いい旅館訪問記 旅館マニアによる高級旅館のおすすめブログ

東京在住の旅館マニアが、口コミ・ランキングに頼らない現地情報を紹介するブログ。 「その旅館が好きなら、この旅館もおすすめ」というリンクも紹介中。 住まいから関東が中心になると思います。

2015年07月

世界遺産「韮山反射炉」に沸く伊豆長岡温泉の正平荘に行ってきました。
正平荘_4081

新幹線三島駅から、伊豆箱根鉄道に乗り換えて20分。伊豆長岡駅からタクシー1メーターで到着です。

正平荘_4082
住宅の並びの中に立地します。宅地開発で飲み込まれてしまったのでしょうね、甲府湯村の常磐ホテルのように。

正平荘_4083
入ると正面には日本庭園。ほのかに和旅館らしい香のかおりがします。

正平荘_4057
はじめに、ロビー横のカウンターでお茶と茶菓子を頂きます。

正平荘_4056
雰囲気のいい空間なのですが、宿帳がバインダーに安いボールペンって。。。
スタッフの方の名札も、クリップ型の柔らかいネームホルダー。。。宴会旅館じゃないんだから。

正平荘_4060
温泉の入り方の説明書も提供されます。その名も「温泉ビューティー入浴法」。

正平荘_4079
庭沿いの廊下を通り、

正平荘_4078
階段を上がって、

正平荘_4061
本日のお部屋は、「201 耕雲」。
和洋の特別室です。

正平荘_4063
和室部分

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ひろびろ空間。テンションが上がります。

正平荘_4065
バルコニーもついています。右のものは観月台というべきものでしょうか。

正平荘_4070
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水回りはこんな感じ。

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扉で隠れていますが、流し台もあります。

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では、浴衣に着替えて、大浴場へ。

正平荘_4086
1日目は、不二紅梅の湯。男女入れ替わりのようです。

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タオル・バスタオルも常備。

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懐かしい感じの脱衣所。

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檜の内風呂。アルカリ泉のためか、とっても滑ります。

正平荘_4090
露天風呂。住宅街の中なので、ビュー無しです。

正平荘_4085
お風呂上りには、「温泉で淹れた冷たい静岡茶」。
アルカリ泉なので、酸性の不健康な体にいいのではと勝手に期待してがぶ飲み。

正平荘_4080
お庭を見ながら、夕涼み。
蚊だけが天敵ですが、そこは蚊取り線香が置いてあります。
建物とお庭、夏らしくジーーと蝉の声、そして蚊取り線香。
なんだか田舎の実家に来たような気持ちになります。

正平荘_4094

部屋に戻り、館内図を眺めながら。
庭園を中心に、増築を繰り返したことがわかります。

正平荘_4095
「真にくつろげる宿」がコンセプトとのこと。
「お部屋への立ち入りは最小限」。だから、お茶もロビー横で出すんですね。
チェックアウトは、12時まで。

次は、夕食。「京風料亭旅館」と名前に冠するのですから、期待値も高いです。

正平荘_4121
料亭「閑雲嶺」へ。

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暗めの空間に、客毎に仕切りがされています。ちょっと居酒屋チックですね。
もともと宴会場であったスペースを、部屋出し食から切り替える際に食事処にしたとのこと。
いまでも団体であれば、仕切りを外して宴会場になるのです。

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呼び出しスイッチ。居酒屋じゃないんだから。

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本日の席はこちら。

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暗い中に、テーブルだけスポットライトが当たっています。
この空間で、食事に集中させるためなのでしょう。演出が考えられています。
ちなみに、BGMはジャズ。

さて、食事はと
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正平荘_4100
お品書き

前菜から期待感が高まります。
正平荘_4101
前菜
鰤炙り寿司 紅心大根酢取り 鯛福沙雲丹揚げ 螺貝含め煮
海老黄身酢掛け 明日葉の白和え 子持ち昆布珈琲煮豆松葉刺 ほうづき麩

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飲み物は、静岡名物の「静岡みかんサイダー」で。甘いです。

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吸物
焼鱧真薯 楓冬瓜 つる菜 梅肉 柚子 蓴菜

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造り
鮪 白身魚 紋甲烏賊 炙り車海老 妻種々
刺身はみずみずしく、鮪はトロトロ。
海老は炙りかつしっぽを外してあり、烏賊も少しあぶられています。
造りであっても、必ずひと手間が入っている、職人技です。

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煮物
金目鯛湯葉巻き煮付け 隠元 牛蒡 針葱 木の芽
こちらも、伊豆に来れば金目の煮付けは定番ですが、湯葉巻きで格が上がっています。

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焼物
鮎塩焼き 蕪あちゃら 丸十レモン煮
やっぱり頭からがぶりと。私にははらわたは苦いです。

正平荘_4107

珍しい形の器です。次は何かな。

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蒸し物
蛤 アボガド トマト茶碗蒸し
茶碗蒸しと食べ進めると、トマトの汁が口の中で広がる、新しい味です。

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中皿
和牛幽庵焼き 林檎ソース トマト ブロッコリー 南京
肉をリンゴの酵素で。さらっと食べられます。

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香の物 京都【大こう】よりお取り寄せ漬物の盛り合わせ
赤出汁 冬瓜 滑子、生麩、辛子
飯    富山県産コシヒカリ 新生姜味噌添え

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水物 季節のデザート
とうもろこしのプリン、スイカのシャーベット、かぼちゃのチーズケーキ
それぞれ目印に、
ポップコーン、スイカ玉、かぼちゃのチップが乗っています。
見た目も、野菜のデザートという点でも面白い逸品です。
デザートが、ありきたりでないものが出ると、うれしいですね。

正平荘_4112
食後に紅茶がでました。

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トラディショナルな和食でありながら、
必ず一品ごとに、ひと工夫がある、いい夕食でした。

正平荘_4118
夜の庭園はライトアップです。
一休みしたのち、おやすみなさい。


翌朝。まずは朝食の前に大浴場へ。

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2日目は男女入れ替わり不二白梅の湯。

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昨日と比べて、一回り小さいです。

正平荘_4124
露天風呂は石造り。

朝食は同じ場所です。
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仕切られた席に入ります。

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最初に、小さいグラスに、
りんご、グレープフルーツ、人参の4種のジュース。
おしゃれです。

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朝食は竹かごを中心にした、
トラディショナルな和食です。
デザートが、前夜の期待値からするとさみしいことと、
全体的に、御飯のおともくらいのものが並び、メインが無いような感です。
それでも、おなか一杯に頂きました。

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食後は、「小さな美術館」というラウンジ風の空間でゆっくり。

正平荘_4130
各種雑誌も置いてあります。

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コーヒーメーカーがあり、カップ加温機まであるこだわり様でした。

食後は、再度部屋でゆっくりした後、12時にフロントでチェックアウト。
正平荘_4125


最後に、旅館マニアとして、館内を見させて頂きました。


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本館の廊下。本当に田舎の実家のような雰囲気です。

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白鵬亭の14ほうおう。一般室。

正平荘_4133
新館の特別室とは佇まいが違いますね。
本当に田舎の実家のような雰囲気です。

こちらは新館。 瑞雲。庭園露天風呂付貴賓室。
正平荘_4140
広々とした部屋の先に、ガラス張りの露天風呂が。

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丸見えです。
もちろんブラインドはあるとのことです。

正平荘_4143
会議室。立派です。重役会議でもできます。


帰り道は、韮山反射炉から三嶋大社を立ち寄りました。

伊豆長岡駅から、土日限定の無料バスで10分程度。
正平荘_4264
韮山反射炉。写真で見えている範囲だけの施設です。
ここが世界遺産になろうとは、だれが予想できていたでしょうか。

正平荘_4265
隣の土産店 蔵屋鳴沢もリニューアル。
観光バスとともに、人がいっぱいです。

タクシーで伊豆長岡駅に戻り、伊豆箱根鉄道で三島方面へ。
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昼食は、「うなぎ すみの坊 本町店」で。昔は「本町うなよし」という名前だったと思いますが改名したようです。

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三島名物 うな丼。肝吸い付。

食後は雨の中を歩いて、三嶋大社へ。
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旧官幣大社です。(名門!)

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宝物館。
この後、土砂降りに合ったため、避難でムダに長時間滞在しました。

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三島大社本殿。

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三島大社の通りの前に、
「大社の杜」という小さな商業施設ができていました。

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その中の一つ、PoRmoFujiというアイス屋さんへ。
パルム・MOWで知られる「富士乳業」の直営店なんだそう。

正平荘_4275
パルムのトッピング付に、サービスで付いてきたMOW。
雨の中でしたが、冷たくて美味でした。


伊豆長岡温泉という住宅街に呑み込まれている立地から、
景色や、街の雰囲気に優位性があるわけではありません。

また、大型旅館でないため、
旅館内にアトラクションを構築することもできません。

であるからこそ、料理を突き詰めて、第一線のものを提供しているのだと思います。
トラディショナルな旅館らしい和食、かつ工夫された料理を食べれる、良い宿です。

また、田舎の実家と書いた建物もそうですが、
サービスからも、家庭的な雰囲気を感じます。
スタッフでお顔を拝見したのは3人だけですが、
12室の小さな宿だからか、目が行き届いて、声をかけられます。
また、曇天に外を散策しようとしたら、念のためと傘を渡してくれます。

是非、その細やかなお気遣いで、細かい備品等にもこだわってもらいたいですね。

懐かしい感じで肩肘張らず、ただゆったりとしたい。
そんな時におすすめの宿です。
なお、宿泊する際は、部屋は「新館」にしましょう。印象がずいぶんちがいます。

★「正平荘」(伊豆/伊豆長岡温泉) ブログ
★「正平荘」が好きなら、この旅館もおすすめ
 「清流荘」(伊豆/蓮台寺温泉)
 「仙郷楼」(箱根/仙石原温泉)
 「おとぎの宿米屋」(東北/須賀川温泉)


旅館・ホテルランキング

箱根の応援旅行第2弾。仙石原の仙郷楼に行ってきました。
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新宿から高速バスで120分(乗車率40%くらいでした)。その名も「仙郷楼前」での下車です。

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林を抜けると

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老舗旅館ですが、外観はリニューアルで高原リゾート風が入っています。

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番台の名残でしょうか。看板が伝統を感じさせますね。
サービスも、老舗ならではの気高さを感じます。

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ロビーでチェックイン。最近の洋風な作りです。

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絵画のある廊下を進み(この感じがクラシカルですね。)

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エレベーター

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5階の廊下。宿泊の東館は、打って変わって、クラシックホテルのような感じ。

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今日のお部屋は511。

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和室10畳。

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小さな滝と池、木々に囲まれています。
かなかなかなとヒグラシの声。

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水回りはこんな感じ。アメニティは一般的なものです。

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お茶とお菓子をいただき。

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テーブルの上にあるマップに目が行きます。敷地内に散策路があるんですね。

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浴衣に着替えて外へ。

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玄関で、下駄に履き替えて、カラコロと。

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いざ、散策路へ。

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最初は穏やかな道。

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金時山の方面の眺めです。

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進むと、だんだんと山道になります。
10分以上の路で、この時点で汗が吹き出ています。

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宿に戻り、そのまま温泉へ。

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露天風呂「はぐれ雲」。 タオル・バスタオルは部屋から持参。

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脱衣所が屋外で、すのこ・藤籠。山奥の野天風呂に来たようなおもむき。

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お湯は、灰色の濁り湯です。成分が、本当の灰のように沈殿しています。

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鉄分が多いのでしょうね。お湯の中の石部分には、茶褐色になっています。
なめてみると、やはり血の味です。

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お風呂上りは、ロビー横のライブラリーでひと息。

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暖炉もあります。冬はよさそうですね。



さて、夕食です。

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御食事処。この辺りはリニューアルされていて現代風です。

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中に入りご案内頂きます。

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木を基調とした、明るい空間です。

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庭と小さな滝に面したお席です。

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品のある食事のたたずまい。先付けから感動があります。

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お品書き

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先付け
胡麻豆腐、じゅん菜、海老、抹茶出汁

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前菜
ほおずきサーモン寿司 紫陽花シュウマイ、重ね湯葉、蒸し雲丹、黄身醤油焼き、
アスパラ豆腐、マイクロトマト、平目煮凍り、はじき豆

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飲み物は、地元のものとして「片浦レモンサイダー」。甘くて、1本で充分かな。

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お椀
鱧、冬瓜、桂椎茸、梅肉

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造り
写真ではわかりつらいですが、一切れが、通常の半分大くらいで小さく切られています。

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煮物
石川小芋、煮穴子
 白だつ、小茄子、モロッコいんげん

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焼物
いさき香草焼き
 バジル、セージ、赤パプリカ、馬鈴薯、イタリアンパセリ
いさきは、衣はカラッと、身ははらりとほぐれて絶品です。

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中皿
和牛ロースステーキ
 法蓮草ソテー、エリンギ、人参、グリーンアスパラ、和風だれ、柚子胡椒
こちらも、つつましい量のステーキです

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揚物
稚鮎、車海老、薄衣揚げ
 馬鈴薯岩、手長海老、鮎蓼、抹茶塩
3次元の料理がきました。海の風景を表しているとのこと。
串が刺さっている土台は、ジャガイモに青のり。もそもそ食べました。

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変り鉢
北海蛸、松笠烏賊、ずわいがに三昧(梅肉、酢味噌、黄身酢)
蛇腹胡瓜、酢取り茗荷、セロリ西京漬け

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留め椀 赤出し
御飯 香の物
旅館の赤出し味噌汁が大好きで、

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お櫃でおかわりも頂き

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水菓子
マスクメロンとムースケーキ
デザートは意外に普通でした

夕食は、魚に肉に揚げ物に、とバラエティに富みながら、それぞれは小さく調理されていました。
「少量を多種」の方針なのだと思います。
ターゲット層は、年配中心なのでしょうね。
食事のレベルは相当高いです。

食後に、もうひと風呂。
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大浴場「湯天の蔵」

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普通の脱衣所。

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お湯は、露天風呂と比べると、濁りがうすいように感じました。

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風呂上りは、お水を飲みながら、足つぼマシーン。

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部屋に戻り、浴衣を着替えて、就寝。


翌朝。

朝食。夕食と同じ御食事処です。
仙郷楼_3923
朝はサラダとリンゴジュースから。

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おかゆと豆腐ですべて揃い(サラダは食べてしまいました)

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さらに、御飯とフルーツ。
夕食も朝食も、伝統的な和食でとっても食事が美味しいのですが、デザートだけ普通です。」


最後に、旅館マニアとして、館内を見させて頂きました。

本館のお部屋
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東館と比較して、だいぶ新しく感じます。

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お部屋

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水回り

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露天風呂付きの部屋もあります。

次は西館
仙郷楼_3944
渡り廊下を抜けた先にあります

仙郷楼_3943
東館と比べても、より昔の建物の感があります。
それこそ、文豪が逗留していそうな。

仙郷楼_3940
露天風呂付の部屋もあります。
独立した庭あり、建物の別という意味では、隠れ家的に利用できるかもしれませんね。

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宴会場
川奈ホテルなどといったクラシカルなホテルにある宴会場に近いですね。

仙郷楼_3928
その横の会議室です。

二次会用のラウンジ。
仙郷楼_3945
ムーディー感が漂います。

別棟に陶芸教室もあります。
仙郷楼_3939
宿泊者以外も利用できるとのこと。
陶芸は箱根だと、ここか、強羅公園クラフトハウスくらいでしょうか。

別邸奥の樹々
仙郷楼_3950
仙郷楼の正面横に、別の入り口があります。

仙郷楼_3948
フロントもなく、チェックインはお部屋で、とのこと。

仙郷楼_3949
仙郷楼とは、別ものとして運用されています。
全露天風呂付きで部屋食。
有名人がお忍びで来そうな感じですね。


帰りは、バスで強羅駅に出て。

仙郷楼_3983
ロープウェイが噴火警戒レベル3により運休中のため、代行バスが走っています。
しかし、1時間に1本では、だれが利用するのでしょうね。

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駅前のお茶屋さんで、箱根名物「雲助だんご」と頂き。

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箱根登山鉄道に。懐かしい電車が来ました。

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車内の混雑状況はこんな感じ。噴火がなければ満員なのでしょうか。

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沿線にはあじさいも咲いています。

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信号所でスイッチバックしながら箱根湯本へ。

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箱根湯本で降りて、有名な、そばの「はつ花」へ。しかし、本店は大混雑。

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そこで、少し離れた「はつ花 新館」へ。

仙郷楼_3995
ざるそばをつるつると頂きました。


仙郷楼、名門旅館として聞いておりましたが、
建物は、メインの東館(20室)や大浴場など、基本敵には古いです。
片や、ロビー周りや御食事処、本館(10室)はリニューアルされており、
宿泊部屋は、館により、感じ方の差は大きいと思います。

アメニティも普通、大浴場にはタオル・バスタオル持参。
サービスも老舗らしい気高さがあります(お部屋係も慣れている感が強い)、
私は好きですが、旅館の作法を知らない人には、古いサービスと感じるかもしれないという意味で、客を選ぶかもしれません。

強みは、食事の質と、温泉の成分の良さ。
であるから、御食事処にはリニューアル投資し、
大浴場は鉄分多い湯であるため、施設を腐食するため投資しないのではないでしょうか。

とにもかくにも、食事のレベルは相当高いです。
年配の方には、とてもお勧めの宿です。

★「仙郷楼」(箱根/仙石原温泉) ブログ
★「仙郷楼」が好きなら、この旅館もおすすめ
 「清流荘」(伊豆/蓮台寺温泉)


旅館・ホテルランキング

箱根芦ノ湖の高級旅館 和心亭豊月 へ行ってきました。
和心亭豊月_3765
今年のGWから箱根山の噴火のニュースがあり、また噴火警戒レベルが3に引き上げられた直後でしたので、箱根の現地情報を得ることを言い訳に、ずっと行きたかった旅館への訪問です。

ロマンスカーで箱根湯本駅まで行き、伊豆箱根バスに乗り換え約30分で元箱根へ。
噴火の影響なのか、バスの乗客は少なく4人でした。

和心亭豊月_3767
バス停から電話をして、和心亭豊月の送迎に来て頂きました。

和心亭豊月_3718
玄関では番頭さんが迎えてくれました。
羽織の番頭さんがいる旅館って、好きです。

和心亭豊月_3769
玄関を入って

和心亭豊月_3770
畳の処で靴を脱ぎます。

和心亭豊月_3722
最初にラウンジへ、

和心亭豊月_3721
抹茶を頂きます。
茶菓子はオリジナル菓子の「石たたみ」。冷たくて、見た目にも清涼感たっぷり。
宿帳の書かせ方も、寄木細工であったり、雰囲気を大事にしていてよいですね。

ひと息ついた後、部屋に案内されます。
和心亭豊月_3750
エレベーターに乗り、

和心亭豊月_3762
廊下を通り、

和心亭豊月_3752
今日のお部屋は 山影月の間(302)。

和心亭豊月_3753
踏み込みを通り、

和心亭豊月_3754
12畳のお部屋です。

和心亭豊月_3756
部屋からの景色。晴れていれば芦ノ湖が眼前ですが、到着のときは濃い霧でした。
夏は霧となることが多いとのことです。

和心亭豊月_3758
水回り。

和心亭豊月_3759
お手洗い。

和心亭豊月_3761

浴衣に着替えて、いざ、大浴場へ。


和心亭豊月_3775
大浴場へは、下る階段を必ず通ります。

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大浴場

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露天風呂。森の中です。ホーホケキョと、うぐいすが鳴く声が聞こえます。

和心亭豊月_3730
風呂上りには、ヤクルトの用意。
サーバーは、敷地内からくみ上げている井戸水とのこと。

和心亭豊月_3780
部屋の冷蔵庫にも、ペットボトルの井戸水が入っています。飲みやすい水でした。

和心亭豊月_3735
こちらは、貸切露天風呂。温泉ではなく、あえて井戸水の沸かし湯になっています。
乳児でも入れるようにとの配慮とのこと。

和心亭豊月_3734
横にはリラクゼーションルーム。
本やオセロがあるほか、岩盤浴のチェアまであります。

和心亭豊月_3732
大人数用の宴会場もあります。


さて、夕食の時間となりました。
和心亭豊月_3781
場所は個室料亭です。
個室でも、このくらいの広さがあるとうれしいですね。

席に着き、
和心亭豊月_3783
器からこだわっています。涼しさを演出した、ガラスの器に、風鈴。
この時点で、いい旅館に来たな、との満足感と、食事への期待感が高まります。

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「箱根は負けない」から始まるお品書き

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上は、生のかぼちゃの器(食べない)に、ほおづき。

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鰯のつみれ汁

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海まかせ 俺まかせ造り。(ちょっと食べてしまってますね)
今日は、鮪、平目、アオリイカでした。みずみずしく。
魚は、相模湾と駿河湾からとのこと。山の箱根ですが、いずれの湾までも実は1時間もかからない近さです。

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目板鰈
胡麻豆腐 蕪

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島原そうめん

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和歌山鮎 塩焼
すだち酢で、頭からガブリと。

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料理長からのサービス:パプリカの器にコーンスープ
パプリカはそのまま食べてしまいます。

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鴨とフォアグラ
とまとそーす

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御飯・味噌汁・香の物
お代わりしたら、

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最初はあさりの味噌汁、次はのりの味噌汁を持ってきてくれました。

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水菓子
抹茶アイス、くりかぼちゃ、白玉あんこ、マンゴー、もも、巨峰、ベリー

どの品も、懐石でありながら、洋食のエッセンスも入っていて創意工夫を感じ、
器に目にも彩り鮮やかかな、美味しい夕食でした。


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部屋に戻ったら、いなり寿司が用意されていました。
うれしいサプライズです。

和心亭豊月_3800
早々に就寝。おやすみなさい。


翌朝。

和心亭豊月_3801
朝早くに起きてみると、霧が晴れて、眼下に芦ノ湖があらわれました。


朝食。
和心亭豊月_3803
和朝食です。

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おかゆ、ご飯の両方が出てきます。

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ちなみに、昨晩ちり紙を所望したら、朝食場所にも用意されていました。
こういう覚えてもらってのちょっとした気遣いがうれしいですね。

和心亭豊月
和モダンの造りの建物は、1992年築でもリノベーションもしっかりされており快適、
食事は、器も作り方も感動あり。細かなサービスのレベルも高いです。
満足度大。

どのような層に対してもおすすめのしやすい、高級旅館です。

★「和心亭豊月」(箱根/芦ノ湖温泉) ブログ
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 「鬼怒川金谷ホテル」(栃木/鬼怒川温泉)


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