山梨県は富士吉田にある、 ホテル鐘山苑 に行って来ました。
数年ぶりの訪問ですが、鐘山苑は大型高級旅館のモデルタイプとして好きなので、
いまどうなっているか楽しみにしての訪問です。
新宿駅から、特急富士回遊に乗り込みます。
途中、大月駅で、
特急かいじと切り離し、富士急行線に入ります。
富士急行線では、だんだんと富士山が近づいてきて、
新宿駅から100分、下吉田駅に到着です。鐘山苑最寄りの富士山駅の一つ手前の停車駅で、
今年2020年から特急の停車駅となりました。
下吉田駅から、特急停車駅になった理由である、新倉山浅間公園(あらくらやませんげんこうえん)に向かいます。
駅前の案内板に従い、
整備された歩道を進むと、
徒歩5分で、新倉富士浅間神社の参道に到着。
ここから登っていく道となります。
中腹にある新倉富士浅間神社。
富士吉田市の観光案内所が移動式で置かれていました。
これ、建屋建築の時間もコストもかからずいいですね。
ここから398段の階段を上り、
更に展望デッキにあがると、
お目当ての景色がこちら。
富士山と五重塔、そして春には桜が、
日本を象徴する景色として、海外から注目されて、逆輸入で日本でも有名となりました。
展望デッキは観光客がいっぱいです。
現在の情勢にもかかわらず外国人も多い。日本在住の方でしょうね。
もう少し上にある、富士パノラマ台まで足を伸ばす人は少なく、
富士山ビューをゆっくりと堪能するにはこちらがおすすめです。
昼食は、下吉田駅から新倉山浅間公園と反対方向へ徒歩9分。みうらうどん へ。吉田のうどんの有名店で、この日も行列ができていました。
店内は、民家の中のような感じです。
肉うどん450円。吉田のうどんらしい、ポキポキした麺のうどんでした。
下吉田駅に戻り、富士急行の鈍行に乗り込みます。
2駅5分。富士山駅に到着です。
富士山駅は、むかしの富士吉田駅で、小さな駅ビルがあり、
駅ビルの6階には富士山展望デッキがあります。周囲では一番高い建物なので、富士山が正面に一望です。
送迎は富士山駅に到着後に電話にて依頼する形です。10分後には駅に来てくれます。待ち合わせは、バスターミナルとは反対側の出口で。
送迎ワゴン車が来ました。
車で10分、ホテル鐘山苑に到着です。
玄関から入ると、
大型旅館らしくロビーは広々としており、
仲居さんがずらっと並ぶタイプの旅館です。
フロントでチェックイン。宿帳を記入します。
鍵を受け取り、仲居さんの案内で、部屋に進みます。
細流亭、ゆらく山彦亭、深山亭、桂亭という棟がある、100室超の大型旅館なので、
導線は長く広がっています。
細流亭を抜けて、
ゆらく山彦亭を通り抜け、
深山亭に入り、部屋に到着。
本日の部屋、252。
深山亭 和室12.5畳+4.5畳。
踏込から、
和室。
部屋を反対側から。
こたつ間4.5畳。
冷蔵庫は、課金式。
金庫は団体客を想定して、人数分の箱になっています。
水回りと、
内風呂。
お手洗い。
浴衣は各サイズが用意されており、
タオルは持参、バスタオルは大浴場に用意です。
テーブルには、ワッフルクッキーと、生姜のべっこう漬け。
先ほどフロントにて、食事時間などの案内、朝食券とともに、
茶室抹茶サービス券が渡されました。
さっそく、茶室に行きたいと思います。
鍵を手に取り、部屋を出ます。
ホテルの敷地内は、日本庭園になっており、
広大な和の空間が広がっています。
日本庭園の中にある茶室 清流庵。
緑に囲まれた和空間の茶室は、
川に面しており、せせらぎの音が心地よいです。
この空間で、茶菓子と抹茶が供されます。
敷地内を流れている川は、桂川。
桂川が神奈川県に入ると、相模川に名前を変えます。
新緑、紅葉いずれの季節にも鮮やかな色彩の空間です。
桂川を越えた先まで敷地内となっており、
階段を上った先には、富士山が見える 富士のてらす。
この日は雲で隠れていましたが、
ソファーに座ってぼーっと富士山を眺められる空間です。
日本庭園の中には足湯や、
夏営業のガーデンプールもあります。
曇り空でしたが、晴れていれば富士山が見える方角です。
売店も大規模です。
そのまま大浴場に向かいます。
1階大浴場赤富士。露天風呂の寝湯は、見上げるように富士山が見える立地です。
湯上り処も広く空間がとられています。
夕方となって、雲が晴れて、富士山が顔を出しました。
急いで日本庭園に見に行きました。
富士山が見えるかどうかも、山の変わりやすい天候に左右されるので、
見えた時は、宝くじに当たったような高揚感があります。
急いで見に行かなければ、という気持ちになります。
そして、エレベーターに乗り込み、
10階へ急ぎます。
10階露天風呂富士山へ。本当に、富士山の山頂が正面になるように作られてる露天風呂です。
露天風呂富士山と、同じ方向の景色を地上から。
10階からは、周りに鐘山苑より高い建物がないので、これよりデーンと富士山を望みます。
ホテル正面玄関。
左奥が深山亭、低い棟がゆらく山彦亭、細流亭。
大型旅館なので団体も得意の様で、
団体用に、多くのバスが横付けできるように、軒の廊下が設けられていました。
こうやって館内をうろうろしている間に、
あっというまに夕食の時間になりました。
数年ぶりの訪問ですが、鐘山苑は大型高級旅館のモデルタイプとして好きなので、
いまどうなっているか楽しみにしての訪問です。
新宿駅から、特急富士回遊に乗り込みます。
途中、大月駅で、
特急かいじと切り離し、富士急行線に入ります。
富士急行線では、だんだんと富士山が近づいてきて、
新宿駅から100分、下吉田駅に到着です。鐘山苑最寄りの富士山駅の一つ手前の停車駅で、
今年2020年から特急の停車駅となりました。
下吉田駅から、特急停車駅になった理由である、新倉山浅間公園(あらくらやませんげんこうえん)に向かいます。
駅前の案内板に従い、
整備された歩道を進むと、
徒歩5分で、新倉富士浅間神社の参道に到着。
ここから登っていく道となります。
中腹にある新倉富士浅間神社。
富士吉田市の観光案内所が移動式で置かれていました。
これ、建屋建築の時間もコストもかからずいいですね。
ここから398段の階段を上り、
更に展望デッキにあがると、
お目当ての景色がこちら。
富士山と五重塔、そして春には桜が、
日本を象徴する景色として、海外から注目されて、逆輸入で日本でも有名となりました。
展望デッキは観光客がいっぱいです。
現在の情勢にもかかわらず外国人も多い。日本在住の方でしょうね。
もう少し上にある、富士パノラマ台まで足を伸ばす人は少なく、
富士山ビューをゆっくりと堪能するにはこちらがおすすめです。
昼食は、下吉田駅から新倉山浅間公園と反対方向へ徒歩9分。みうらうどん へ。吉田のうどんの有名店で、この日も行列ができていました。
店内は、民家の中のような感じです。
肉うどん450円。吉田のうどんらしい、ポキポキした麺のうどんでした。
下吉田駅に戻り、富士急行の鈍行に乗り込みます。
2駅5分。富士山駅に到着です。
富士山駅は、むかしの富士吉田駅で、小さな駅ビルがあり、
駅ビルの6階には富士山展望デッキがあります。周囲では一番高い建物なので、富士山が正面に一望です。
送迎は富士山駅に到着後に電話にて依頼する形です。10分後には駅に来てくれます。待ち合わせは、バスターミナルとは反対側の出口で。
送迎ワゴン車が来ました。
車で10分、ホテル鐘山苑に到着です。
玄関から入ると、
大型旅館らしくロビーは広々としており、
仲居さんがずらっと並ぶタイプの旅館です。
フロントでチェックイン。宿帳を記入します。
鍵を受け取り、仲居さんの案内で、部屋に進みます。
細流亭、ゆらく山彦亭、深山亭、桂亭という棟がある、100室超の大型旅館なので、
導線は長く広がっています。
細流亭を抜けて、
ゆらく山彦亭を通り抜け、
深山亭に入り、部屋に到着。
本日の部屋、252。
深山亭 和室12.5畳+4.5畳。
踏込から、
和室。
部屋を反対側から。
こたつ間4.5畳。
冷蔵庫は、課金式。
金庫は団体客を想定して、人数分の箱になっています。
水回りと、
内風呂。
お手洗い。
浴衣は各サイズが用意されており、
タオルは持参、バスタオルは大浴場に用意です。
テーブルには、ワッフルクッキーと、生姜のべっこう漬け。
先ほどフロントにて、食事時間などの案内、朝食券とともに、
茶室抹茶サービス券が渡されました。
さっそく、茶室に行きたいと思います。
鍵を手に取り、部屋を出ます。
ホテルの敷地内は、日本庭園になっており、
広大な和の空間が広がっています。
日本庭園の中にある茶室 清流庵。
緑に囲まれた和空間の茶室は、
川に面しており、せせらぎの音が心地よいです。
この空間で、茶菓子と抹茶が供されます。
敷地内を流れている川は、桂川。
桂川が神奈川県に入ると、相模川に名前を変えます。
新緑、紅葉いずれの季節にも鮮やかな色彩の空間です。
桂川を越えた先まで敷地内となっており、
階段を上った先には、富士山が見える 富士のてらす。
この日は雲で隠れていましたが、
ソファーに座ってぼーっと富士山を眺められる空間です。
日本庭園の中には足湯や、
夏営業のガーデンプールもあります。
曇り空でしたが、晴れていれば富士山が見える方角です。
売店も大規模です。
そのまま大浴場に向かいます。
1階大浴場赤富士。露天風呂の寝湯は、見上げるように富士山が見える立地です。
湯上り処も広く空間がとられています。
夕方となって、雲が晴れて、富士山が顔を出しました。
急いで日本庭園に見に行きました。
富士山が見えるかどうかも、山の変わりやすい天候に左右されるので、
見えた時は、宝くじに当たったような高揚感があります。
急いで見に行かなければ、という気持ちになります。
そして、エレベーターに乗り込み、
10階へ急ぎます。
10階露天風呂富士山へ。本当に、富士山の山頂が正面になるように作られてる露天風呂です。
露天風呂富士山と、同じ方向の景色を地上から。
10階からは、周りに鐘山苑より高い建物がないので、これよりデーンと富士山を望みます。
ホテル正面玄関。
左奥が深山亭、低い棟がゆらく山彦亭、細流亭。
大型旅館なので団体も得意の様で、
団体用に、多くのバスが横付けできるように、軒の廊下が設けられていました。
こうやって館内をうろうろしている間に、
あっというまに夕食の時間になりました。
今日の夕食会場はこちら。
旬菜ダイニング夢寿美(むすび)。
入口にダイニングがあり、
案内される場所は個室。
食事会場はこちらです。
照明はスポットライトと間接照明。
BGMはジャズ。
最初のセット。
空間が広くとられているので、呼び出し電話があっても気になりません。
御献立。
飲物は山梨の地酒、七賢ではじめます。
長月の食前酒
ゆず酒でした。
前菜は蓋付き重箱での提供。料理が乾いてしまわない工夫ですね。
重箱 前菜
鮎梅煮 鮑煮 モロキュウ
穴子寿司 里芋きのこ田楽
牛肉八幡巻
南瓜豆腐 豆乳 クコの実
モロコシ摺り流し
フォアグラ西京漬け
コンソメジュレ
鉄皮煮凝り
サーモン絹田巻 加減酢
続いて、富士山の絵柄の黒椀が出てきました。
御椀 鱧 栗麩
海老 あわび茸
三つ葉 酢橘
黒い椀に鱧がきれいです。
赤塗りの漆器で提供されたのは、
御造り 料理長源泉御造り
ふたたび富士山の絵柄である陶器で出てきたのは、
焼き物 鱸諸味焼
いちじく田楽
オクラ海老新丈
続いてタレと一緒に出てきたのが、
台の物 国産牛ロースト夏野菜朴葉蒸し
新玉葱 インカ ズッキーニ
富士山南瓜 胡麻ポン酢
底から煙か蒸気が出てきていたので、炭火かと思ったら、
ヒートパックからの蒸気でした。
鍋に火が入り、
鍋物 鮭 帆立 チーズ豆乳鍋
水菜 椎茸
食事 真鯛炊き込み御飯
赤出汁 きのこ飛龍頭 青さ
漬物 盛り合わせ
水菓子 柿ゼリーカクテル
季果物 甲州白ワインゼリー掛け
夕食は、大型旅館で大量に調理しなければならないなかで、そのなかでの工夫を感じます。
料理は蓋付きでの提供がほとんどで、料理が乾かないようにする工夫、
また、台の物と鍋物はテーブルでの加熱で、
いずれも、盛り付けと提供の時間差を補う工夫なのだと思います。
全体として、大型旅館の中では、美味しい料理なのではないでしょうか。
なお、夕食会場は他に、
四季彩ダイニング美厨。
個室料亭。
また、団体には宴会場。
燦里専用の夕食会場、
燦々ダイニング咲くや があります。
夕食後は、ロビーで行われる霊峰太鼓ショーへ。
鐘山苑の従業員による太鼓ショーです。
全部で3曲ほど演奏され、
最後は、観客を手拍子で巻き込んで。
今回は情勢により無しでしたが、客席を回って、客に叩かせて巻き込むコーナーです。
通常であれば、太鼓ショーの後は、ビンゴ大会なのですが、
今日のような2部制のときは無し。ビンゴでは、鐘山苑は甲州織物つまり布団屋が祖業として、枕が当たったりするので、
結構楽しみなものです。
ところで、この太鼓ショー。ホテルの従業員の「太鼓部」によって運営されているとのことですが、企業経営の観点からなかなか素晴らしいものだと思います。
・社員の健康維持、福利厚生はもちろんですが、
・太鼓部による組織の仲間意識の向上、コミュニケーション促進、業務と違う強みの発揮
→ロイヤリティ向上離職率減少対策。
・業務の繁忙が落ち着く、夕食後の時間を利用。
・普段はサービスや調理といった裏方のホテルマンが、
表舞台でスポットライトを浴びることでのモチベーション向上。
・それを、自社の提供サービスの一つとして、客の満足向上に利用していること。
・ビンゴ含めて通じて、客参加型で、客も鐘山苑の一員的に巻き込むこと。
・客を部屋から引っ張ら出し、バーや夜食処の付帯売上に繋げる。
どこまで狙って始めたのかはわかりませんが、優秀な経営者がいるのだと思います。
というわけで、鐘山苑の戦略に乗せられて、ナイトバーラウンジへ。
日本庭園に面したラウンジで、
山梨のウイスキー、白州。ソーダ割りで1杯。
続いて、夜食処へ。
ラーメンを求めて来たのですが、山梨名物ほうとうとのミックスである、「ラーほう」なるものがあったので、注文。
ラーほうは、ラーメンのスープに、ほうとうの麺を投入な感じ。
極太ちぢれ麺の醤油ラーメンの様で、これはこれでアリです。
満腹となりましたので、布団の敷かれた部屋に戻り、
就寝。おやすみなさい。
翌朝。
この日は雨模様です。
早速に朝食へ。
朝食会場は1階ガーデンテラス。
席に案内されます。
普段は朝食バイキングですが、今の情勢により、和朝食重での提供。
ウインナー、焼売、笹かまなど、バイキングの食材を詰め込んだ感じ。情勢により仕方ないですが、バイキングで選ぶ楽しさの復活が、待ち遠しいですね。
食後はふたたびゆっくり過ごし、
10時にフロントでチェックアウト。
送迎バスで送ってもらいます。
10分で富士山駅に到着。
高速バスのバスタ新宿行きで、約2時間の帰路につきました。
高速バスは平日ながら半数以上の席が埋まっていました。
若い人が多く、富士五湖周辺の客層をよく表していました。
ホテル鐘山苑
ずっと楽しい。暇な時間がない。という旅館でした。
広い庭園を散策し、茶室で抹茶を頂き、大浴場に入り。
富士山が顔を出したら見に行き、再び10階展望大浴場にも富士山を見に行き。
気付いたら夕食の時間。夕食のあとは太鼓ショー。更にバーラウンジに夜食。通常は朝食バイキング、また庭園散策と。
もちろん大型旅館なので、個別対応的なきめ細やかさではありませんが、こういった滞在のさせ方は、大型高級旅館の生き残り術として適当であり、
そのトップクラスの宿だと思うのです。
鐘山苑には、今回宿泊した深山亭の他に、細流亭があり、また、細流亭の棟のリニューアルながら、燦里・別墅然然(べっしょささ)があります。
燦里は、明るい部屋作りでファミリー向け、食事は専用ダイニング咲くや。
別墅然然は、暗めの部屋作りで滞在型。食事は部屋食。燦里、別墅然然ともに、クラブラウンジが利用可能です。
こういった違いがあることも、
また、別のタイプでも泊まりにきたいなあと思わせるわけです。
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ホテル鐘山苑
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