富山県は砺波にある 庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり に行ってきました。
富山県では数少ない高級旅館への訪問です。
前日の 高山 本陣平野屋花兆庵 からの続きです。
送迎してもらった高山駅からのスタート。
高山駅前が、濃飛高山バスセンター。
ここから、今日の観光先、白川郷に向かいます。
バスセンターでは、白川郷を経て城端に抜けると伝えると、
通常運賃より、白川郷・五箇山ルートきっぷ利用の方が安いと紹介され、購入しました。
高岡駅行のバスに乗り込みます。
白川郷へは、高岡駅行・金沢駅行・白川郷行があり、1時間に2本くらい運行されていて便利です。
高岡駅行と金沢駅行は予約制でしたが、当日その場での予約でOKでした。
高速道路を通って50分、白川郷バスターミナルに到着。
白川郷の案内マップも7か国語で用意されていました。
インバウンドが多いことを如実に表しています。
大きな荷物をコインロッカーに預けて、白川郷散策に出発です。
バスターミナルから徒歩2分、和田家前が、
展望台行きのシャトルバス乗り場。
展望台行きのシャトルバス。
20分間隔で運行されています。片道200円。
5分ほどで展望台のバス停に到着です。
左手には、ザ・観光地の土産屋がありますが、
立ち寄らずに、突き当りにある、
萩町城跡展望台に進みます。
小さな公園のような空間になっており、
世界遺産白川郷合掌造り集落の碑が設置されていました。
この萩町城跡展望台からの景色がこちら。
日本の原風景といわれる白川郷が奥まで見渡せます。
一方、展望台の周囲に木々が生い茂り、視界は狭め。
少し戻って、萩町城跡展望台の駐車場からの眺め。
こちらの方がいくぶん横方向にも景色が広がります。
建物群がよく見えますが、もう少し左手から見ると、よりきれいそうです。
となると、さっきのザ・土産屋の景色が一番よさそうです。
やむを得ず、戻って土産屋に立ち寄ります。
お土産処天守閣。
土産屋に入るなり、写真を撮りますよ、と誘導されて白川郷を背景にパシャリ。
このような典型的な土産屋がまだ日本にあったとは。。
購入するか否かは自由とは言われましたが、マナーとして購入しました。
写真1枚1,500円なり。
しかしながら、ここからの景色は、
白川郷の道もすっと通って見え、右手に庄川の流れ、
この天守閣展望台からの眺めが一番きれいでした。
展望台からは、徒歩で坂を下ります。
展望台から徒歩10分ほどで、麓の町並みにある、
国重要文化財 和田家 に到着。
白川郷を代表する茅葺き合掌造りです。
内部の二階は構造が丸見え。
うだるような暑い日でしたが、日差しを避けた空間は、
風が通り抜け涼しい空間でした。
他にも、入場できる茅葺き合掌造りの建物がある白川郷の町並みを散策。
町並みを端まで行くと、庄川を渡る、であい橋に到着。
自家用車で到着した場合は、この先の駐車場が白川郷観光のスタート地点です。
再び白川郷の町並みを戻り、
昼食は、白川郷バスターミナルのそばにある、お食事処いろりへ。
茅葺き合掌造りの建物の中は、座敷とテーブル席のある食事処。
雰囲気に合った田舎料理を、と思い、
焼きどうふ定食 を注文。
熱した鉄板に、白川郷名物の固いとうふ。醤油だれを掛けてジュ―っと香ばしい。
マスの甘露煮もおいしかったです。
白川郷滞在は、昼食を含めて3時間半でした。少しゆっくり目でしたが、
一般的な観光には、2時間半~3時間は必要との案内がされています。
では、白川郷バスターミナルから、世界遺産バス高岡駅行きに乗り込みます。
世界遺産バスは無予約制。
このバスは途中、五箇山のエリアも通過するため、
車窓からは、菅沼合掌造り集落や、
国重要文化財 村上家 などを見ることができました。
白川郷から1時間15分で、城端駅に到着。
のどかな地方路線の終着駅です。
旅情を感じさせる気動車に乗り込みます。
車窓は田んぼが続く田園風景。
田舎景色なのですが、
今まで通り抜けてきた山間の集落とのコントラストが際立ち、
砺波平野は豊かな土地だなあ、と感じさせられました。
30分弱で、砺波駅に到着です。
砺波駅は、城端駅と比べると幾分大きめな駅です。
南口にて、送迎車が来てくれていました。
袴姿のスタッフが、アルファードでのお出迎えです。
砺波平野の真ん中から、山の辺に向かって走り約15分。
ゆめつづりに到着です。
玄関にて靴を脱ぎ、畳敷きを裸足ですすみます。
おっと、靴札が渡されます。
フロントにてチェックイン、宿帳に記入。
案内が渡されます。
ラウンジに案内され、
抹茶と、板前手作りのわらび餅をいただきます。
それでは、部屋に案内されます。
エレベーターに乗り込み、
4階に到着。
畳敷きの廊下を進みます。
廊下の間口が広くとられており、
余白の美学というか、良い宿なのではと感じさせます。
辻々に、花が活けてあります。
本日のお部屋 かわらけ。
くりうめタイプ和室10畳。
踏込から、
和室10畳。
部屋を反対側から。
景色は、庄川ビューで、
庄川合口ダムのすぐ下に立地します。
水回り。
内風呂の檜風呂。
浴衣は、小・中・大・特大まで大量に用意されていました。
冷蔵庫の飲み物はフリードリンクということで、
水、お茶、ジュースが入っていました。
コーヒー、急須の用意もあります。
施設としては、オヤッと思う点もなく、快適。高級旅館と言って良いのではないでしょうか。
浴衣に着替えて、鍵を手に取り、大浴場に向かいます。
大浴場のある1階へ。
おしゃれな売店と、
シックな空間造り。
大浴場は、深夜に男女入れ替えとなります。
タオル、バスタオルも用意されており、
ゆめの湯。
脱衣所。
内風呂。
洗い場。
露天風呂。
中規模旅館としては広めの露天風呂です。
岩風呂に、
かめ風呂、
寝湯もあります。
風呂上がりに、周辺の散策に出ます。
宿の目の前は、庄川に、右手に合口ダムを臨みます。
ゆめつづりの外観。
館内で感じたより、随分古い外観の印象です。
十分なリニューアルにより、館内滞在では古さを全く感じませんでした。
このあたりでは合口ダム周辺が、中心となっているようで、
物産館や、
美術館・水資料館があります。
が、人の姿はなく、閑散としています。典型的な行政ハコモノ。
合口ダムの景色。
なかなか、庄川温泉としては散策するような環境になっておらず、
ゆめつづり宿泊自体が目的となる場所のようです。
さて宿に戻り、夕食に向かいます。
食事は、1階お食事処夢厨房。
ダイニング風のレストランを、
中に案内され、
本日の席は、窓辺に向かったこちら。
ライトアップされた坪庭に面しています。
最初のセット。
食事はよさそうな雰囲気です。
おしながき。
食前酒 山桃ワイン
先付は、3品。
先付 鱧ちり梅肉掛け
林檎酢ジュレ 白ダツ 青みず
ガラスの器で供されていたのは、
先付 蓴菜トマト健康酢
長芋とろろ
先付 夏野菜八方煮
冬瓜 南瓜 蛸柔か煮 ヤングコーン ミニ陸蓮根
飲物は、利き酒セットを注文。
富山は南砺市の酒蔵、成政酒造、三笑楽酒造、若鶴酒造。
切子ガラスのお猪口が輝いているように、
テーブルは、スポットライトに照らされています。
続いて、黒塗りの椀が出てきました。
煮物椀 白海老真丈
白海老浮かし 大根 人参 ミニ青梗菜
写真を撮り漏れましたが、
造里 盛夏の富山湾盛合せ
あしらい一式 トナミ醤油
涼しげなガラスの器で供されたのが、
冷し鉢 大門素麺
海老 錦糸玉子 椎茸
続いて、コンロに載せて出されたのが、
強肴 国産牛グリル
玉葱 万願寺唐辛子 エリンギ 玉蜀黍 クレソン
追加の飲物は、地元産 おがみリンゴのジュース。
焼物 庄川名物鮎塩焼き
薩摩芋 青唐 はじかみ 蓼酢
宿スタッフの話では、たまに鮎が小さい?と聞かれることがあるらしいのですが、
庄川の地元では、鮎は昔からこのサイズで食べるのが普通なのだとか。
骨まで柔らかくて食べやすい鮎です。
酢の物 カマスと帆立貝加減酢掛け
紅芋茎 無花果 胡瓜
最後の食事は、釜での用意です。
釜飯は、鮎が丸ごと一尾。
よそってもらって、
食事 鮎釜飯
止椀 田舎味噌仕立て
香の物 三種盛り合わせ
釜飯は、残さずぺろりと頂きました。ごちそうさまでした。
水菓子 呉羽梨 ヨーグルト寄せ
夕食は、器も色ガラスのものなど、おしゃれさを感じます。
庄川の名物、鮎がしっかりとメインになっています。
ちょうどよい感じに、高級感がある食事でした。
宿の外には店もありませんので、
食後は、布団の敷かれた部屋に戻り、
そのまま就寝しました。おやすみなさい。
翌朝。
東向き、庄川の上から朝日が昇ります。
まずは朝風呂へ。
夜間に男女入れ替えとなり翌朝は、はなの湯。
脱衣所。
内風呂。
洗い場。
露天風呂は3種類。
かめ風呂と、
岩風呂と、
檜風呂。
露天風呂からは庄川の先の、山の辺の景色。
自然の中で気持ちいいです。
朝食も、お食事処夢厨房にて。
ダイニングキッチンに料理人がスタンバイしています。
お盆を手に取り、バイキングです。
料理が小皿に盛られたブッフェラインからとっていきます。
ご飯はかまどで、よそってもらいます。
バイキングの全種類をラインナップ。
いただきます。
ごちそうさまでした。
食後は、ラウンジでコーヒーのセルフサービス。
一服した後、部屋で支度を整えて、
フロントでチェックアウト。
靴札で靴を出してもらい、
玄関前から、送迎車に乗り込みます。
ゆめつづりから送迎35分で、新高岡駅に到着です。
ここから北陸新幹線で金沢駅に向かうつもりでしたが、
ちょっと高岡観光をしたいと思い、
新高岡駅から城端線で1駅の、高岡駅に移動しました。
高岡駅から徒歩10分ほどで、
高岡古城公園の堀端に到着。
大手口には、高岡城跡の碑に、
左手の像は高山右近。加賀前田藩に迎えられ、高岡城の縄張りをしたのだとか。
本丸には、越中国一之宮 射水神社と、
本丸広場になっています。
本丸広場には、前田利長公像がひっそりと鎮座しています。
高岡城の次は、高岡大仏へ。
突き当りの緑が高岡城。
民家の中の一区画というような小さな空間に、突然に大仏が現れます。
駅前に戻り、ウイング・ウイング高岡にあるのが、ドラえもんの散歩道。
作者の藤子・F・不二雄が高岡出身なのだそうです。
高岡駅から、あいの風とやま鉄道に乗り込み、金沢駅に向かいました。
次の目的地は、山代温泉 べにや無何有です。
庄川温泉風量味道座敷ゆめつづり
施設、食事、サービスともに、マイナスにオヤッと思う点がなく、とても快適。
一方、下足は靴札を渡して管理など、飛びぬけた最高級には至らず、
ちょうどいい塩梅の高級旅館です。
聞いたところ、旅館の運営は、従業員のボトムアップで改善していっているとのこと。
確かに、スタッフは若めでありながら生き生きと動いているように感じ、
食事会場のBGMが若かったりと、現場による声で運営されているように感じられました。
客層は過半数が地元富山県から。
宴会場も160畳があり、地元の会合で利用されているようです。
確かに、宿泊客は、地元のジジババが多いように見え、施設の高級感とは少しアンマッチでした。
高級旅館を好む客層に、ぜひ訪れて文化を育てていってほしいと思った旅館でした。
白川郷を抜けてきて宿泊する人はわずかとのことですが、
白川郷を流れているのも庄川。白川郷からの北上は、実は地形的には砺波平野に出るのが最適なルートです。
★「庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり」(北陸/庄川温泉) ブログ
★「庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり」が好きなら、この旅館もおすすめ
「おとぎの宿米屋」(東北/須賀川温泉)
「龍言」(新潟/六日町温泉)
「奈良偲の里 玉翠」(伊豆/熱川温泉)
「松濤館」(伊豆/三津温泉)
「お宿玉樹」(群馬/伊香保温泉)
「あゆの里」(九州/人吉温泉)
旅館・ホテルランキング
富山県では数少ない高級旅館への訪問です。
前日の 高山 本陣平野屋花兆庵 からの続きです。
送迎してもらった高山駅からのスタート。
高山駅前が、濃飛高山バスセンター。
ここから、今日の観光先、白川郷に向かいます。
バスセンターでは、白川郷を経て城端に抜けると伝えると、
通常運賃より、白川郷・五箇山ルートきっぷ利用の方が安いと紹介され、購入しました。
高岡駅行のバスに乗り込みます。
白川郷へは、高岡駅行・金沢駅行・白川郷行があり、1時間に2本くらい運行されていて便利です。
高岡駅行と金沢駅行は予約制でしたが、当日その場での予約でOKでした。
高速道路を通って50分、白川郷バスターミナルに到着。
白川郷の案内マップも7か国語で用意されていました。
インバウンドが多いことを如実に表しています。
大きな荷物をコインロッカーに預けて、白川郷散策に出発です。
バスターミナルから徒歩2分、和田家前が、
展望台行きのシャトルバス乗り場。
展望台行きのシャトルバス。
20分間隔で運行されています。片道200円。
5分ほどで展望台のバス停に到着です。
左手には、ザ・観光地の土産屋がありますが、
立ち寄らずに、突き当りにある、
萩町城跡展望台に進みます。
小さな公園のような空間になっており、
世界遺産白川郷合掌造り集落の碑が設置されていました。
この萩町城跡展望台からの景色がこちら。
日本の原風景といわれる白川郷が奥まで見渡せます。
一方、展望台の周囲に木々が生い茂り、視界は狭め。
少し戻って、萩町城跡展望台の駐車場からの眺め。
こちらの方がいくぶん横方向にも景色が広がります。
建物群がよく見えますが、もう少し左手から見ると、よりきれいそうです。
となると、さっきのザ・土産屋の景色が一番よさそうです。
やむを得ず、戻って土産屋に立ち寄ります。
お土産処天守閣。
土産屋に入るなり、写真を撮りますよ、と誘導されて白川郷を背景にパシャリ。
このような典型的な土産屋がまだ日本にあったとは。。
購入するか否かは自由とは言われましたが、マナーとして購入しました。
写真1枚1,500円なり。
しかしながら、ここからの景色は、
白川郷の道もすっと通って見え、右手に庄川の流れ、
この天守閣展望台からの眺めが一番きれいでした。
展望台からは、徒歩で坂を下ります。
展望台から徒歩10分ほどで、麓の町並みにある、
国重要文化財 和田家 に到着。
白川郷を代表する茅葺き合掌造りです。
内部の二階は構造が丸見え。
うだるような暑い日でしたが、日差しを避けた空間は、
風が通り抜け涼しい空間でした。
他にも、入場できる茅葺き合掌造りの建物がある白川郷の町並みを散策。
町並みを端まで行くと、庄川を渡る、であい橋に到着。
自家用車で到着した場合は、この先の駐車場が白川郷観光のスタート地点です。
再び白川郷の町並みを戻り、
昼食は、白川郷バスターミナルのそばにある、お食事処いろりへ。
茅葺き合掌造りの建物の中は、座敷とテーブル席のある食事処。
雰囲気に合った田舎料理を、と思い、
焼きどうふ定食 を注文。
熱した鉄板に、白川郷名物の固いとうふ。醤油だれを掛けてジュ―っと香ばしい。
マスの甘露煮もおいしかったです。
白川郷滞在は、昼食を含めて3時間半でした。少しゆっくり目でしたが、
一般的な観光には、2時間半~3時間は必要との案内がされています。
では、白川郷バスターミナルから、世界遺産バス高岡駅行きに乗り込みます。
世界遺産バスは無予約制。
このバスは途中、五箇山のエリアも通過するため、
車窓からは、菅沼合掌造り集落や、
国重要文化財 村上家 などを見ることができました。
白川郷から1時間15分で、城端駅に到着。
のどかな地方路線の終着駅です。
旅情を感じさせる気動車に乗り込みます。
車窓は田んぼが続く田園風景。
田舎景色なのですが、
今まで通り抜けてきた山間の集落とのコントラストが際立ち、
砺波平野は豊かな土地だなあ、と感じさせられました。
30分弱で、砺波駅に到着です。
砺波駅は、城端駅と比べると幾分大きめな駅です。
南口にて、送迎車が来てくれていました。
袴姿のスタッフが、アルファードでのお出迎えです。
砺波平野の真ん中から、山の辺に向かって走り約15分。
ゆめつづりに到着です。
玄関にて靴を脱ぎ、畳敷きを裸足ですすみます。
おっと、靴札が渡されます。
フロントにてチェックイン、宿帳に記入。
案内が渡されます。
ラウンジに案内され、
抹茶と、板前手作りのわらび餅をいただきます。
それでは、部屋に案内されます。
エレベーターに乗り込み、
4階に到着。
畳敷きの廊下を進みます。
廊下の間口が広くとられており、
余白の美学というか、良い宿なのではと感じさせます。
辻々に、花が活けてあります。
本日のお部屋 かわらけ。
くりうめタイプ和室10畳。
踏込から、
和室10畳。
部屋を反対側から。
景色は、庄川ビューで、
庄川合口ダムのすぐ下に立地します。
水回り。
内風呂の檜風呂。
浴衣は、小・中・大・特大まで大量に用意されていました。
冷蔵庫の飲み物はフリードリンクということで、
水、お茶、ジュースが入っていました。
コーヒー、急須の用意もあります。
施設としては、オヤッと思う点もなく、快適。高級旅館と言って良いのではないでしょうか。
浴衣に着替えて、鍵を手に取り、大浴場に向かいます。
大浴場のある1階へ。
おしゃれな売店と、
シックな空間造り。
大浴場は、深夜に男女入れ替えとなります。
タオル、バスタオルも用意されており、
ゆめの湯。
脱衣所。
内風呂。
洗い場。
露天風呂。
中規模旅館としては広めの露天風呂です。
岩風呂に、
かめ風呂、
寝湯もあります。
風呂上がりに、周辺の散策に出ます。
宿の目の前は、庄川に、右手に合口ダムを臨みます。
ゆめつづりの外観。
館内で感じたより、随分古い外観の印象です。
十分なリニューアルにより、館内滞在では古さを全く感じませんでした。
このあたりでは合口ダム周辺が、中心となっているようで、
物産館や、
美術館・水資料館があります。
が、人の姿はなく、閑散としています。典型的な行政ハコモノ。
合口ダムの景色。
なかなか、庄川温泉としては散策するような環境になっておらず、
ゆめつづり宿泊自体が目的となる場所のようです。
さて宿に戻り、夕食に向かいます。
食事は、1階お食事処夢厨房。
ダイニング風のレストランを、
中に案内され、
本日の席は、窓辺に向かったこちら。
ライトアップされた坪庭に面しています。
最初のセット。
食事はよさそうな雰囲気です。
おしながき。
食前酒 山桃ワイン
先付は、3品。
先付 鱧ちり梅肉掛け
林檎酢ジュレ 白ダツ 青みず
ガラスの器で供されていたのは、
先付 蓴菜トマト健康酢
長芋とろろ
先付 夏野菜八方煮
冬瓜 南瓜 蛸柔か煮 ヤングコーン ミニ陸蓮根
飲物は、利き酒セットを注文。
富山は南砺市の酒蔵、成政酒造、三笑楽酒造、若鶴酒造。
切子ガラスのお猪口が輝いているように、
テーブルは、スポットライトに照らされています。
続いて、黒塗りの椀が出てきました。
煮物椀 白海老真丈
白海老浮かし 大根 人参 ミニ青梗菜
写真を撮り漏れましたが、
造里 盛夏の富山湾盛合せ
あしらい一式 トナミ醤油
涼しげなガラスの器で供されたのが、
冷し鉢 大門素麺
海老 錦糸玉子 椎茸
続いて、コンロに載せて出されたのが、
強肴 国産牛グリル
玉葱 万願寺唐辛子 エリンギ 玉蜀黍 クレソン
追加の飲物は、地元産 おがみリンゴのジュース。
焼物 庄川名物鮎塩焼き
薩摩芋 青唐 はじかみ 蓼酢
宿スタッフの話では、たまに鮎が小さい?と聞かれることがあるらしいのですが、
庄川の地元では、鮎は昔からこのサイズで食べるのが普通なのだとか。
骨まで柔らかくて食べやすい鮎です。
酢の物 カマスと帆立貝加減酢掛け
紅芋茎 無花果 胡瓜
最後の食事は、釜での用意です。
釜飯は、鮎が丸ごと一尾。
よそってもらって、
食事 鮎釜飯
止椀 田舎味噌仕立て
香の物 三種盛り合わせ
釜飯は、残さずぺろりと頂きました。ごちそうさまでした。
水菓子 呉羽梨 ヨーグルト寄せ
夕食は、器も色ガラスのものなど、おしゃれさを感じます。
庄川の名物、鮎がしっかりとメインになっています。
ちょうどよい感じに、高級感がある食事でした。
宿の外には店もありませんので、
食後は、布団の敷かれた部屋に戻り、
そのまま就寝しました。おやすみなさい。
翌朝。
東向き、庄川の上から朝日が昇ります。
まずは朝風呂へ。
夜間に男女入れ替えとなり翌朝は、はなの湯。
脱衣所。
内風呂。
洗い場。
露天風呂は3種類。
かめ風呂と、
岩風呂と、
檜風呂。
露天風呂からは庄川の先の、山の辺の景色。
自然の中で気持ちいいです。
朝食も、お食事処夢厨房にて。
ダイニングキッチンに料理人がスタンバイしています。
お盆を手に取り、バイキングです。
料理が小皿に盛られたブッフェラインからとっていきます。
ご飯はかまどで、よそってもらいます。
バイキングの全種類をラインナップ。
いただきます。
ごちそうさまでした。
食後は、ラウンジでコーヒーのセルフサービス。
一服した後、部屋で支度を整えて、
フロントでチェックアウト。
靴札で靴を出してもらい、
玄関前から、送迎車に乗り込みます。
ゆめつづりから送迎35分で、新高岡駅に到着です。
ここから北陸新幹線で金沢駅に向かうつもりでしたが、
ちょっと高岡観光をしたいと思い、
新高岡駅から城端線で1駅の、高岡駅に移動しました。
高岡駅から徒歩10分ほどで、
高岡古城公園の堀端に到着。
大手口には、高岡城跡の碑に、
左手の像は高山右近。加賀前田藩に迎えられ、高岡城の縄張りをしたのだとか。
本丸には、越中国一之宮 射水神社と、
本丸広場になっています。
本丸広場には、前田利長公像がひっそりと鎮座しています。
高岡城の次は、高岡大仏へ。
突き当りの緑が高岡城。
民家の中の一区画というような小さな空間に、突然に大仏が現れます。
駅前に戻り、ウイング・ウイング高岡にあるのが、ドラえもんの散歩道。
作者の藤子・F・不二雄が高岡出身なのだそうです。
高岡駅から、あいの風とやま鉄道に乗り込み、金沢駅に向かいました。
次の目的地は、山代温泉 べにや無何有です。
庄川温泉風量味道座敷ゆめつづり
施設、食事、サービスともに、マイナスにオヤッと思う点がなく、とても快適。
一方、下足は靴札を渡して管理など、飛びぬけた最高級には至らず、
ちょうどいい塩梅の高級旅館です。
聞いたところ、旅館の運営は、従業員のボトムアップで改善していっているとのこと。
確かに、スタッフは若めでありながら生き生きと動いているように感じ、
食事会場のBGMが若かったりと、現場による声で運営されているように感じられました。
客層は過半数が地元富山県から。
宴会場も160畳があり、地元の会合で利用されているようです。
確かに、宿泊客は、地元のジジババが多いように見え、施設の高級感とは少しアンマッチでした。
高級旅館を好む客層に、ぜひ訪れて文化を育てていってほしいと思った旅館でした。
白川郷を抜けてきて宿泊する人はわずかとのことですが、
白川郷を流れているのも庄川。白川郷からの北上は、実は地形的には砺波平野に出るのが最適なルートです。
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「龍言」(新潟/六日町温泉)
「奈良偲の里 玉翠」(伊豆/熱川温泉)
「松濤館」(伊豆/三津温泉)
「お宿玉樹」(群馬/伊香保温泉)
「あゆの里」(九州/人吉温泉)
庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり
料金・基本情報はこちら ▶ 庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり
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