宮城県白石市にある鎌先温泉 四季の宿みちのく庵 に行ってきました。
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宮城県への2泊3日の旅行です。

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東京駅からは、東北新幹線で1時間50分。

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白石蔵王(しろいしざおう)駅で下車します。
ほとんど下車客のいない、新幹線のみの駅です。

15時過ぎであれば、白石蔵王駅に宿の送迎が来ますが、
少し早めの時間に来たので、バスで鎌先温泉に向かおうと思います。

鎌先温泉へのバスは、白石駅までしか来ないので、移動をします。
白石蔵王駅から白石駅へのバスはわずかなので、タクシーで向かいます。

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タクシーで7分。白石駅に到着です。

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バスまで少し時間があったので、少し腹ごしらえを。
駅前にある、元祖白石うーめん処なかじまへ。

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名物、白石うーめん。
素麺みたいなもので、白石にしかない特産品なのだとか。

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駅に戻り、白石駅から、鎌先温泉に行くバスへ乗り込みます。
市民バス「きゃっするくん」。平日のみ運行(土休日運休)です。

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地元のおばあちゃんしか乗っていないバスに揺られ、
田んぼばかりの道を山あいに向けて20分、
鎌先温泉に到着です。
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小さな、本当に小さな山あいの温泉地です。
下車したのは私一人。
バスには外国人が何人か乗っていましたが、彼らの目的地は宮城蔵王キツネ村。
そこには、外国人が大挙して訪れているのだとか。
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小さな道の両側に軒を寄せ合う旅館の並びは、
旅情をかきたてられます。
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鎌先温泉の一番の老舗は、一番奥に鎮座する、湯主一條。

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千と千尋の神隠しのモデルになったとも言われる、
国重要文化財の本館は、木造建築。
いまは、朝夕の個室料亭として使われています。

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宿泊は別の建物。
リニューアルにより、エントランスはホテル風できれいになっており、
スタッフの方も洋装でピシッとしています。
社長も女将も、インターコンチネンタル出身のホテルマンで、
ホテルのサービスを浸透させているとのこと。

一方、建物の古さは否めず、廊下や大浴場、和室は高級とは言えません。
スイートは、内装全てリニューアルされているので、泊まる際は、そちらのみがおすすめです。

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さて、宿泊の みちのく庵は、
鎌先温泉の宿の並びからは、100mほど離れた場所に入口があります。

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敷地に入って、ぐっと急な坂を200mあまり上っていきます。

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上り切った小丘の上がに、宿は立地します。
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平屋建てに全10部屋の、小さな宿です。
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四季の宿 みちのく庵 の玄関です。
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玄関で靴を脱ぎ、進みます。

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ラウンジに案内され、
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宿帳に記入します。

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ウェルカムには、一口ソフトクリーム。

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坪庭を眺めながら一息。
それでは、部屋に案内されます。
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廊下を進み、


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小宴会場の横を通り、
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本日の部屋、小萩。
和室12畳+広縁。
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踏込から、
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和室12畳。
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和室反対側から。
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広縁。
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広縁からベランダに出ることができ、
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景色は山の辺。
すぐ前の林の山を向こうが、鎌先温泉の中心になります。
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広縁の横の水回り。
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冷蔵庫。
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水回りと、
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お手洗い。みちのく庵_0341
お茶菓子は、みちのく庵オリジナルのお菓子。
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あんこの入った生菓子です。
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それでは、浴衣に着替えて、
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籐の籠に入れたタオルとバスタオルを持参にて、
大浴場にむかいます。

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鍵を手に取ります。
テプラ。。。
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スリッパにも部屋の名前のテプラ。。。

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大浴場 雲上の湯。
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左側が男性大浴場。
入れ替えはありませんが、大浴場の形は左右対称で同じ形とのこと。

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脱衣場。
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高野槙風呂。

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露天風呂。
山あいという形で、周りには建物なく、木々のみが目に入ります。

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洗い場。


風呂上がりには、館内を少し見させていただきました。
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館内図。

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【悠すぃーと 端麗】
和室12畳+ベッドルーム+露天風呂。

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【悠すぃーと 端麗】和室12畳。

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【悠すぃーと 端麗】露天風呂。

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【和・なごみすぃーと 曙庵】
バリアフリーのダイニング空間とベッドルーム。

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【和・なごみすぃーと 曙庵】和室12.5畳。

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【和・なごみすぃーと 曙庵】露天風呂。

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小さいながらも宴会場もあります。

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イステーブルでの宴会場です。

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ラウンジの横には、囲炉裏空間があります。
横には、少しながら土産を販売しています。

さて、部屋に戻り、夕食の時間となります。
夕食は、部屋食での提供です。
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最初のセット。
木の膳が用いられているのは、気品を演出して大好きです。
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かわいらしい、ウサギの箸置き。

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お品書き。
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食前酒 料理長特製しその酒
珍しい、しそのお酒ですが、しそと白ワインと砂糖をひと煮立ちしたものとのこと。

部屋係の仲居のおばちゃんと話しながら、食事をすすめます。
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先付 冬の根菜と海老 雪衣
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前菜 姫さざえ磯煮 鮟肝ぽん酢
   蕪甘酒とんぶり和え ミニ大根
   舞茸水菜いかこうじ 生ハムアスパラ胡麻だれ

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先椀 餅 蓮根 きのこ ねぎ
お吸い物。正月の雑煮のようで、冬にぴったりです。

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造り 師走の海鮮盛り合せ

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焼物 仙台牛あみ焼きねぎだれ
玉子の黄身を崩してからめて頂きます。

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煮物 海老芋おかき揚げ かに爪あんかけ

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酢の物 海鮮 白菜 蕪みぞれ酢

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御飯 桜海老ごはん
香の物 季節の浅漬け
止椀 鴨うーめん 仙台せりまがりねぎ

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甘味 焼りんごと紅茶アイス

夕食は美味しかったです。
全体的に満足感高いです。

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夜食には、おにぎりを持ってきてくれました。
館内にも、鎌先温泉にも夜食を取れるような場所はありませんので、
ありがたいです。

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食後には、部屋に布団が敷かれ、

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何もない宿なので、特にすることもなく、そのまま就寝。


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翌朝。

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雲はあれど、晴れた日となりました。

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布団をあげるのと一緒に、
朝のお茶を持ってきてくれました。
昆布茶。
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朝食も部屋食です。

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朝食の内容は、一般的な和食ですが、木の膳などによるものか、
雰囲気の良い朝食です。
御飯は、白米とお粥の二つを頂けます。

右上にある、裸電球にはいったはちみつ「電球はちみつ」は、
みちのく庵の女将の発明品なのだとか。

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食後は、部屋にて紅茶を頂きます。

ゆっくりした後に、チェックアウト。
宿の送迎車で送ってもらいます。

白石蔵王駅・白石駅に向かいますが、その後であれば、
白石城までも送ってくれます。

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白石城。
伊達仙台藩の中にありながら一国一城制の対象外とされ、
片倉小十郎の片倉氏の城として、明治維新まで存続しました。

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復元の白石城三階櫓。

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城からは、白石の町を見下ろします。
右前方の町外れにあるのが、白石蔵王駅。
新幹線が通過する音が、城まで届いています。

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白石城跡は、益岡公園として整備されています。
中には、白石市出身の第18代横綱大砲(おおづつ)の像が建っています。

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大砲の像と向き合って建立しているのが、
大砲・谷風の碑です。
第4代横綱谷風も、白石市の出身だったのですね。

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白石城跡には、歴史探訪ミュージアムという資料館もあります。

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ここで借りられるのが、レンタサイクル。
返却は、白石駅・白石蔵王駅でもOKとのことで、
レンタサイクルを借りていきます。
これからの目的地は、徒歩では遠すぎるので。

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まず向かったのは、武家屋敷(旧小関家)。
白石城跡から自転車で3分ほど。
民家の並びから突然ぽつんと現れる、小さな武家屋敷。
おそらく、唯一残っていた武家屋敷を、観光資源化をしたのでしょう。

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武家屋敷から、山の辺に向かって、自転車で7分。
最後は上り坂を立ちこぎしながら着いたのが、
片倉家御廟所。

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墓地の一番奥にあるのが、片倉家御廟所です。
石畳を敷いた床面の上に、十体の石像と一基の墓碑が並んでいます。

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片倉家御廟所から、更に少し上ったところが、
片倉喜多の墓の入り口です。

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片倉喜多は、片倉小十郎景綱の異母姉で、
伊達政宗の養育係及びその正室愛姫(田村清顕の娘)付であったとして有名です。

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片倉喜多の墓から、左の道を更に分け入って進むと、
田村清顕の墓があり、ここに、真田幸村の墓もあります。

なぜここに、信州上田から紀州九度山、大坂夏の陣で討ち死にし、
白石の地を踏んだことのない真田幸村の墓があるのか。

真田幸村(真田信繁)は、大坂夏の陣において、
道明寺口で対峙した片倉重長(片倉家二代)に子女の後事を託したというのは有名な話。
そのひとり阿菖蒲が、片倉喜多の名跡を継いだ田村清顕の孫の定廣を娶り、
その定廣が、田村家の墓とともに、真田幸村の墓を建立したとのこと。

その背景から、墓所の正面中央は、田村清顕の墓であり、
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その左隣に、阿菖蒲の墓。

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そして、その左側にあるのが、真田幸村の墓。

建立されたと考えられる江戸時代には、真田幸村は既に物語の英雄になっているでしょうから、
その権威にあやかろうという意図もあったのかもしれないと思います。
名前の表記が、本当の真田信繁でなく、物語で言われる真田幸村であることからの予想ですが。


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白石城下には、真田氏との所縁を残すものがいくつかあり、
その一つ、清林寺は、真田家遺臣が開基したため、寺紋が真田氏の家紋「六文銭」です。
ここは、白石城跡から自転車で約5分です。

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片倉家菩提寺の傑山寺は、清林寺から自転車で2分。
片倉小十郎景綱の銅像があるほか、

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墓地の一番奥の方には、第4代横綱谷風の墓があります。

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最後の訪問先は、当信寺。
傑山寺からは自転車で7分。
山門は、白石城東口紋を移築したものですが、ここには、

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真田信繁(真田幸村)の遺児である、阿梅(片倉重長継室)と大八(片倉守信)の墓が、
現存しています。

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当信寺からは自転車3分ほどで、白石駅に到着です。

駅構内にある、白石駅観光案内所にて自転車を返却して、
白石観光を終えました。

そして、白石駅から、次の訪問地である遠刈田温泉に向かいました。


鎌先温泉 四季の宿みちのく庵
鎌先温泉は、宮城県のなかでも、小さな町・白石市の郊外にある、山あいの小さな温泉地です。
そのなかで評判を聞くのは、みちのく庵と湯主一條。この二つは全然タイプが異なります。

みちのく庵は、施設は新しいが、スタッフは地元のおばちゃんで家庭的。
田舎に来たような旅館が良ければ、みちのく庵が適しています。
食事もおいしい和食です。
何もない山あいの宿で、ゆったりとした時間を過ごせます。

鎌先温泉で、ホテル的なサービスを求めるなら、湯主一條。スタッフはバーテンの様で、食事も洋食。
但し、スイート必須で、それでもパブリックは古い施設。高級というには今一歩です。

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