東北の憧れの宿、御宿かわせみ に行ってきました。
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たたずまいが「あさば」に似ており、
食事がとても評判の宿ですので、期待値MAXでの訪問です。

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東京駅から、東北新幹線で約1時間半で福島駅へ。
福島駅からは、福島交通でトコトコと。

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20分余りで、飯坂温泉駅に到着です。

駅前には、御宿かわせみのお迎えが来ていました。
乗り込んだところ、車内でおしぼりの提供がありました。
もう、VIP向けの宿の対応ですね。

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御宿かわせみの敷地に入ります。
竹林のなかの砂利道が、雰囲気を醸し出します。

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玄関が見えてきました。
平屋に近い二階建て、竹林に隠れた佇まいです。

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玄関入りすぐに、靴を脱ぎ畳敷きになります。
見づらいですが、畳にて仲居さんが座を整えてお迎えをしてくれています。

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玄関の先は、スリッパを履いて、廊下を進みます。

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左手には、池のある日本庭園を見ながら。

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突き当りが、フロントです。
左手に案内され、

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美しい空間のロビーへ。

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日本庭園の池を臨みます。
建物内の空気感、静寂のなかに清冽さがあり、
別格の宿と感じさせます。

お茶はロビーでの提供、又はお部屋での提供が選べるとのことで、
ロビーでの提供をお願いします。

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冷茶に水羊羹。
ガラスの器から美しいですね。
別格の宿の感を出しています。

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番頭さんも、羽織でのご案内。
これも、名門旅館の雰囲気を構成していると思います。

それでは、部屋に案内して頂きます。
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ガラス製品のコーナーを通り、

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階段を上がり、

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右に曲がると、

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部屋に到着です。

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本日の部屋、 蒲公英 たんぽぽ。
2階数寄屋風客室です。

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入口の引き戸を入り、

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本間12畳、

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夏なので、簀戸での用意となっています。

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加えて、リビングと、

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坪庭を有します。
竹林の先は、川となっています。

庭がメインの宿ですから、2階より1階の方が、上位となっていると思います。
景色はあまりないものの、
リビングを含めて、広々とゆっくり滞在できる雰囲気のお部屋です。

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ミニバーに、水は2本サービス。

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冷蔵庫。

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全自動のお手洗い。

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洗面所。

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アメニティ類。

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檜の内風呂。

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部屋でのお茶は、
温かい煎茶と、御宿かわせみの塩まんじゅう。

到着時は冷茶、部屋に入ると温かい煎茶。
石田三成ばりの気配りです。

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台帳記入。
ちゃんとしたペンを供されます。

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電話あたりはこのような感じ。

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連泊の方用昼食の紹介もありました。

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昼食種類さまざま。

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それでは、温泉に向かいます。
浴衣に着替えて、

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鍵を手に取り、

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各部屋の名前の書かれた専用のスリッパを履いて、

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大浴場へ。

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脱衣所。

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当然、タオル・バスタオルが用意されています。

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大浴場内風呂。

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洗い場。

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露天風呂。
竹林に囲まれた、木漏れ日の穏やかな空間です。

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露天風呂の先にあるサウナ。
小ぶりです。

風呂上りには、
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ラウンジへ。

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ドリンクが用意されています。
器もおしゃれ。

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雑誌も一式用意されています。

2階に上がると、
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もうひとつ休憩スペースがあります。

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日本庭園を臨む、日の射し込む空間です。

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こちらにも、雑誌のあるスペースが用意されています。

それでは、部屋に戻って夕食です。
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食事用の席がセットされます。
やはり、良い宿はここから雰囲気が違いますね。



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お品書き
たぶん、手書きです。

先付は、こちら。
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会津アスパラおかき揚げ

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ビーツ四方

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酒は、飲み比べセットを用意してもらいました。
おちょこ3種と、からすみがついてきます。

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岩がき白玉椀

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ホタル舞う宵の盛合せ
これは、蚊帳に電飾をつけた演出。

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蛸やわらか煮 香草たれ
夏鴨オレンジ
独活もろこし松風
あいなめ南蛮和え
さざえ磯煮寄せ
天豆チーズ白和え

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本鮪造り
真子鰈造り

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黒あわびと障泥烏賊
昆布〆グアンチャーレの鉄板焼き

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新蓴菜美味酢浸し

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無花果白味噌掛け

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冬瓜うなぎ 山椒ジェリー
冷製の

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食事
切り飯
仙台牛炭火焼 胡麻ワインたれ

切り飯は、炊き上がりの釜から、最初によそったという意味があるそうです。

甘味は、
ブルーベリーグラタンと、コーヒーアイスクリーム でした。


食事は、
福島の中通りですから山の物かなと思っていましたが、
海の幸が中心でした。
聞いてみると、食事で日本で一番を目指しているとのことで、
地元の物に前提せず、より良いものを用意しているとのことでした。
この日の海の幸は、築地からの直送です。

食後はもう一度大浴場へ。
途中フロントの前を通りましたが、
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フロントのカウンターには、このような表示が。
呼び出しブザーでもなく、呼び鈴を用意しているあたり、
細部へのこだわりを感じます。

大浴場から部屋に戻ると、
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夜食のおにぎりが用意されていました。
ぱくっと食べたあとは、時間も遅くなりましたので、
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布団に入り込みます。

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就寝、
おやすみなさい。

翌朝。
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部屋に明るい陽射しが射し込ます。

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雲一つない快晴です。

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朝食の前に部屋に持ってきてくれたのが、
あぶくまの天然水。
めざめの一杯です。

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朝食。
帆立の朴葉焼き、太刀魚など。
飲み物は、豆乳。ヨーグルト並みにどろっとした濃厚なものでした。

朝食も海の幸が中心、量は軽めでした。

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甘味
白玉ぜんざい、グレープフルーツのゼリー。

こちらで、部屋の滞在は終了です。

朝には、別の部屋を二つほど見させてもらいました。

露天風呂付き離れ特室
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池につながる小川に面した部屋です。

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池の方を向いて、露天風呂があります。

露天風呂付離れ特別室 侘助
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先の部屋の隣に立地します。

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池を正面に見るお部屋です。

2階には宴会場もあります。
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団体で使われることは少ないそうですが、対応は可能です。

こちらで、滞在を終え、
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畳敷きの玄関を降り、
送迎の車にて、飯坂温泉駅まで送っていただきます。

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お土産は、

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御宿かわせみの 塩饅頭 を手元に持って。

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帰りは、飯坂温泉駅から再び福島交通に乗り、約20分で福島駅へ。
福島駅から東北新幹線で東京への帰路につきました。

御宿かわせみ
竹林の中の砂利道の先にある、
羽織の番頭さんが案内する、日本旅館の雰囲気のある一流の旅館です。

サービススタッフも洗練されていおり、
到着時は、必ず玄関の畳にて仲居さんが座を整えてお迎えをしており、
滞在中は、あまり姿を目立たせないようにしながら、必要な時にすっと出てくる感があります。

食事は、個人的にはがっつりとしたものも欲しいところはあったものの、
海の幸を中心に、やはり別格の内容でした。

帰り道で話を聞いてみると、
宿自体が、現在のオーナーが、サラリーマンから一念発起して創業、
日本を代表する旅館になるために、一から作り上げたとのことです。
なにもないところから、これだけの洗練された宿にした点、
いちど、経営観点からの話も聞いてみたいものですね。