山梨の山奥にある、
西山温泉　慶雲館に行ってきました。

世界一歴史のある宿泊施設としてギネスブックに認定されている旅館です。


新宿からあずさで１時間半で甲府へ、
甲府からワイドビューふじかわで１時間で身延へ到着です。

宿の送迎バスまで時間があるので、
身延山に行こうと思います。


身延駅からバスで１２分、身延山の門前町へ到着です。


バス停から門前町を抜け、


身延山の山門に到着です。
ここから急な階段を登って行きます。


登り切った上からの写真。
結構、体力が必要です。


身延山の本堂。


裏には、無料の斜行エレベーターがあります。


体力に自信のない方は、駐車場横から出ているこちらで登りましょう。

さて、身延駅に戻り、

慶雲館の送迎バスに乗り込みます。

山間の川沿いの道を約１時間、

西山温泉　慶雲館に到着です。
本当に山奥、何もない道沿いに、
突然現れる、現代風の高級旅館の建物です。


エントランスで靴を脱ぎ、


ロビーへ案内されます。


深山幽谷といった土地にあります。


ウェルカムドリンクの柚子ジュース。
グラスに氷でからりと頂きます。

さて、部屋に案内されます。

今日の部屋は、くすのき。


踏込を進みます。



源泉掛け流し総檜内風呂付特別客室。１２畳＋６畳＋広縁。
谷に面した、みどりが目に入る明るい部屋です。


広縁。


早川の流れと、山のみどりが映えます。


お茶菓子。


水回り。


内風呂。


お手洗い。


冷蔵庫など。


浴衣に着替えて、大浴場に向かいます。


大浴場　桧香の湯。
バスタオル完備。


脱衣所。


総檜の大浴場。眼前に早川渓谷を望みます。


洗い場。


湯上り処。


最下階には、渓谷の近くとなる、白鳳の湯があります。

入浴後、付近を散策します。

糸魚川ー静岡構造線断層（フォッサマグナ）が、
すぐそこにあるようです。


案内の方面に進めば、
昔ながらの吊り橋がありました。


吊り橋から慶雲館を見ます。

続いて、夕食に進みます。

エレベーターを降りて、


慶雲の間へ。


宴会場に仕切りが置かれて、席がセットされています。


食前酒　かりん酒


先付け　蓬豆腐　銀餡


前菜
蕎麦蒸し　紫芋菖蒲見立て　稚鮎素揚げ　天豆生春巻き　こごみ　独活　黄身酢


吸い物
甲州地鶏つみれ玉地寄せ　すまし仕立て


造り
茜鱒重ね造り　五月鱒　身延湯葉色々　妻色々


温物
トマト釜牛筋射込み　パプリカ　ミニアスパラ　蕪


しのぎ
どんぐり麺


焼物
山女魚幽庵焼き　胡桃土佐和え


名物
甲州牛の溶岩焼　特選甲州黒毛和牛（Ａ５）
付け野菜　焼タレ胡麻風味　塩　胡椒


止め椀　赤出し汁　宝刀　あみ茸　浅葱
香の物　べったら漬け　ワインらっきょう　きゅうり漬け
御飯　蓮根御飯


デザート　抹茶のプリン　茹で小豆

夕食も終わり、
もう少し何か欲しいなと感じながら、館内にも近隣にもラーメン屋もないなと思いつつ、
部屋に戻ったところ、


部屋に、芋が用意されていました。

再度、大浴場に向かいます。

男女が入れ替わった、石風の湯。


石風の湯の脱衣所。


望渓の湯。

大浴場に入った後、部屋に戻りすぐに就寝。

翌朝。

貸切風呂に向かいました。


貸切野天風呂　瀬音。
予約はありません、空いていれば入れる形です。


川に近い、石造りの温泉です。



貸切野天風呂　川音。


同様に、川の音が心地よいです。


早川が眼前です。

続いて、朝食。

和朝食です。



朝食後、館内の見学をさせてもらいました。

数寄屋造り月見台付客室。


月見台から、川のせせらぎが聞こえます。


標準客室。

西山温泉は本当に山奥。
山間の川沿いの、人家の全くない道を進んでいくと、
突然現れる、現代風の建物。
都会の喧騒から離れ、深山幽谷で静かにゆっくり過ごしたいときにいい宿です。

食事は、十分に高級ですが、普通の物の延長線上です。

びっくりするようなサービスはありませんが、
この山奥で、高級のサービスレベルを維持していることは、
相当な努力を費やしていることと思います。