岩手県、繋(つなぎ)温泉の 四季亭 に行ってきました。
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冬の北東北3泊4日旅行の2日目です。

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前日の游泉志だてに続き、この日は花巻駅からスタートです。

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快速で30分、盛岡駅に到着です。

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盛岡駅前からバスに乗り、

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バス10分、盛岡バスセンターで下車。

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盛岡バスセンターから、通りを一つ入ったとこにあるのが、
東家本店。

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わんこそばの一番の有名店です。

わんこそばは、食べた分のお椀で積み上げていく3,520円コースと、
お椀を積み上げず算木(数え棒)で数える2,970円コースの2つがあります。
もちろん、お椀で積み上げるコースを選びます。

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最初に、薬味がセットされます。
マグロ刺身もありますが、これを先に手を付けると、のちのち後悔することに。
お腹の容量は温存し、そばの味変に使うくらいで。

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わんこそば開始。

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どんどん入れられていきます。

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お椀が積みあがり、お腹いっぱい。

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100杯以上食べると、記念品の木札がもらえます。

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東家本店からは、すぐ近くにある盛岡城跡へ。
本丸は、広場のみとなっていますが、

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西に岩出山がそびえ、

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東に早池峰 という、
浅田次郎『壬生義士伝』にて、
「南部盛岡は日本一の美しい国でござんす」と描かれた景色があります。

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盛岡城跡公園のなかには、
もりおか歴史文化館があり、
南部氏を中心とした資料が展示されていました。

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盛岡駅から繋温泉まではバス30分ですが、
繋温泉行きのバスは、盛岡バスセンターが始発なので、ここから乗車。

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盛岡駅経由、バスセンターから40分で繋温泉バス停に到着。
繋温泉は、大きな温泉旅館が点在していますが、温泉街はありません。

繋温泉バス停から四季亭の送迎に乗り込みます。送迎1分、

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四季亭に到着です。

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玄関で靴を脱ぎ、スリッパで進みます。
館内のBGMは旅館らしい琴。

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フロントでチェックイン。宿帳に記入します。

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それでは、部屋に案内されます。
エレベーターに乗り、3階へ。

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本日の部屋、302。一般客室10畳。

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踏込から、

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和室10畳。

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和室を反対から。

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窓の外は、駐車場ビューです。

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水回り、内風呂とお手洗い。

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浴衣と羽織。

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冷凍庫にはミネラルウォーター。

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お茶菓子は、

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葛菓子と干し梅。


ちなみに、別の部屋タイプは、
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【源泉掛け流し露天風呂付客室10畳】は、一般客室に露天風呂が増設された形で、

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露天風呂以外は、源泉掛け流し露天風呂付客室10畳 と 一般客室との違いはなく、全く同じです。

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【ベッド付き客室】も、一般客室にベッドを増設したもの。
基本的には、新しさ含め、違いはありません。

全部屋タイプともに、古さが目につきます。
和室空間は一定程度リニューアルされていますが、水回りは古いです。

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それでは部屋に戻り、鍵を手に取り、大浴場に向かいます。

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大浴場は2階にあり、男女入れ替え無し。

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脱衣場。

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内風呂。

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露天風呂。
少し硫黄のにおいのする温泉でした。

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館内は特に施設も無いので、
少し散策へ。

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四季亭の隣には、繋温泉神社。

つなぎ温泉の名前の由来となった、繋石。
源義家が前九年の役の際に、愛馬を石に"つないだ”から、
つなぎ温泉と呼ばれるようになったのだとか。

さて、部屋に戻り、手持ちぶさたにしていて、
ようやく夕食の時間となりました。

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夕食会場は、宴会場老松。

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席はこちら。
仕切りで区切られた空間です。

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宴会旅館のように、紙が被せられています。
料理を一斉に用意して置いている証拠です。

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最初のセット。

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食前酒 果実酒
ゆず酒でした。

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飲物は、岩手の地酒、南部美人 大吟醸ではじめます。

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先付 三陸産昆布と帆立の松前漬け
    菊の花 いくら
   砧巻と氷頭膾

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御造りは、何と濡らした紙をのせての提供。

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御造り 季の魚介盛り合わせ

案の定、みずみずしさはありません。

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口替り 鰊旨煮
    つぶ貝八方煮
    干し柿と黒豆のクリームチーズ白和え
    サーモン千枚蕪
    鱈子昆布巻

もう乾いています。一気に作って置いているのでしょうね。

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揚物 公魚のフリッターと
         海老の東寺揚げ
    銀杏松葉串、檸檬

これは温かい状態での提供。

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続いて、奉書焼で出てきたのは、

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鉢肴 奉書包み焼き
    目鯛塩麹焼き、焼き海老、
    田野畑産椎茸、丸十芋、香母酢

包み焼きなのに、焼きたてではなく、冷め出していました。
この鉢肴までの5品まで、着席から15分。提供スピード早すぎるのに。。

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替り鉢 岩手牛のしゃぶしゃぶ

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鍋物 三色ひっつみ鍋(南京・人参・法蓮草)
   水菜、葱、笹掻き牛蒡、
   人参、茸、油揚げ、鶏つみれ、菊の花
    七味唐辛子

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最後の食事は、

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食事 岩手県産ひとめぼれ
   香の物色々
   三陸産岩海苔の味噌汁
    ※盛岡市浅沼醤油店のお味噌を使用

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水菓子 林檎のコンポーネント
    苺
    キャラメルムース、ミント

夕食は、宴会料理レベル。
一気に作って置いてあるような、乾いている料理。
にもかかわらず、15分でほとんど全部を出しきる早すぎさ。なのに、冷め出している焼物。
作業のようで、一番美味しいタイミングで食べさせるという気がないように感じました。

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夕食後は、館内に特に施設もないので、
早々に就寝。

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おやすみなさい。


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翌朝。
青空の広がる朝です。

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朝食は、昨晩と同じ宴会場老松。

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最初のセット。

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お品書き。

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蓋を開いて、朝食全部。
やはり、料理は冷めきっています。

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何故か、折り紙の包みにグリコの飴が置かれていました。
ファミリー向け旅館の演出で、高級旅館としてはどうでしょうか。
せめて和紙に包むとか、地元の菓子にするとか。

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最後に、コーヒー。

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フロントでチェックアウトして、
タクシーで雫石駅に向かいました。

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途中、繋温泉バス停付近からは、
御所湖の先に、岩出山。青い空に映えるきれいな景色でしした。
タクシーは、繋大橋を渡り、

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四季亭から10分程で、雫石駅に到着しました。

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雫石駅からの下りの午前便は少なく、
5:36発鈍行の次は、11:38発新幹線こまち。なんと6時間も電車がありません。

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秋田新幹線こまちに乗り、次の宿泊先、花心亭しらはま へと秋田県に向かいました。

四季亭
古典的な和旅館といったところです。
部屋もパブリックも設備が古く、サービスは昔ながらが変わっておらず、
食事は、一気に作っておいてあるのか冷めて乾いており、宴会料理かと感じる内容です。
スタッフも人数はいるのに、作業をこなしている感じのベテランが多いです。
部屋数22室だけの小さな旅館として、地元のリピーターを掴まえている旅館なのでしょう。

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四季亭
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