長野は北信にある 山田温泉 藤井荘 に行ってきました。
藤井荘_1927
文人墨客ゆかりでもある老舗旅館です。

藤井荘_1906
東京から新幹線で長野へ。
北陸新幹線はくたか。

藤井荘_1907
車内販売で、高崎駅の駅弁 だるま弁当 にて昼食。

長野駅にて新幹線を下りた後、路線バスにて松代に向かいました。
今年の大河ドラマが真田氏ですから、真田松代藩も注目されています。
藤井荘_1909
松代城跡。ここ数年で、石垣や門が復元されました。

藤井荘_1910
松代城本丸跡。構造物は残っていません。無料の公園になっています。


藤井荘_1911
旧真田邸。

藤井荘_1912
石畳の道路が整備され、歩ける街づくりの試みがされています。

藤井荘_1913
松代藩文武学校。

藤井荘_1914
松代象山地下壕。
先の大戦末期に計画された「松代大本営」の跡です。
中は壕らしく、ひんやりとしています。約500mと、意外と長い距離が公開されています。

松代の観光のあとは、
旧松代駅から路線バスで須坂駅へ向かいます。
藤井荘_1908
松代から須坂は、長野電鉄が走っていたのですが数年前に廃線となりました。
須坂駅からは、車にて約20分にて山田温泉へ。

藤井荘_1927
藤井荘に到着です。

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藤井荘外観。

藤井荘_1925
玄関先。

藤井荘_1924
提灯の明かりがお出迎え。

藤井荘_1923
エントランス。

藤井荘_1922
畳敷きの入り口です。

藤井荘_1921
先に進むと。

藤井荘_1918
ロビーラウンジに案内されます。

藤井荘_1920
谷を挟んで、向かいの山を臨む席で、ウェルカムドリンク。
窓もなく、オープンエアーで、蝉の声が聞こえます。

それでは、部屋にご案内。
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エレベータを降り、

藤井荘_1974
廊下を歩いて、

藤井荘_1929
今日の部屋はこちら。 萩野の五。

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踏込をすすむと、

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谷に面した和室です。

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和室。

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月見台付き。

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別室の洋室も付いています。

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水周りと内風呂。

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お手洗い。

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オールインクルーシブの宿 として今年からリニューアルオープンしたとのことです。
昨年から経営がご主人から現女将になり、従業員とのコンセプト設定のなかから、
サービスを含めリニューアルしたのだとか

現在は、夕食朝食時及び冷蔵庫の飲み物が宿泊料金に含まれるという点が中心ですが、
今後、料金に含まれるオプショナルツアー等も設定していく方針とのこと。

ちなみに、飲み物のお品書きは下記の通り。
フリードリンクとしてはきわめて豊富です。
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藤井荘 ドリンクメニュー1/6。

藤井荘_1944
藤井荘 ドリンクメニュー2/6。

藤井荘_1945
藤井荘 ドリンクメニュー3/6。

藤井荘_1946
藤井荘 ドリンクメニュー4/6。

藤井荘_1947
藤井荘 ドリンクメニュー5/6。

藤井荘_1948
藤井荘 ドリンクメニュー6/6。

藤井荘_1939
オールインクルーシブの冷蔵庫。
フリードリンクです。

藤井荘_1940
では、浴衣に着替えて、館内を見て回ります。

藤井荘_1952
大宴会場の周り。

藤井荘_1955
宴会場。今日は個人向けの設営ですね。

別のタイプの部屋も。
次の間付の部屋 鳳山亭「横笛」。
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踏込から。

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本間。

特別洋室 三喬亭「如霞」。
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玄関から。

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木を基調とした、ベッドルームです。

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リニューアルされた、洋風のバスルーム・お手洗い。

スタンダード洋室 三喬亭「笹野の二」
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もともとの和室の空間がベッドルームにリニューアル。

藤井荘_1967
水周りは、萩野と同じです。

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別に小さな部屋も付いています。

では続いて、大浴場へ。
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大浴場。

藤井荘_1984
脱衣所。

藤井荘_1985
大浴場。

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露天風呂。谷からの風が心地よいです。

藤井荘_1987
脱衣場には、ヒーリングミュージックが流れています。

藤井荘_1988
風呂上りには、館内のサービスがあるとの案内があったので、「利き酒」コーナーへ。

たちべりカフェ。 兼お土産コーナーです。
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ラインナップのカウンター。

藤井荘_1978
利き酒。5種類の日本酒が用意されています。

藤井荘_1977
ソフトドリンクは、デトックス向けのウォーター。

藤井荘_1981
休憩スペース。

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横には小さめのお土産コーナーがあります。

続いては、夕食へ。
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夕食会場、東兵衛茶屋。

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個室に案内されます。

藤井荘_1998
床の間もあり、広めの空間作り。

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セットされたお席。

藤井荘_1993
お品書き。


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前菜 蕎麦豆腐 蕎麦の実 滑子
    信州サーモン手毬寿司
    根曲り竹 きの子の金平 胡桃味噌

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土瓶蒸し 焼鮎土瓶蒸し
       蕎麦米ふかし やなぎ松茸 実山椒 酢橘

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お造り 大岩魚
     鱸の昆布〆 山葵醤油
     しゃぶしゃぶ 高原野菜

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しゃぶしゃぶ鍋。
出汁用の昆布は、六文銭に模られています。

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続いて用意されるのが、藤井荘名物「ぽんぽん鍋」。
名前の由来は、「狸」「たくさんぽんぽんと入れる」「油がはねる様子」と諸説あるようです。

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ぽんぽん鍋のお品書き。

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つまりは串揚げです。

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合肴 信州そば 蕎麦の芽

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小鍋仕立て 本日の一品
         高山村の夏野菜
         お出汁と辛味大根と共に

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食事 鮎と生姜の釜炊き御飯
    信州鮎 生姜

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釜のまま提供され、おかわりし放題。
夕食は上品な量でしたので、このくらいの御飯があることがちょうど良いです。

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オールインクルーシブの一つとして
オプショナルツアー「スターナイトツアー」が設定されています。
この日も申込をしましたが、残念ながら雲天で中止になりました。

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となると何もない場所ですので、早々におやすみなさい。


翌朝。朝風呂と、大浴場に向かいました。
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更衣室に、ヤクルトが置いてありました。
補充はされていなかったので、早い者勝ちですね。

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朝のトラベルラウンジでは、軽食ありとの案内を聞いていましたが、

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信州のリンゴジュース・ぶどうジュースと、

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信州産とれたて野菜。

軽食と聞いて、おにぎりを想像していましたが、
さわやかな野菜の提供とは意外でした。

少し、館外に出て、山田温泉を散策に出ます。
藤井荘_1973
山田温泉のマップ。

藤井荘_2015
藤井荘の前。
バスがいるあたりが、バス停のある中心です。

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中心にある、共同浴場「大湯」。


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大湯の前の公園。足湯があります。



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大湯の周り。奥に土産店があります。
山田温泉は、ここから見える範囲でほぼ収まる、小さな温泉地です。

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藤井荘に戻り、館内の散策路へ。

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山道レベルの散策路をずっと下って行くと、

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谷底の川辺に至ります。
川底は茶褐色になっているのは、このあたりの温泉の成分によるものと思われます。

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館内の談話室。

少し体を動かしたのちに、朝食へ。
藤井荘_2022
場所は、夕食と同じ個室です。

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セットされた席。

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朝食のお品書き。

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先出し 胡麻のお浸し 鯖なめこおろし くらかけ豆
     丸なす揚げ出し 信州サーモン幽庵焼き 蕗の薹海苔

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せいろ蒸し。
とっても雰囲気があります。但し、蒸気で部屋が暑くてかないません。

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季節の地場野菜と、鳥朴葉蒸し。
とってもジューシーです。

藤井荘_2029
炭火炙り 有明海苔
       五平餅
       季節の地場野菜

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リンゴジュース

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食事 信州木島平村 白米
汁物 野菜たくさん根菜味噌汁

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水物 おれんじ キウイ

食事が終わり、チェックアウト。送迎車で須坂駅へ。
藤井荘_1916
須坂は、蔵のまち として町作りをして、散策の出来るエリアが作られています。


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豪商の館 田中本家。
蔵の街並みとは、少し離れています。

須坂から、
最近「外国人が日本で最も訪れたい場所」といわれているらしい、
地獄谷野猿公苑(スノーモンキーパークという二つ名がついたそうです)
に行ってみようと、
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須坂駅からは、湯田中駅まで長野電鉄にて移動。
特急料金100円の特急で、

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湯田中駅へ。
ここから路線バスで、地獄谷野猿公苑を目指します。

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車が入れるのは途中まで。

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その先は、徒歩で向かいます。約25分の表示。

藤井荘_2154
整備された徒歩ルート。

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飽きないようにか、途中途中で、案内板が設置されています。


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山を通り抜け、

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間欠泉。

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公苑入口。

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公苑内部。そこここに猿がいます。

来ている人は、半分以上は外国人でした。

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夏なので、温泉の中には猿は入っていませんでした。
公苑スタッフによると、餌付けで温泉に誘導しているとのこと。

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人間が通っても、全く気にせずリラックスしている猿たちです。

また、徒歩でバス停まで戻り、湯田中駅に戻ります。
電車まで少し時間がありましたので、駅前のお店でちょっと食事。
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GOEN
外人スタッフのいるオシャレなお店です。

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地ビール 志賀高原IPA と、

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唐揚げで、一杯。

帰り道では、長野駅前で、信州そば。
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信州戸隠そば味処ぼっち

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夜は居酒屋にもなる空間です。

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さるそば。
信州ですからもちろん七味は、八幡屋礒五郎です。

長野駅から鈍行に乗り、姨捨駅を立ち寄りました
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最近は「日本三大車窓」といわれているようです。
スイッチバックの駅としても知られますが、
善光寺平を一望する景色から、夜景スポットとして注目されています。


藤井荘は、食事は、夕食も朝食も、
盛り付けに工夫があり、雰囲気の良い食事でした。

建物は外観からすると年月は経っていますが、
内部はリニューアルされていてきれいです。

スタッフは、ホテル系のサービスを提供する旅館ではあるのですが、
まだ洗練されていない感があります。
何となく気づかないという感じで、
飲み物に気が回らなかったり、食事をお代わりしているときに溶けるシャーベットを持って来たり、
スターナイトツアーの中止もこちらから聞かないと案内されなかったり。

しかしながら、この旅館、
一族経営であるものの、昨年から女将にかわり、
従業員の声に基づいて、経営の工夫をしているそうです。
オールインクルーシブにしたり、チェックインの景色の見える席を作ったり。
これからの進化に期待ですね。

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藤井荘
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