伊豆の熱川温泉にある、奈良偲の里 玉翠 に行ってきました。
伊豆へは、特急踊り子が運行されていますが、東京駅13時半発が最終便です。
この日は、午後の出発となりましたので、品川駅から東海道新幹線に乗ります。
こだまで約40分、熱海駅に着いたら、在来線に乗り換えです。
伊東線から伊豆急に直通する各駅停車に乗り込みます。
約1時間で、伊豆熱川駅に到着です。
駅では、送迎車が迎えに来てくれました。
スタッフは、野袴と言うんですかね、時代劇の旅装束のような格好です。
車に乗り込むと、おしぼりが提供されます。
熱川温泉の温泉街は、伊豆熱川駅から海辺へと下に広がっていますが、
車は、山の方へ進みます。
田舎の民家や果樹園の中を通り、約5分。
宿に到着です。
駐車場から、門を通り、宿の庭園を進みます。
夕暮れが近い空の下に、宿が見えてきました。
玄関。
薄暗いなかの玄関の灯りが、よい佇まいを演出しています。
玄関を入り、
上がり框で、靴を脱ぎます。
到着時には、女性スタッフが3,4人、三つ指立ててお出迎えをしてくれました。
畳の先はフローリング空間になっており、
ここからスリッパが用意されています。
ロビーの席に案内され、宿帳の記入と、
抹茶とお茶菓子が提供されます。
玉翠と押印された懐紙と、黒文字楊枝を添えて提供される、あんこ菓子です。
洗練された雰囲気を演出しています。
お茶菓子自体は、伊豆土産でよく見る、菓子舗間瀬の伊豆逢初。
決して高級品でないのですが、
袋そのままで無造作に部屋置きする旅館と、
懐紙と黒文字楊枝を添えて提供する旅館では、印象が大きく違いますね。
ここで鍵が渡されます、部屋に案内されます。
建物は二階建てで、一階をすすみます。
廊下の角ごとに、ちょっとした調度品と花が活けてあります。
階段を上り、
すぐにあるのが、こちら、
202飛鳥。
半露天風呂付和モダンスイートCタイプ です。
踏込を進み、
一間と幅の広い廊下の先に、
ソファーの置かれた和室10畳にベッドルーム、半露天風呂の部屋です。
部屋を反対側から。
テーブルの案内もろもろ。
ラウンジで頂ける珈琲券が用意されています。
券が、パウチ加工なのは少し安っぽいですが。
ちなみに、館内マップはこんな感じです。
ベランダ側の窓は、茶室のにじり口のごとく、
高さが低くなっています。
こちらがベランダ。
宿の玄関・庭園に面しているので、
外から部屋の中が見えないように、窓の高さを低くされているのでしょう。
灯りが用意されているベランダです。
こちらがベランダからの景色。
熱川温泉と言いますが、ここは温泉街からは遠く離れた、奥熱川。
山あいの静かな場所にあります。
ベッドルーム。
冷蔵庫は、ミネラルウォーターのみ無料。
エスプレッソマシーンも用意されています。
水回り。
半露天風呂に向かう洗い場と、
半露天風呂です。
奥は、ベランダにつながっています。
部屋には、浴衣と作務衣が用意されていますが、
浴衣に着替えます。
部屋を出て、大浴場に向かいます。
大浴場。
左手が男性大浴場です。
入り口前には、ハーブティーが用意されています。
当日は間に合いませんでしたが、
17時までは、ロビーラウンジで、シャーベットのサービスがあるのだとか。
脱衣所。
タオル・バスタオル完備です。
内風呂と洗い場。
露天風呂。
岩風呂と、
檜風呂です。
竹林の先には、沢があるようで、
小さい滝の音が心地よく感じます。
温泉は、もう一つ。
チェックインの際に予約した、貸切露天風呂に向かいます。
フロントで、案内をお願いします。
玄関から屋外に出て、宿の庭園を少し下ります。
貸切露天風呂 帯解。
脱衣所。
タオルのみ、用意されています。
貸切の露天風呂。
こちらも、竹林の奥が沢となっており、
小さな滝の音をBGMに、リラックスの50分間です。
風呂上がりは、ロビーラウンジで麦茶を頂きます。
ロビーラウンジの横には、売店があります。
一般的な伊豆の土産が置いてあります。
女性には、色浴衣が選べるサービスがあるようです。
伊豆へは、特急踊り子が運行されていますが、東京駅13時半発が最終便です。
この日は、午後の出発となりましたので、品川駅から東海道新幹線に乗ります。
こだまで約40分、熱海駅に着いたら、在来線に乗り換えです。
伊東線から伊豆急に直通する各駅停車に乗り込みます。
約1時間で、伊豆熱川駅に到着です。
駅では、送迎車が迎えに来てくれました。
スタッフは、野袴と言うんですかね、時代劇の旅装束のような格好です。
車に乗り込むと、おしぼりが提供されます。
熱川温泉の温泉街は、伊豆熱川駅から海辺へと下に広がっていますが、
車は、山の方へ進みます。
田舎の民家や果樹園の中を通り、約5分。
宿に到着です。
駐車場から、門を通り、宿の庭園を進みます。
夕暮れが近い空の下に、宿が見えてきました。
玄関。
薄暗いなかの玄関の灯りが、よい佇まいを演出しています。
玄関を入り、
上がり框で、靴を脱ぎます。
到着時には、女性スタッフが3,4人、三つ指立ててお出迎えをしてくれました。
畳の先はフローリング空間になっており、
ここからスリッパが用意されています。
ロビーの席に案内され、宿帳の記入と、
抹茶とお茶菓子が提供されます。
玉翠と押印された懐紙と、黒文字楊枝を添えて提供される、あんこ菓子です。
洗練された雰囲気を演出しています。
お茶菓子自体は、伊豆土産でよく見る、菓子舗間瀬の伊豆逢初。
決して高級品でないのですが、
袋そのままで無造作に部屋置きする旅館と、
懐紙と黒文字楊枝を添えて提供する旅館では、印象が大きく違いますね。
ここで鍵が渡されます、部屋に案内されます。
建物は二階建てで、一階をすすみます。
廊下の角ごとに、ちょっとした調度品と花が活けてあります。
階段を上り、
すぐにあるのが、こちら、
202飛鳥。
半露天風呂付和モダンスイートCタイプ です。
踏込を進み、
一間と幅の広い廊下の先に、
ソファーの置かれた和室10畳にベッドルーム、半露天風呂の部屋です。
部屋を反対側から。
テーブルの案内もろもろ。
ラウンジで頂ける珈琲券が用意されています。
券が、パウチ加工なのは少し安っぽいですが。
ちなみに、館内マップはこんな感じです。
ベランダ側の窓は、茶室のにじり口のごとく、
高さが低くなっています。
こちらがベランダ。
宿の玄関・庭園に面しているので、
外から部屋の中が見えないように、窓の高さを低くされているのでしょう。
灯りが用意されているベランダです。
こちらがベランダからの景色。
熱川温泉と言いますが、ここは温泉街からは遠く離れた、奥熱川。
山あいの静かな場所にあります。
ベッドルーム。
冷蔵庫は、ミネラルウォーターのみ無料。
エスプレッソマシーンも用意されています。
水回り。
半露天風呂に向かう洗い場と、
半露天風呂です。
奥は、ベランダにつながっています。
部屋には、浴衣と作務衣が用意されていますが、
浴衣に着替えます。
部屋を出て、大浴場に向かいます。
大浴場。
左手が男性大浴場です。
入り口前には、ハーブティーが用意されています。
当日は間に合いませんでしたが、
17時までは、ロビーラウンジで、シャーベットのサービスがあるのだとか。
脱衣所。
タオル・バスタオル完備です。
内風呂と洗い場。
露天風呂。
岩風呂と、
檜風呂です。
竹林の先には、沢があるようで、
小さい滝の音が心地よく感じます。
温泉は、もう一つ。
チェックインの際に予約した、貸切露天風呂に向かいます。
フロントで、案内をお願いします。
玄関から屋外に出て、宿の庭園を少し下ります。
貸切露天風呂 帯解。
脱衣所。
タオルのみ、用意されています。
貸切の露天風呂。
こちらも、竹林の奥が沢となっており、
小さな滝の音をBGMに、リラックスの50分間です。
風呂上がりは、ロビーラウンジで麦茶を頂きます。
ロビーラウンジの横には、売店があります。
一般的な伊豆の土産が置いてあります。
女性には、色浴衣が選べるサービスがあるようです。
そうこうしている間に夕食の時間となりました。
夕食はこちら。
個室料亭「佳頁楽」。
のれんで区切られた個室風空間です。
今日の席はこちらです。
最初のセット。
黒盆と先付の器が高級感を醸し出しており、期待が高まります。
御献立。
呼び出しボタン。
席の構造上、声が通るので、利用することはありませんでした。
撤去すればいいのにと思いました。
食前酒 梅酒ソーダ
先付 蟹菊花和え
蟹 しめじ 三つ葉 菊 いくら
前菜 柳鰈風干し 毬栗真丈
サンマ燻製 南京岩石
みのり稲穂 いちじくレモン煮
柿白和え ザクロ 栗渋皮煮
前菜といいながら、大きな台に載せられてドンと存在感。
すごく、贅沢感が演出されています。
敷物としてキラキラしたビニールがあるのは余計ですが、
木の葉や、笹の装飾もとても良いです。
土瓶蒸し 松茸 鳥つみれ 青銀杏 三つ葉
木の葉人参 すだち
秋の味覚、松茸の香りに、すだちを少し搾って頂きます。
次は、鳥獣戯画のお皿とともに、こちらもドカンと大きな氷鉢で出てきたのが、
御造里氷鉢 伊勢海老 鮑 鮪
地魚 伊豆本山葵 妻色々
この氷鉢の大きさには圧倒されます。
山葵が丸々一本であるのも良いです。丸かじりで頂きました。
伊勢海老も鮑もと、高級食材のオンパレードですが、量は少量。
一尾の殻を、器と利用ているのでしょう。
煮物 菊花ゆり根まんじゅう 薩摩芋紅葉
海老 スナップエンドウ 紅葉麩
次は、メインのしゃぶしゃぶの準備がされます。
温物 金目鯛しゃぶしゃぶ 水菜 笹葱
椎茸 舞茸 人参 特製ポン酢
金目鯛をさっと、湯に通します。
また、このだし汁がおいしいんです。ずるずると飲んでしまいました。
止肴 サーモン博多押し 打胡瓜
がり生姜 浸し菊 花蓮根
イクラ 敷黄身酢
食事 栗ご飯
止椀 赤出し 巻麩 豆富 三つ葉
香物 四点盛り
こういう、木の敷物で提供されると、高級さが増しますね。磨かれ切ってはいませんが。
水菓子 紫芋ムース
白玉ぜんざい
夕食は、おなか一杯。品数は多めです。
食材の質もいいものです。
そういえば、揚げ物が一つもなかったので、ヘルシーとも言えます。
満腹満足です。
部屋に戻ると、
小さな夜食が用意されていました。
ニューサマーオレンジのピールを使用した砂糖菓子。
満腹の夜食にちょうど良いものでした。
案内はパウチで使いまわしです。
夜は、ベランダで少し、リラックスタイム。
宿の庭園は、足下の灯りが、静かな宿を演出しています。
左手の竹林の先は沢のようで、小さな滝の音がずっとこだましています。
夜空。
写真にはしっかりと写りませんでしたが、
周りに建物も少ない山間のため、星がよく見えます。
数百の星が肉眼で見え、流れ星も2つ遭遇することができました。
さて、床に入る前に、
廊下に用意されている、アロマオイルお借りしに行きます。
ベッドルームの枕元には、アロマポットが用意されており、
ここに、アロマオイルを数滴入れます。
ほのかなオレンジの香がベッドルームに広がります。
部屋に用意されているバスローブに着替え、
おやすみなさい。
翌朝。
秋のいわし雲がたなびく、晴れた日です。
まずは、部屋の半露天風呂で、朝風呂を。
そのままベランダに出たいところですが、
これより先は浴衣を着用してお進みください、の案内表示。
確かに、ベランダは、庭園から丸見えですからね。
風呂上がりには、朝の散策に出かけました。
下駄を借りて、玄関を出ます。
宿の庭園から見る、宿泊部屋。
中央に見えるのが、202飛鳥です。
宿の敷地内の、竹林の小路へ。
歩いて2,3分の長さですが、
途中、休憩スペースがあり、
沢の音を聞きながら、ゆっくりと過ごすことができます。
一度、玄関前に戻り、
今度は、宿の敷地外に出てみます。
宿の案内では、徒歩45分の大回り散策コースが紹介されていました。
道中は、民家や別荘マンションなどがありつつ、
軽トラがポツポツと通るような、ごくごく普通の田舎の風景です。
足湯のある公園もありました。
戻ってきて、玉翠の外観。
部屋に戻り、朝食に向かいます。
朝食は、夕食と同じ個室料亭。
始めに、スタッフが来て、
新鮮野菜をサーブしてくれます。
あらかじめセットされていれば、何でもないトマトとキュウリですが、
サーブの演出で、少し特別感を感じさせられます。
ところてんも、自分でにゅっと絞り出します。
更に、タジン鍋と、
干物が提供され、
朝食のセットが整いました。
一つ一つは、旅館の一般的な和食ですが、
ポンと置いてあるのでなく、演出を加えてあることで、
何んとなしに、良い印象が残る朝食でした。
朝食後は、部屋で準備を整え、チェックアウト。
インカムで、館内スタッフ全員に、202号室精算終了、と共有していたオペレーションは、
伝わっている感を担保できる、小さな宿ならではの強み作りとして、とても良いことと思いました。
送迎の車で、駅に向かいます。
送迎の車に乗り込むときに、お土産を渡されました。
ビニール袋に入れた、温泉玉子一つ。旅の軽食として。
そういえば、朝の散策の時に、駐車場横に温泉玉子作り場がありました。
送迎先の伊豆熱川駅。
駅前は、湯けむりの立つ、温泉街の風情がある空間です。
駅から海側に広がる熱川温泉街を横目に、
伊豆急の下り、伊豆急下田行きに乗り込み、
次の目的地、下田温泉、浜辺の宿 濤亭 に向かいました。
奈良偲の里 玉翠
高級の中でも、更に一歩上を目指している感じがしました。
到着時に三つ指立てて迎えたり、食事の時に個室料亭の前ではスタッフが整列していたり、
教育を行き届かせようという、経営の意思を感じます。
最高級には至っていませんが、手元に用意できるもので、工夫で演出しているように感じました。
到着時のお茶菓子も普通のものを、懐紙・黒文字楊枝で演出し、
夕食は、伊勢海老・鮑も少量ながら、一尾の殻で大きく見せ、
朝食も内容は一般的であるものを、野菜のサーブや、自分でところてんを絞り出させたり、
というのは、良い旅館であるという印象付けに大いに役立っています。
一方、その手元に用意できるもの感と、案内にパウチを使うという再利用感覚、夕食の木の敷物の磨きが足りなかったり、洗い物が楽になるようにとビニールの敷物があったりという、経済性が見えてしまうのが、最高級とはならない所以かと。
最高級を期待されると厳しいですが、高級を想定していたら、その想定を超えてくる、満足度の高い宿です。
静かな立地に、新しい建物ですから、ストレスなく、ゆっくりと過ごすのに適しています。
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奈良偲の里 玉翠
料金・基本情報はこちら ▶ 奈良偲の里 玉翠
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