湯河原にあるミシュラン掲載の宿、石葉に行ってきました。
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「食事が別格に美味いのが石葉」と知人から聞かされており、
一度行ってみたかった宿です。

湯河原駅からタクシーで約10分。

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閑静な高台に建つ、石葉に到着です。

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林に囲まれた静かな空間にある、9室だけの小さな旅館です。
玄関の大きなのれんをくぐり、

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履物を脱ぎます。
(番傘も良い雰囲気を構成しています)

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帳場は通り抜け、そのまま部屋へ案内されます。

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今日のお部屋は「桜」。

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足元の木もよく磨かれています。

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8畳+踏込の和室です。
面する庭からは、せみの声がカナカナと聴こえ、心豊かに感じます。

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床の間、

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反対側。昔ながらの雰囲気の部屋です。

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台帳記入を案内されます。
台帳を書かせるのにもしっかりと配慮、
ペンカバーのあるペンが提供されます。

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お茶菓子。
夏の暑い日でしたので、冷茶に、

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水ようかん。
木の皿に載せられ、高級感があります。
つるっとした冷涼感のある口当たりです。

部屋の中には、
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フルーツが用意されていました。
こういうのって、食べるものなのでしょか?
何となく、手を付けたことがありません。

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浴衣。そして「パジャマ」、
最近は、外国人の利用が多いとのことです。

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ベープ。

冷蔵庫はこのような感じ。
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白ワインと、シャンパンがあります。

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お手洗い。
年月が経った建物ですが、清掃は行き届いていますね。

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それでは、鍵を取って、他の部屋を見せてもらいます。

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廊下を通り、

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【十国】10畳+広縁+踏込+檜風呂の部屋。

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【十国】本間10畳。

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【十国】特徴は、広縁があり、

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【十国】仕事の出来るデスクがあります。
一人旅で仕事をする企業経営者などの利用が多いとのこと。
ここで庭を臨みながら、ゆっくりと仕事してみたいですね。

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【十国】檜風呂。温泉です。

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【十国】水周り。

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【十国】お手洗い。

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宴会場もあります。

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玄関横のラウンジ空間。

それでは、館内見学を終えて、次は大浴場へ。
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宿泊部屋の建物から、外に出ます。

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隣の建物の階段を登り、

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進んでいくと、

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大浴場へ。

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脱衣場。
高台にあり、明るい陽が射し込みます。
ドリンクの用意もされています。

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内風呂、
オープンエアーです。

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露天風呂。
いずれも、小さいですが、
9室の旅館なので、大浴場で他の人に会うことはありませんでした。

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アメニティ関連は普通でしょうか。

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ひなたで寝転がれるようになっています。

それでは、部屋に戻り、夕食に進みます。
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部屋食の準備完了。

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お品書き。

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先付 毛蟹 陸蓮根 生湯葉 焼椎茸
    岩茸 伊豆寒天 土佐酢餡

蓮の葉に入っており、寒天はテングサから作られており、磯の香りがふわっと。
これは、食事の期待感が高まります。

酒は女将自家製の梅酒。

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八寸 鯵寿司 酢取茗荷 海鼠子長芋

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こちらのほおずきには、

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八寸 鱧子寄せ 鰻牛蒡 揚げパン鮒寿し射込み 山桃
見事な演出です。

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お椀変り 鱧鍋 蓴菜

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提供してもらった鍋のスープは、
全部飲み干しました。

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お造り 季節の魚 あしらい
ひらめとたこでした。

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焼き物 函南鮎炭火焼き

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蓼酢で頂きます。
小ぶりで骨もやわらかい鮎で、食べやすい。

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冷し鉢 焼き茄子 焼き万願寺唐辛子 苦瓜 南瓜
    小玉葱 近江蒟蒻 糸がき 生姜

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強肴 太刀魚蓮根包み揚げ 新銀杏 塩 酢橘

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止肴 白芋茎 利休麩 ずんだ掛け

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御飯 とうもろこし・甘長唐辛子ご飯 赤出汁 香の物

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ご飯は釜炊きで、そのままの提供。
もちろん、全部頂きました。

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水菓子 季節のフルーツ(びわ)
甘味 水羊羹

夕食は、工夫の仕方がスゴイ内容でした。
他の宿でもよく見るような食事はなく、
必ずアレンジのされた内容、洗練された感を受けました。
石葉で食事している、というだけで、、満足感を得られるような感じです。

食後は、もう一度、温泉に入り、部屋に戻ると、
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夜食の温泉まんじゅうが用意されていました。
夜食処があるわけではないので、大変うれしいサービスです。

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では、簾戸の閉じられた部屋で、おやすみなさい。


翌朝。起きたらまずは大浴場へ。
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昨日とは入れ替えとなっています。
内風呂。山側に面しています。

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露天風呂。

温泉の後は、朝食です。

旅館の朝食らしい、和定食。
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朝食は普通、という印象です。

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でも、食後の提供は、紅茶です。緑茶ではないんですね。

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食後は、支度を整え、タクシーを呼び、チェックアウト。

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お土産として、ペットボトルの水(箱根山の天然水)を頂きました。

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前日注文していた、名品の「かるかん」もお土産に。

石葉は、むかしながらの雰囲気のある建物と、高級感を感じさせる空間づくり、
そして、他では食べられないような演出をされた夕食はやはり別格で、
心満たされる宿です。
温泉街からも離れた高台にあり、9室と小さく、隠れ家のような旅館ですので、
ゆったりと静かに過ごすのに適しています。

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石葉
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