悠_108
こちらは、おこのみ山海丼。
どんぶりご飯の上に、自分で海の幸、山の幸をのせていきます。

箱根小涌園天悠_111
ブッフェを全種類の料理を取った結果がこちら。
60種類くらいあり、もりもりとなりました。
これほど種類が豊富な朝食ブッフェを出す旅館は、珍しいです。

箱根小涌園天悠_112
ライブキッチンのオムレツ、フレンチトーストを始めとした洋食。

箱根小涌園天悠_113
おこのみ山海丼に、地元の名物がたくさんの和食。

箱根小涌園天悠_114
パン、デザート、シリアルとドリンク。
パンには、イチゴやブルーベリーのほか、ニューサマーオレンジ、梅、みかん、きなこなど珍しいジャムをあわせて。

どの料理もおいしく、はち切れんばかりの満腹になる朝食でした。

箱根小涌園天悠_118
ちなみに、食事を終えた8時くらいになると、
ブッフェラインはこの混雑。
早めの時間に来ることが良いですね。

滞在は、11時ギリギリまでゆっくりしてからチェックアウト。
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チェックアウトは、自動精算機でした。これはまるでビジネスホテル。
しかし、個人客向け150室の旅館ですから、全室フロント対応だとめちゃくちゃ待つのでしょうね。待つよりは良し。

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帰り際には、エントランス横のフォトスポットでパシャリ。

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帰りは、天悠の定時送迎シャトルバスで強羅駅へ。

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シャトルバスは小涌園の各施設を経由して、10分ほどで強羅駅に到着。

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強羅駅から箱根登山鉄道で東京への帰路につきました。

箱根小涌園 天悠
藤田観光のシティホテルを、温泉にもってきた感じ。
設備、サービス、食事ともに、新しいホテル同様の快適さがあります。スタッフもつかず離れず。
一方、企業として一定の基準を確実に担保するものの、効率化によって、旅館独特のおもてなし感は薄まっています。
客層は、年配夫婦に加えて、若い夫婦も多かったです。
温泉旅館というカテゴリのステレオタイプではないですが、これからの世代には、こういう形の宿が、支持されていくのかもしれません。

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箱根小涌園 天悠
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