いい旅館訪問記 旅館マニアによる高級旅館のおすすめブログ

東京在住の旅館マニアが、口コミ・ランキングに頼らない現地情報を紹介するブログ。 「その旅館が好きなら、この旅館もおすすめ」というリンクも紹介中。 住まいから関東の温泉宿が中心になると思います。

カテゴリ: 九州(由布院・黒川・指宿)

九州筑後、久留米市の郊外にある 天然田園温泉ふかほり邸 に行ってきました。
ふかほり邸_175
4千坪の敷地に、離れの部屋が全6室という贅沢な旅館です。


ふかほり邸 アクセス


ふかほり邸_1
東京からは、羽田空港から飛行機で福岡空港へ1時間45分。
福岡空港から地下鉄で天神へ10分。

ふかほり邸_3
西鉄福岡(天神)から西鉄に乗ります。

ふかほり邸_4
西鉄で特急38分。大善寺駅に到着です。
ふかほり邸の最寄駅は、西鉄の大善寺駅と、JR鹿児島本線の西牟田駅、荒木駅。
いずれも送迎が依頼できます。

ふかほり邸_56
大善寺駅東口の改札で、ポロシャツのスタッフが看板も持たずにお出迎え。
プリウスに乗って宿に向かいます。
大善寺駅からは車で10分。

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ふかほり邸に到着です。

ふかほり邸_58
ふかほり邸は、江戸時代から続く邸宅を譲り受けて旅館にしたもの。
周囲は郊外の住宅街です。

ふかほり邸_59
車を降りて、アプローチを進みます。

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玄関までは庭園。

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テーブルも配置されています。

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石段を上がって、

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母屋の玄関に至ります。

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障子戸の玄関。


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行灯の小さな看板。

ふかほり邸_8
玄関の障子戸を入ると、ジャズの流れる母屋です。

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正面には大きな生け花。

ふかほり邸_5
かまどのある空間で、チェックイン。

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お着きのお茶。
お菓子は、白玉ぜんざい。

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それでは、スタッフの先導で部屋に進みます。
母屋から屋外に出て、離れへ。
スタッフは作務衣のような洋装のような。茶衣着の前掛けない感じです。

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中庭にある小さな小屋には、温泉玉子が作られているそうです。
後ほど取りに来ましょう。

ふかほり邸_38
離れの部屋の入り口に進みます。


ふかほり邸 部屋


ふかほり邸_9
本日の部屋、ひめしゃら。和洋室67.47㎡。
ふかほり邸の部屋は、全て内装も雰囲気も異なります。
ひめしゃらは、アジアンテイストの和洋室。

ふかほり邸_10
玄関には、蚊取り線香。

ふかほり邸_11
玄関を入り、靴を脱ぎます。

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裸足でOKですが、室内履きのスリッパもありました。

ふかほり邸_12
靴箱の上には、蚊取り線香、虫除けベープ。夜道のためのランタン。

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リビング。

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テレビに面したソファ。

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テレビの下にはDVDプレーヤー。貸し出しあり。

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梁の出た建物です。

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畳の小上がり。

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マッサージチェア。

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館内は浴衣で。

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障子を開けると、ベランダと庭。

ふかほり邸_24
窓を開けるとベランダに出ることができます。
緑の中から聞こえる虫の声。

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部屋入れのマスカット。

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テーブルには、のどあめ。

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ベッドルーム。

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水場。

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冷蔵庫。
冷蔵庫の中は全て無料サービス。
ビール・ポカリスエット・水・お茶が2本ずつ。

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ネスプレッソもありました。

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茶器やカップもおしゃれ。

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茶葉は、緑茶とレモングラス。

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洗面台は2つ。

ふかほり邸_139
アメニティとタオルは、棚の中に。

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部屋の温泉。内風呂。
かけ流しで、じゃぱじゃばとお湯があふれて出しています。

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洗い場。

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露天風呂。

石造りの露天風呂は、温泉かけ流し。
足を延ばしても広々。快適な空間です。

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それでは、鍵を手に取り、

ふかほり邸_87
大浴場へ向かいます。


ふかほり邸 大浴場


ふかほり邸_43
大浴場へは、中庭を矢印に従って進みます。

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中庭の先に、

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大浴場の建物。

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大浴場は15時半から、翌日は9時まで。

ふかほり邸_49
脱衣所。

ふかほり邸_48
タオル、バスタオル完備。

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大浴場は、内風呂と露天風呂。

ふかほり邸_51
硫黄のにおいがして、入ってみるとぬるっとします。
成分の濃い温泉です。気持ちいい。

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露天風呂。
周りは住宅地のはずですが、虫の声のする自然のなかのような空間です。

ふかほり邸 館内施設


ふかほり邸_26
ふかほり邸 館内図。
ふかほり邸は、中庭を中心に建物が点在しています。

母屋

ふかほり邸_68
母屋。
母屋で足音がすると、スタッフはフロント奥からひょこっと出てきて、
用件がなさそうだと裏に下がっていきます。
基本的にほっといてくれます。

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施設内であまりスタッフに会うことはありません。食事中もほぼ会話なしでほっとかれます。

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ふかほり邸は、自然食品の会社が経営。
自然食品が売っています。

お茶菓子にも、食事にも、自社製品の無添加の食品が出てきます。

中庭の温泉玉子

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中庭の温泉玉子。

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籠の中に卵。源泉が流し込まれて温泉玉子が作られています。
自由に取ることができます。

ふかほり邸_84
温泉玉子に塩をかけていただきます。

小さな図書館

ふかほり邸_78
小さな図書館は、囲炉裏の奥に。

ふかほり邸_79
小さな図書館。

ふかほり邸_82
ハードカバーの本から、漫画まで。

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DVDも。

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傍らのテーブルには、焼酎瓶が置いてあります。
焼酎飲み比べ。
焼酎どんでんなかが3種。12度・22度・23度。ベストアメニティの自社製品です。

すっぽんの生け簀

ふかほり邸_83
小さな図書館の裏には、すっぽんのいけすがありました。

卓球場

ふかほり邸_54
こちらの建物には、卓球場という表札。

ふかほり邸_55
階段を上がると、2階全体が卓球場。
異世界です。


ふかほり邸 夕食


ふかほり邸の食事会場は、食事処です。
夕食時間は、18時/18時半/19時/19時半のスタート。

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離れの部屋から中庭を通って、母屋にある食事処に向かいます。

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全室個室の食事処。履物を脱いであがります。

ふかほり邸_88
本日の個室はこちら。

ふかほり邸_92
スポットライトの照らされるシックな空間です。

ふかほり邸_89
最初のセット。

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お品書き。

ふかほり邸_128
ふかほり邸 ドリンクメニュー 1/8

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ふかほり邸 ドリンクメニュー 2/8

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ふかほり邸 ドリンクメニュー 3/8

ふかほり邸_131
ふかほり邸 ドリンクメニュー 4/8

ふかほり邸_132
ふかほり邸 ドリンクメニュー 5/8

ふかほり邸_133
ふかほり邸 ドリンクメニュー 6/8

ふかほり邸_134
ふかほり邸 ドリンクメニュー 7/8

ふかほり邸_135
ふかほり邸 ドリンクメニュー 8/8

ふかほり邸_136
お土産の案内

ふかほり邸_96
飲み物はビールから始めます。

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小鉢 トマトのファルシジュレがけ

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トマトの中にカニとセロリとタマネギが入っています。

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前菜 南関いなり 地鶏の燻製笹包み
   素麺瓜の旨煮 サーモン蓮根
   蓮芋とタコの酢味噌 さつま芋レモン煮
   鰻玉子豆腐

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南関(なんかん)いなり
とても甘く煮たおあげ。大牟田で有名な南関あげです。

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笹の中身は、ちまきのように笹に包まれた地鶏。ほのかに温かい。

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鰻玉子豆腐

ふかほり邸_98
蓮芋とタコの酢味噌

酢味噌がいい感じ。

ふかほり邸_106
続いて椀物と刺身。

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お椀に露が打たれています。
懐石料理の作法です。

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椀物 ハモ真丈

ぐっと力強いうまみを感じます。
でも無添加の自然食なんですよね。不思議。

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刺身 虎河豚の昆布じめ

フグといえば下関。築後は関門海峡に近いことでの提供でしょうか。

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煮物 飛龍頭団子の茄子の煮浸し

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飛龍頭 あたたかくてふわっと。
出汁も美味しい。

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続いて、大きな造作が届きました。

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焼き物 筑後川鮎の塩焼き 車海老の炭火焼き

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本当に炭火で温められています。

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鮎は骨張ってなくて食べやすい。はらわたも抜いてありました。

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温物 スッポンスープ

すっぽんは本当にうまい。だしが絶品です。

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中皿 野菜スティック

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味噌でいただきます。

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主菜 黒毛和牛ヒレ季節の野菜添え

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肉は、脂っこくなくてやわらかい。

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ご飯 もちきびととうもろこしご飯

ごはんは、炊きたての土鍋で到着です。

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味噌汁も一緒に到着。

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ごはんは、もちむぎともろこしが丁度よくまざって甘くおいしいです。

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デザート 桃のシャーベット

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食後の飲み物は、コーヒー・紅茶・りんごジュース・甘酒 からの選択。
りんごジュースにしました。

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土鍋のごはんがあまったら、
おにぎりにして持たせてくれました。

ふかほり邸の夕食は美味しい。
添加物や化学調味料を使わない天然の調理なのに、うまみが力強い出汁。
一品ずつ温かく提供されて丁寧な仕事をしています。

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薄暗くなった中庭を通り、部屋に戻ります。

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夜を過ごす施設はありませんので、早々にベッドにもぐりこんで就寝。
おやすみなさい。


ふかほり邸 朝食


翌朝。
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よく晴れた朝です。

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部屋の露天風呂で朝風呂を。

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ふかほり邸の朝食時間は、8時/8時半/9時からの選択です。
朝食会場も、夕食と同じく母屋の食事処。

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個室の部屋は夕食と同じ場所。
窓の外から蝉の声。

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最初のセット。

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ごはんはお釜で到着。

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炊きたての十六雑穀米です。

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全部そろいました。

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りんごとにんじんのジュース

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サラダ

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切り干し大根、ほうれん草、もずく
お漬物、豆腐 青唐辛子味噌、明太子

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海苔は炭火であぶります。

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卵かけご飯。
生卵が苦手な方は、目玉焼き、ゆで卵にもしてもらえます。

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温かいものとして、出汁巻きと、

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焼きしゃけ。

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しじみの味噌汁

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十六雑穀米

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お釜のご飯は、余ったらおにぎりにしてもらうことが可能ですが、

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全部いただきました。

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デザート 梨

朝食後の飲み物は、
コーヒー、紅茶(レモングラスのハーブティー)、りんごジュース、甘酒(温・冷)からの選択。
黒米の甘酒でお願いしました。

ふかほり邸の朝食は、やさしい和食。
おだやかかな朝を迎えられます。

ふかほり邸の食事は、けっこう自然食品の自社(ベストアメニティ)製品が使われている感じ。
あらためて売店を覗いてみたら、
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甘酒

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しょうゆ

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もち麦

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雑穀ぜんざい

多くの自社製品が、お着きの菓子・夕食や朝食で提供されていました。
ふかほり邸は、ベストアメニティ社のプロモーションの場にもなっているようです。

ふかほり邸 周辺観光


ふかほり邸_173
精算は母屋のフロントにて。

ふかほり邸_177
お土産に十六穀米をくれました。

ふかほり邸_165
帰りも、西鉄の大善寺駅と、JR鹿児島本線の西牟田駅、荒木駅 に送迎してくれます。

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JR西牟田駅に送迎してもらいました。

ふかほり邸は、旧邸を旅館にしたことから、周囲はのどかな郊外の住宅地。
観光スポットはありません。

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最寄駅の西牟田駅から鹿児島本線に乗り、

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2駅行くと、久留米駅。
ブリヂストン創業の地であり企業城下町。駅前に大きなタイヤのオブジェが置いてありました。

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久留米は、本当の城下町でもあり、有馬家久留米藩の久留米城があります。
いまは篠山神社と有馬記念館になっています。

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そして、とんこつラーメンの発祥は久留米。
有名店の大砲ラーメン本店に行ってみました。

ふかほり邸_181
大砲ラーメン本店のラーメン。
久留米らしい豚骨のにおいが強いラーメンでした。

ふかほり邸_186
久留米観光を終えて久留米駅から次の宿泊先 嬉野温泉 嬉野八十八 に向かいました。


ふかほり邸 まとめ


ごはんがおいしい旅館。全6室の離れだけの宿なので、静かに滞在することができます。
温泉は、郊外の住宅地にあるにもかかわらず、硫黄のにおいのある成分の濃い温泉。
大浴場でゆったりしたくなる。
滞在中も適度にほっとかれる感じが肩肘を張らなくてよいです。
今後、部屋を増設されるのだとか。予約の取れない宿ですが、少し取りやすくなるかもしれません。


★「ふかほり邸」(九州/久留米) ブログ
★「ふかほり邸」が好きなら、この旅館もおすすめ
 「アルカナイズ」(伊豆/湯ヶ島温泉)
 「金谷リゾート箱根」(箱根/仙石原温泉)
 「ATAMI海峯楼」(伊豆/熱海温泉)
 「明神館」(信州/扉温泉)
 「フラノ寶亭留」(北海道/富良野)
 「竹泉荘 CHIKUSENSOU ONSEN」(東北/遠刈田温泉)
 「べにや無何有」(北陸/山代温泉)
 
ふかほり邸
料金・基本情報はこちら ▶ ふかほり邸


旅館・ホテルランキング

湯布院御三家の一つ、由布院温泉 亀の井別荘 に行ってきました。
亀の井別荘_208
湯布院御三家は「亀の井別荘」「由布院玉の湯」「山荘無量塔」。その中でも筆頭とされるのが、亀の井別荘です。滞在を楽しみにしての訪問です。


亀の井別荘 アクセス

亀の井別荘の立地は、金鱗湖の隣。由布院で一番いい場所にあります。
由布院駅から徒歩25分、タクシーだと5分。送迎はありません。
亀の井別荘_1
前日の由布院玉の湯を12時にチェックアウトして、小さな川沿いの道を歩いて5分。
亀の井別荘に到着です。

亀の井別荘_3
亀の井別荘のかやぶき門。
亀の井別荘のチェックインは15時。まだまだ時間があります。

亀の井別荘_5
かやぶき門から先は、宿泊者しか入れません。

亀の井別荘_6
「これより先 御宿泊者以外のお客様は御遠慮下さいませ 館主」の看板が、外来者をはじいています。
亀の井別荘のフロントに荷物を預けて、チェックインまで亀の井ガーデンで過ごすこととします。


亀の井ガーデン

亀の井別荘_2
観光地の金鱗湖の隣にある亀の井別荘には、外来客も利用できる施設「亀の井ガーデン」があり、観光客で賑わっています。
亀の井ガーデンには、「山家料理湯の岳庵」「茶房天井棧敷」「西国土産鍵屋」があります。

亀の井別荘_19
昼時からチェックインまで亀の井ガーデンで過ごします。

山家料理 湯の岳庵

亀の井別荘_21
まずはランチに湯の岳庵へ。
いつも込んでいるので予約推奨です。ここは外来客も予約可。
宿泊者は、部屋付け精算もできます。

亀の井別荘_26
古民家を利用した食事処は、中はモダンな空間。

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湯の岳庵の名物は、ビフテキ丼と、はら八分。

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ビフテキ丼を注文しました。
たっぷりのせられたビフテキは、柔らかうまうま。
サラダの上にはさつまいもポテトチップス。

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デザートにわらび餅が付いていました。

茶房 天井桟敷

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ランチ後の一服には、茶房天井棧敷。
ここは、日中9~17時は茶房天井棧敷。夜の17~24時はBar山猫に看板を掛け代えて営業しています。

亀の井別荘_209
日中の看板は、天井棧敷。

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ここは店頭の名簿に名前を書いて1時間待ちがザラですが、
亀の井別荘のフロントにお願いしたら予約してくれました。予約可は宿泊者のみ。
宿泊者は部屋付け精算もできます。

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賛美歌のようなBGMの薄暗い空間。ゆっくり過ごすのに適しています。

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天井棧敷の名物は「モン・ユフ」。フランス語で由布岳。

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モン・ユフをドリンクといっしょに注文しました。
クリームチーズの土台に生クリーム、レーズンと粉砂糖。
チーズがメインなので、外の見た目より甘さは控えめ。

写真だとサイズ感が捉えづらいですが、手のひらサイズのお皿の上にのっているので、5~6口分。
サッと軽く食べるデザートにちょうど良いです。

西国土産 鍵屋

亀の井別荘_17
そして、お土産ショップ鍵屋。

亀の井別荘_18
鍵屋の名物は、おはぎ。

亀の井別荘_30
手土産にも良い感じの箱ですが、賞味期限は本日中。

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あんこ、白あんこ、きなこ、ごまの4種類。
きなこ、ごまは、中にあんこが入っていました。

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鍵屋のおはぎは、午前中で売り切れてしまうこともあるのだとか。
この日も後で通ったら、売切になっていました。

金鱗湖

亀の井別荘_22
最後は、亀の井ガーデンの敷地から道が続いている金鱗湖へ。
観光客がたくさん。アジア系の訪日外国人が多かったです。

亀の井別荘_25
金鱗湖は、美しい景色です。


亀の井別荘 チェックイン

亀の井別荘_5
さて、亀の井別荘にチェックインへと向かいます。

亀の井別荘_7
かやぶき門をくぐれば、静かな空間が広がります。

亀の井別荘_8
掃かれた砂利の道をすすみ、

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亀の井別荘の玄関に到着。

亀の井別荘_9
引き戸を開ると、中はシックな空間。

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15時より少し早め、14時半頃に入りましたが、チェックインはできました。他にも客が一組。

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スーツのフロントスタッフに、ロビーのソファに案内され、

亀の井別荘_41
宿帳に記入。
ペンはわざわざ包みに入れられて。

亀の井別荘_42
ウエルカムのお茶と、鼈甲玉(べっこうぎょく)。亀の井別荘オリジナルの寒天菓子です。
黒いのが黒糖、黄色いのが柚子。

部屋に案内する前に、四代目主人の若社長が挨拶に回っていました。

亀の井別荘_40
それでは部屋に案内されます。
離れには、この引き戸から向かいます。

亀の井別荘_58
屋根のある外廊下を進みます。

亀の井別荘_59
足元が濡れているのは、雨だからではありません。
廊下によく打ち水がされています。広い敷地なのにわざわざするのが流石と感じさせます。

亀の井別荘_60
水鉢もある廊下を通り、部屋に到着。


亀の井別荘 客室

亀の井別荘_79
本日の部屋【十六番館】。離れ露天風呂付和室70㎡。

亀の井別荘_80
引き戸を開けて、

亀の井別荘_81
下足箱の上には、生け花がお出迎え。

亀の井別荘_82
踏込。

亀の井別荘_84
本間の和室8畳。

亀の井別荘_88
床の間の掛け軸。

亀の井別荘_86
和室を反対から。

亀の井別荘_111
テーブルは、掘りごたつ。足を下ろすことができます。

亀の井別荘_120
部屋にはテレビがない、ように見えますが、

亀の井別荘_121
テレビはここに隠されていました。

亀の井別荘_44
クローゼットも、木が磨かれていてキレイです。

亀の井別荘_46
浴衣は2枚用意されています。羽織とともに。

亀の井別荘_89
簀戸の先には、庭に面した書院。窓が額縁のよう。

亀の井別荘_96
うちわも風流。

亀の井別荘_95
文箱には、包みに入れられたペンと、ソーイングセット。

亀の井別荘_123
亀の井別荘のペンは、全て包みに入れられていて、かっこいいです。

亀の井別荘_90
次の間の和室5畳。

亀の井別荘_91
布団はこちらに敷かれます。

亀の井別荘_92
こちらの床の間にも、掛け軸と生け花がしっかり。

亀の井別荘_94
間接照明が、より趣をもたらしていい感じ。
落ち着いたおこもりができる空間です。

亀の井別荘_112
水屋には、

亀の井別荘_113
お茶とコーヒー。

亀の井別荘_184
豆菓子もありました。粉ふき黒糖そらまめ。


亀の井別荘_115
冷蔵庫。

亀の井別荘_116
冷蔵庫は有料。

亀の井別荘_85
本間和室8畳から、奥に進む廊下の先には、

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お手洗。自動で開くタイプ。

亀の井別荘_99
水回り。

亀の井別荘_100
内風呂、露天風呂につながる水回り。

亀の井別荘_101
洗面台にはタオルもたくさん用意されています。

亀の井別荘_102
ボディータオルも。

亀の井別荘_103
引き出しのアメニティは、紙で筒状に巻かれていて、

亀の井別荘_104
中身は、こちら。マウスウォッシュや糸ようじもあるのは珍しいです。

亀の井別荘_105
ドライヤー。

亀の井別荘_106
内風呂も露天風呂も、チェックインにあわせて温泉が張られています。

亀の井別荘_107
源泉かけ流し。

亀の井別荘_110
露天風呂は、開放的。
いやー、いい部屋が予約できました。

亀の井別荘_108
ソファーもあって、風にあたってゆっくりできます。

亀の井別荘_43
では、外に出ようと鍵を手に取ります。
珍しい丸棒型の鍵。ギザギザの方を上にして挿します。

亀の井別荘_124
下駄を履いて大浴場に向かいます。


亀の井別荘 大浴場

亀の井別荘_47
外廊下の先に、

亀の井別荘_48
大浴場。
大浴場は、夜通し入れます。24時に男女入れ替え。
星の湯。

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脱衣所。

亀の井別荘_56
タオル、バスタオル完備。

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星の湯 内風呂。
よく写真で紹介される大浴場はこちら。居心地がいいです。

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洗い場。

亀の井別荘_53
星の湯 露天風呂。

大浴場 草の湯 は、翌朝にて紹介します。



亀の井別荘 館内施設

さて、亀の井別荘の館内を探検です。
亀の井別荘_118
亀の井別荘の館内図。
チェックイン前まで過ごした亀の井ガーデンは左側の丸枠。
それ以外は、宿泊者専用の空間です。

亀の井別荘_117
宿泊者専用の空間には、談話室があります。

亀の井別荘_61
廊下には、象の置物があり、
象の置物の鼻先が、談話室の方向を向いています。

亀の井別荘_63
おしゃれな道案内です。

亀の井別荘_64
象に導かれて、

亀の井別荘_66
最後の象の鼻先に、

亀の井別荘_67
談話室。レンガ造りの洋館です。

亀の井別荘_69
室内は、吹き抜けの本棚。

亀の井別荘_71
談話室には、コーヒー、紅茶、水が用意されていました。
7~23時に利用ができます。

亀の井別荘_74
亀の井別荘の本館は、離れとは雰囲気が異なり、洋館のたたずまい。
本館の客室は全て洋室です。
室内はモダンな造りになっていると聞きますが、離れとはだいぶ印象は違うのでしょう。ホテル滞在が好きな方向け。

亀の井別荘_72
本館宿泊者の食事会場は、食事処 螢火園(または湯の岳庵)になります。
螢火園は、貴賓のある食堂、という感じです。

亀の井別荘_73
本館には、いくつかの待合スペースがありました。
チェックインの時に、ロビーがいっぱいの場合に利用するのでしょう。

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本館の待合スペース。
館内図では養生席と書かれていました。

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本館の螢火園の吹き抜けの上のスペース。

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本館ロビーのフロント横のスペース。

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本館の玄関。

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玄関のガラス戸の木枠は、幾何学模様です。


亀の井別荘 夕食

さて、夕食となりました。
離れ宿泊者は、夕食朝食ともに部屋食です。
夕食時間は、18時から19時半までの間で30分刻み。
15分前頃に、着物姿の仲居さんが準備に入ってきました。
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最初のセット。

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お品書き。

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亀の井別荘ドリンクメニュー1/5
ドリンクは、大分の日本酒もありますが、

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亀の井別荘ドリンクメニュー2/5
ワインが中心。ここから4ページにわたってワインです。

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亀の井別荘ドリンクメニュー3/5

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亀の井別荘ドリンクメニュー4/5

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亀の井別荘ドリンクメニュー5/5

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飲み物は、大分の地酒、鷹来屋ではじめます。

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もろこしすり流し

竹田のすごあまこーん
おちょこ大の器に、少量のすり流し。
冷製だけれども、すごく甘い。

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続いて三品が届きました。

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蛸割酢和え

蛸を薄く切って重ねる。丁寧な仕事をしています。

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隠元と新ごぼう茄子和え

ナスのペーストの上に、アーモンドとくるみ

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和牛肉味噌

上品な時雨煮のような。酒が進みます。

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つづいて、2皿。

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車海老春巻

桜塩で。
当然あたたかくて、サクッと、うま。

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本日のお造り

タイとシマアジでした。

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続いてお椀。

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虎魚 清汁仕立て

オコゼです。冬瓜とともに。慎ましいお清ましです。

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おおいた和牛 炭火焼
塩とマスタード。

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和牛は、焼き加減を聞かれました。
おすすめのミディアムでお願いしました。
分厚い肉なのに、やわらかーい。

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膳が替えられて、続いて蕎麦。

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卸し蕎麦

蕎麦と大根おろし。混ぜて頂きます。
蕎麦は、「お腹に余裕があれば」と仲居さんから提案されると聞いていましたが、
夏のお品書きでは、メニューに蕎麦が組み込まれて、普通に出てくるのだそうです。

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最後のごはんのお膳が届きました。

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蓋を開けて。

御飯 おとも 香の物
おともは、きゅうりのからしあえ

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鰻蒲焼き

うなぎはあたたかい。

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ごはんはおひつでの提供。

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全部頂きました。

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食後
黒豆かん

黒豆と寒天と黒蜜です。

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バニラアイスクリーム
お口直しの水出しアイスコーヒー

亀の井別荘の夕食は、器を含めて品のある懐石でした。充分に最高級。
しかし、一番の印象に残ったのは、おおいた和牛というのは、懐石料理としては少し寂しいです。
懐石料理だけなら、由布院にはもっと美味しい旅館があるかもしれません。


亀の井別荘 夜の過ごし方

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亀の井別荘の夜の過ごし方は、Bar山猫。
渡り廊下を通って、亀の井ガーデンに向かいます。

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ここは、日中9~17時は茶房天井棧敷。
夜の17~24時はBar山猫に看板を掛け代えて営業しています。

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ジャズが流れるおしゃれな空間。

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カクテルを1杯。

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本当のバーテンがいるので、フレッシュフルーツのカクテルをお願いしました。

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夜の亀の井別荘は、行灯が浮かび上がる静かな空間。

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最後に、部屋の露天風呂で一風呂を浴びて、

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布団にもぐり込みます。
おやすみなさい。


亀の井別荘 翌朝

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翌朝。
うぐいすの鳴き声が目覚まし代わりです。

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まずは朝風呂に。大浴場は、24時に男女入れ替えとなり、草の湯。


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脱衣所。

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タオル、バスタオル完備。

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草の湯 内風呂。

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洗い場。

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草の湯の露天風呂は2つ。土のにおいがする露天です。

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金鱗湖の隣にある亀の井別荘は、朝の散策にも出やすい立地。

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日中の観光客の混雑とはうって変わって、この空間を独り占めです。

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部屋の中だけでなく、部屋の外を含めた居心地のよさは、
亀の井別荘の離れ宿泊が、由布院で一番と感じました。


亀の井別荘 朝食

さて、朝食。
離れ宿泊者は、朝食も部屋食です。

亀の井別荘の朝食は、和食と洋食から選べます。
前日の夕食後に聞かれるので、和食にしました。
更に、魚かおおいた和牛のチョイスは、おおいた和牛に。

朝食時間は、7時から10時までの間で30分刻み。8時にしました。
20分前には、仲居さんが準備に入ってきます。
布団は次の間なので、寝ながら準備を待ちます。

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8時に再び作務衣姿の仲居さんが入ってきて、全部揃いました。
朝刊も届いていました。日経新聞。

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蓋を取って、朝食の全体です。

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かぼすジュース。

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おおいた和牛の焼きしゃぶ

朝からおおいた和牛の焼きしゃぶ。
部屋食ですが、ほのかにあたたかい。
最初にかぶりつきます。寝起きに肉は、脂が重いかと思いきや、食べ進めるといい感じに。

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温泉玉子。

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まぐろ

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由布院産の野菜を使ったサラダ。

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おひたしと香の物。

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ごはんと味噌汁。

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ごはんはおひつで届いて、

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全部いただきました。

亀の井別荘の朝食は、おおいた和牛、以上。と印象をもってかれます。
朝食のチョイスは、和食・おおいた和牛の一択でしょう。


亀の井別荘 チェックアウトまで

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朝食後はまだまだ部屋の温泉を楽しみます。

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晴れて露天風呂もいい感じ。

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十六番館のある場所は、大きなかやぶき屋根の建物。

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十六番館の正面から玄関前の中庭に出れるようになっています。

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ロビーの前にあるイスは、

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座ると、由布岳が一望できるようになっていました。

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会計は、部屋に持ってくるとのことで、フロントに電話。部屋で精算を終えます。
鍵は、フロントに戻してチェックアウト。

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かやぶき門を出るときには、正面に由布岳。
名残惜しいかな。また来たいと思わせる演出です。

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かやぶき門の前から、呼んでもらったタクシーに乗り込みます。

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由布院駅前バスセンターから、空港アクセスバスで、大分空港に向かいました。


亀の井別荘 まとめ

亀の井別荘の離れ宿泊は、空間が最高です。部屋も施設も。
洗練されたサービスとともに、快適に過ごせます。
食事は充分に最高級ですが、印象に残るのはおおいた和牛。和牛を越える品が無いのは懐石料理としては少し寂しい感じです。食事にこだわるなら、一泊朝食で外に食べに行くもよし。
とにかく由布院で宿泊するなら、亀の井別荘の離れ が一番のおすすめです。

亀の井別荘と、由布院玉の湯 どっちがいいか?

格式

亀の井別荘>玉の湯

和旅館としての格式は、亀の井別荘。玉の湯は格式よりも気楽さを感じさせます。

食事

玉の湯>亀の井別荘

亀の井別荘は、おおいた和牛がメイン。玉の湯は、メインたくさんのもりもりです。

サービス

亀の井別荘>玉の湯

亀の井別荘は、ホテルのような洗練したサービス。玉の湯は、親しみやすいサービスです。

大浴場

亀の井別荘>玉の湯

亀の井別荘の方が広い大浴場があります。

立地

亀の井別荘>玉の湯

亀の井別荘は、由布院観光の中心、金鱗湖に隣接しています。


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亀の井別荘
料金・基本情報はこちら ▶ 亀の井別荘


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