伊豆蓮台寺温泉にある清流荘に行ってきました。
ここは、ルレ・エ・シャトー加盟の日本1号店(いまは非加盟)ということもあり、
一度宿泊をしてみたかった宿です。
ギネス世界記録という巨大な石燈籠。
笠間産の自然石で、高さ5.8m、重量は43トンとのことです。
老舗感のただよう入り口外観。
明るい玄関を入り、
ラウンジでチェックイン
使われている材木も黒くなっており、レトロ感が強いです。
廊下を通り
今日の部屋 本館「松風」
全体的に暗く、壁も畳も古い感が否めません。
水回り。設備含めて古さを感じさせます。
正直、期待していた分、
部屋設備には、あれ、っと感があります。
調度品は安い印象、浴衣は1枚のみ(帯短い)で、
コスト管理徹底している印象もあります。
お茶菓子は、ぐり茶しぐれ。
休憩もそこそこに、
早々に、ほかの館内も見させてもらいました。
西館【睡蓮】。和室。
本館同様、古さは否めません。
本館【葦切】。和室次の間付+露天風呂。
客間はやはり古いです。
内風呂はきれいな石造り。外に露天風呂がついています。
北斗館【柿田】。貴賓室露天風呂付。
北斗館になると、最近の高級旅館風のたたずまいとなります。
ベッドルーム。
石造りの露天風呂。
北斗館【不尽】。特別室。
本間と二の間。
東館【八雲】。和洋室露天風呂付。
東館もきれいですね。
半露天風呂。
東館と北斗館の間にあるエレベーター前。
写真の通り、建物による部屋の差は大きいと感じました。
○本館・西館 :古い建物旅館に近い。水回りも古い。
○北斗館・東館:リニューアルにより、現代の和モダン風の旅館と同等。
もし、今後予約する方は、「北斗館・東館」にすることをおすすめします。
今回は、本館でちょっと残念ですが、仕方ありません。
そのほかの施設
DVDシアター兼会議室。
宴会場 祥雲閣
Bar「ポーハタン」
二次会などに利用されます。
レトロ感の強い雰囲気のあるバーです。
では、滞在に戻ります。
清流荘には、25メートルプールがあります。
レンタル水着を利用して、がっつり泳ぎました。
周りは子供連れが2-3件。浮き輪で浮いているのを横目に、
一人で500mほど泳いでいたら、怪奇の目で見られました。
プールの横に、大浴場がありました。
プールで一汗かいたのち、ゆっくりと入浴です。
つぎは夕食。
ダイニング「醍醐」
電気つける前ですが、醍醐の内部
リニューアルされた、明るい食事処。
御献立
食前酒 アロエ酒
前菜 蒸し雲丹 養老寄せ 姫さざえ 海老
鮎山椒煮 合鴨ワイン蒸し
もろこし 枝豆 無花果
御椀 すずき焼霜 順才 青柚子 はす芋
造里 伊豆の鮮魚五点盛り
いさきの作りは、あぶってあります。
焼物 伊勢海老天城焼
山桃 谷中
煮物 金目鯛揚煮おろし
椎茸 すだれ麩 あしたば
東の伊豆では、名物の金目の煮付けをよく見ますが、
揚煮おろしは初めてです。
台の物 鮑おどり蒸し
バター レモン
固形燃料のコンロで、
レモンを絞って頂きました。
揚物 鱧新丈東寺揚げ
甘長唐辛子 小茄子 ライムレモン 素塩
食事 桜海老ちりめん御飯
香の物 三種盛り
留椀 赤出汁
デザート 季節の果物
この日は、スイカ、パイナップル、ぶどうでした。
夕食は、美味しく、静かな空間でした。
客室ではあれっと感じましたが、それを補って余りある満足感。
皿の彩り。
煮物の器が温められている。造里が乾いていない。つまり作りたて。
大型旅館でない利点ですね。
夜は早めに就寝しました。
ちなみにフロントは、22~8時まで不在、警備携帯へとなっています。
人件費削減も徹底しています。
部屋には、宿作成のマップが置いてありました。
宿の横にあるなんでもない川「稲生沢川」を軸に、散策マップを作り、
各ポイント(映画ロケ地、なまこ壁など)に意味づけをしています。
散策体験を創出するのは、周囲環境に恵まれないときの打ち手ですね。
清流荘の周りには、温泉街もなにもないところです。
宿に戻って朝食の時間。
金目題の開きをはじめとした、和食らしい朝食です。
チェックアウトは11時。ぎりぎりまでゆっくりして出発しました。
清流荘
宿泊部屋は、古い「本館」と、新しい「北斗館・東館」があります。「北斗館・東館」がおすすめ。
食事は、満足感高いです。
客室数が少ないことから、スタッフも少なめ。洗練というよりは親切。
ここ数年のうちに、経営が、個人経営から、埼玉の運輸会社に変わったとのことです。
変わらず良い旅館のままでいてほしいものです。
★「清流荘」が好きなら、この旅館もおすすめ
「正平荘」(伊豆/伊豆長岡温泉)
「仙郷楼」(箱根/仙石原温泉)
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