信州上田の秘湯、鹿教湯(かけゆ)温泉 三水館 に行ってきました。
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全7室。リピーターが多く予約が取りづらい、知る人ぞ知る人気宿です。野菜中心の家庭田舎料理を求めての訪問です。


三水館 アクセス


三水館_1
東京駅からは、北陸新幹線で1時間半。

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上田駅に到着です。

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上田駅からは、路線バスで向かいます。
鹿教湯温泉までは所要70分。土日祝のみ急行運行の上田松本直行バスがあり所要40分。

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鹿教湯温泉に到着です。
鹿教湯温泉は、上田と松本の中間地点。三才山峠の手前にあります。
湯治場の流れをくむ昔ながらの温泉地、十数軒の旅館がある山間の温泉です。

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三水館は、鹿教湯温泉の温泉街から少し離れた場所にあります。

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三水館の建物が見えてきました。


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三水館に到着です。

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普段は木々に隠れて表から建物が見えないそうですが、冬は木々の葉が落ちて見通せます。
アプローチを一段ずつ上がっていきます。

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玄関は障子戸です。
古民家の本館は、木曽福島と松本から移築してきたのだそう。

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障子戸を開けると、広い土間。

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奥からスタッフが出てきて、土間のフロントで、チェックイン。
宿帳に記入します。

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そのまま部屋への案内。上がりかまちで靴を預けて、裸足で進みます。


三水館 客室

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本館の客室は2階、階段を上ります。
家族でやっているような小さな宿ですので、腰の曲がったおばあちゃんの先導。
荷物は自分で持って上がります。

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2階は吹き抜けになっていて、囲むように廊下と部屋が配置されています。

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三水館の部屋タイプは4種類、全7部屋。

・蔵(くら):唯一の離れ。本館1階から渡り廊下でつながっています。
・山入(やまいり):洋室。リビングとベッドルーム。
・休石(やすみいし):和洋室。和室とベッドルーム。
・和室:長沢、渋田見、三十坂、細尾の4室

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階段を上がって、一番手前が、
本日の部屋、休石(やすみいし)。和洋室。

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扉を開いて、

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靴箱の上には、試験管に挿す生け花。
おしゃれな感じです。

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和室10畳。

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床の間には生け花。

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スポットライトの照明が、部屋にスタイリッシュな印象を加えています。

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和室を反対から。

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窓からの景色は、山の斜面ですが、
木枠の窓からの紅葉は、絵画のようです。

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廊下を挟んで、

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洋室ベッドルーム。

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ベッドに加えて、ソファが2脚配置されています。

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水屋には、部屋菓子が置いてありました。

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部屋菓子は、温泉饅頭とタルトです。

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冷蔵庫。有料です。ビールとジンジャーエール。
その他の飲物も、リクエストすれば持ってきてくれます。

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洗面台。

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お手洗い。

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クローゼットには、浴衣、丹前。タオル、バスタオル。金庫。
タオル、バスタオルは、大浴場に持参です。

アメニティは、プラスチック類の削減の取り組みで、歯ブラシ、ヘアブラシ、ひげそりはありません。フロントに申し出ると、もらうことはできます。

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建物は古民家なので、部屋は古いかもと思っていましたが、
手入れは行き届いていて、きれいな部屋です。

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さて、鍵を手に取り、

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温泉に向かいます。


三水館 温泉

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温泉は1階。屋外の渡り廊下でつながっています。

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雪駄を履いて向かいます。

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温泉は、2022年にリニューアル。新しい設備です。

チェックインは14時からですが、温泉は14時半から。
翌日の10時半まで、23:00~23:20の清掃点検を除き夜通し入ることができます。
夜8時に男女入れ替え。

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脱衣場。

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内湯。

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洗い場。

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露天風呂。

部屋数が少ない旅館ですので、温泉はほぼ常に独り占めです。

男女入れ替え後の温泉は、翌朝にて。


三水館 館内施設

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湯上がりスペースは、ロビー。
板の間ですが、床暖房です。
館内では、スタッフはほとんど見かけません。

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ロビーの片隅には書籍。
そして猫のおもちゃ。

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館内には、いたるところに、
木工作家、井崎正治の作品。彫刻だけでなく、家具も同氏の作品とのこと。

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隠れたスペースにも井崎正治の作品。

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雪駄を借りて、外に出てみます。


三水館 鹿教湯温泉街

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三水館から鹿教湯温泉の中心までは徒歩10分。途中から坂を上る形になります。

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鹿教湯温泉観光は、文殊堂が中心。
鹿に身を変えて猟師に温泉を教えたという、鹿教湯温泉由来の文殊菩薩が祀られています。

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その隣には薬師堂があり、

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文殊堂、薬師堂に行くためには、
五台橋を渡ります。

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鹿教湯温泉の新しい名所は、さいとう菓子工房。
鹿教湯温泉で一番大きい旅館、斎藤ホテル経営の新店舗です。

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さいとう菓子工房は、ショーケースに洋菓子が並ぶお店。

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名物はアップルパイ。
スティックタイプで食べ歩きに好適。出来立てあつあつでした。

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さて、三水館に戻れば、煙突からかまどの煙が立ち上っていました。
夕食の料理が楽しみです。


三水館 猫

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玄関に戻り、入口の障子戸を開けようとしたら、

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横の障子に穴があけてあることに気付きました。

理由は、後になって目にすることになりました。
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猫の通り道ですね。
聞いたら、穴を開けておかないと、爪で破いてしまうのだとか。

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うん、やられている形跡。障子に猫の爪痕もありました。

三水館には、
予約時に「館内に猫がおります為、予めご留意ください。」の表記があるとおり、
猫がいます。
たま、こごみ、はち、きじお、そのほか野良。

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ストーブに火が入れば、その周りでごろごろ。

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間合いを詰めると、すすっと離れていくのが猫らしい。
写真の中に、実は2匹います。

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ストーブ裏の特等席に陣取って、伸びて寝てました。

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捕まって客を出迎えの猫。たま。

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寝転がっている猫。たま。

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おもちゃにつられて出てきてくれた猫。きじお。

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顔を洗っている猫。はち。

夜は、三水館の隣にあるオーナーの自宅に猫も一緒に帰っていくそうです。

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三水館の猫好きは、表示にも。
屋外には、ネコ飛び出し注意の看板。公道ではなく三水館の敷地内に設置です。


三水館 夕食

さて、夕食となりました。
夕食会場は、お食事処。
夕食時間は、18時から。全ての客が同じ時間に一斉スタートです。
だからこそ、出来たての料理が出てきます。

部屋に内線が掛かってくるとのことで待っていたら、5分前に内線が鳴りました。
階段を降りて向かいます。
お食事処の前にスタッフが立っていて、名前を聞いて席に案内していきます。
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リニューアルされたお食事処は、テーブルが4つ。

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夕食会場は、お食事処の他に、個室が3つ。
お食事処の横と、

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階段下から入る場所に2つ。

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階段下の個室その1。

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階段下の個室その2。

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1日1組だけ受入可の子ども連れは、個室に案内されていました。

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本日の席はこちら。
足元は床暖房です。

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最初のセット。
お食事処は、BGMのない静寂の空間、客の食器の音だけが響きます。
そのため、各テーブル、少しひそひそ話のトーンでの会話でした。

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三水館 ドリンクメニュー

スタッフの出入りも最低限で、ドリンクをたくさん売るつもりもないのか、
グラスが空いてもこちらが言わない限り次を聞いてきません。
ま、こちらも気楽でいられるのですが。

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箸置き。天然の小枝です。

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食事は、お品書きはありません。口頭で品名だけ紹介されます。

先付けの皿は、
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さくらしめじのソテー

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さつまいものきんとん

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みどり大根を芯にした出汁巻き玉子

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ムキタケ

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わかさぎのマリネ

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大根の葉っぱ 干して炒り煮に
シナノユキマスの卵

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続いて蓋付の茶碗が届きました。

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むかごのいいむし

熱々の御飯に、味を強く感じるのに、後味さらっと。自然の味付けです。

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かぼちゃ豆腐のジュレ掛け

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続いて、土鍋に火が入ります。

ネギ鍋 松本一本ネギ 飯山のみゆき豚

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土鍋で煮て、できあがり。

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ネギは、そばのようにずるずると食らいつきます。くせなくやわらかくて甘いです。
みゆき豚は、やわらくておいしい。
出汁は田舎風、自然な優しい味です。

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サラダ。

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里芋の揚げ煮のみぞれがけ、パプリカ

揚げられていて心地良い口当たり。
里芋のごろっとした粗野さは、出汁といっしょに口に流し込むとちょうど良い塩梅に。

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岩魚の塩焼き。

ほんとうに熱々。
やわらかくて、頭からガブリといけます。はらわたは抜いてありました。
身はしっかりで食べ応えあり。

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金糸瓜と林檎と柿の土佐酢漬け

りんごの主張が強い土佐酢漬けです。

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ごはんはおひつで到着。

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ごぼうのごはん。

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ごはんは自分でよそって、いただきます。
香の物とお茶も到着。

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デザートはロビーでとの説明でしたので、移動します。
夜のロビー。

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デザートは、
かぼちゃプリンと林檎とキウイのシャーベット。

三水館の夕食は、ほっとする田舎料理でした。豪華とは違います。
でも、食事空間、器、盛り付けから、洗練さを感じます。
そして自然と野菜中心で滋味深く、心は豊かになります。
食事の提供はゆっくり、ゆっくりと。量は多くありませんが、最後の品が出て食べれば2時間のコースでした。

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部屋に戻ると、
夕食の間にスタッフが入って部屋整頓がされていました。
和室はターンダウンサービスとでも言いましょうか。床の間のみスポットライトがされていました。

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洋室のベッドにもぐりこみ、就寝。おやすみなさい。


三水館 翌朝

翌朝。
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快晴の初冬の朝です。

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まずは朝風呂から。
温泉は、夜8時に男女入れ替え。朝は、奥側の温泉でした。

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脱衣場。

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内風呂。

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洗い場。

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露天風呂。円形で、中央からお湯が湧き上がる形。
他の客とはほぼ会わないので一人占めできるのですが、
入ってみると、中央の円柱のために足が伸ばせず。ちょこんと膝を曲げて入浴。

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寒い朝に、湯気が立ち上る露天風呂です。

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三水館を外から見れば、煙突から立ち上るかまどのけむり。今日の朝食は何かな。


三水館 朝食

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朝食は8時半から。全ての客が一斉スタートです。

1階に下りてみると、時間になっても準備中の気配。ロビーのテーブルに客が溜まっていきます。
それでも見知らぬ客同士が猫の話題などでゆっくりと時間潰し。これが三水館の過ごし方。

2~3分遅れで、準備ができたとの声かかり。
昨日と同じ席です、と言われてみなさん自分で席に向かいます。

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日が射し込む明るい空間。

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料理は、ごはんのおひつまで全部先付け。

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最後に、味噌汁とお茶が届きました。
あとはスタッフのサーブは無いので、自分でやります。

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玄米ごはんを自分でよそいます。

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三水館の朝食がそろいました。
シンプルながら美しい和食です。

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朝食の箸置きは猫でした。

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塩鮭

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切り干し大根

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牛蒡と蒟蒻

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おひたし

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温泉卵

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漬物

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味噌汁

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りんご、なし、柿

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食後のコーヒーは、ロビーでセルフサービスです。

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食後の一杯をロビーでゆっくり。


三水館 チェックアウトから上田観光

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三水館のお土産の陳列はこれだけです。
醤油と味噌。信州の田舎らしさ。
あとは、温泉まんじゅうが前日までの注文で可能です。

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チェックアウトは10:30。
三水館の精算は現金のみです。クレジットカードは利用できません。

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フロントには、部屋の料金表と先行3ヶ月のカレンダーが置いてありました。
帰りに次の予約をする方が多いようで、
既に半分以上の日が満室の斜線が引かれていました。
電話でのご予約は6ヶ月前、予約フォームからのご予約は3ヶ月前からです。

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障子戸の玄関で見送られて、三水館をあとにします。

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三水館から徒歩5分の鹿教湯橋バス停から、上田駅への路線バスに乗りました。

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上田の乗換時間で向かいたいのは、北国街道柳町。
上田駅から徒歩15分、レンタサイクルだと5分です。

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北国街道柳町には、信州亀齢(きれい)の岡崎酒造があります。

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今では人気で入手困難になっている信州亀齢が販売されています。1人1本まで。

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蔵元限定の信州亀齢。

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隣にはルヴァン信州上田店。
天然酵母パンのパイオニアのお店。渋谷区富ヶ谷の有名店ですが、
店主の出身地、上田にも出店されました。

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上田駅に戻ります。

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上田駅から北陸新幹線で東京への帰路につきました。


三水館 まとめ

洗練された民宿、洗練された山小屋とでも形容しましょうか。自然体で心豊かな気持ちになります。
信州の自然の中に没入して、山の野菜を食べに行く。
いたせりつくせりのサービスを求めてはいけません。
食事の時間は固定、アメニティは無い、猫はいる。
こちらが三水館に合わせる。でも、施設も食事も洗練されているので、不快になる瞬間はありませんでした。
この洗練さに対してリーズナブル。家族で行くのに適しています。リピーターが多くて予約が取りづらいのも納得です。

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三水館
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