いい旅館訪問記 旅館マニアによる高級旅館のおすすめブログ

東京在住の旅館マニアが、口コミ・ランキングに頼らない現地情報を紹介するブログ。 「その旅館が好きなら、この旅館もおすすめ」というリンクも紹介中。 住まいから関東の温泉宿が中心になると思います。

カテゴリ: 九州(由布院・黒川・指宿)

湯布院御三家の一つ、由布院玉の湯に行ってきました。
由布院玉の湯_14
「西の玉の湯、京の俵屋、東のあさば」と云われるほど、名高い旅館です。

由布院玉の湯_2
東京からは、羽田空港から大分空港へJAL便で1時間半。

由布院玉の湯_3
大分空港から空港アクセスバスで55分、

由布院玉の湯_4
由布院駅前バスセンターに到着です。

由布院玉の湯_6
由布院駅から玉の湯は、徒歩で15分、タクシーだと3分。送迎はありません。

由布院玉の湯_7
湯の坪街道を歩きます。由布岳を正面に望む街道。

由布院玉の湯_8
観光客で人がいっぱい。

由布院玉の湯_10
途中右に曲がり、

由布院玉の湯_11
静かな道を進みと、

由布院玉の湯_91
橋の先が由布院玉の湯です。

由布院玉の湯_12
由布院玉の湯に到着です。
禅寺の保養所としてスタートした由布院玉の湯は、雑木林の中に施設が点在しています。

由布院玉の湯_81
木々に包まれて、道路から玄関は見えません。

由布院玉の湯_14
白い看板に手書きの案内に従い、木々に囲まれた小道をすすみます。
別世界への小径のようなワクワク感。

由布院玉の湯_15
建物が見えてきます。
右手がフロントの建物。左手が、ショップ由布院市。ここと隣のティールームは、外来客も利用ができます。

由布院玉の湯_17
由布院玉の湯のチェックインは14時。
羽田から大分へのJAL便と空港アクセスバスで由布院に来ると13時着と、少し早めの到着になります。
そこで、事前に予約していたこちらに入ります。

ティールームニコル。
表向きは土日は営業休みとなっていますが、これは宿泊者がゆっくりできるようにと外来を止めるため。宿泊者は、土日も11~16時で利用できます。
事前にアップルパイの取り置きをお願いしました。

由布院玉の湯_18
もんぺ姿の仲居さんがこんにちわー、と首を横に傾け、いたずらっぽく迎えてくれます。

由布院玉の湯_19
細い木々に囲まれた、蝉の声が入ってくる中で、クラシックの流れる心地よい空間。

由布院玉の湯_20
アップルパイを紅茶といっしょに注文しました。

由布院玉の湯_21
取り置きしてもらっていたアップルパイ。1日12個限定の希少品です。
薄くスライスしたりんごがびっしりと。口の中でごろごろしない、上品なアップルパイです。

食べる前には、フロントスタッフが来て、紅茶をお着きのお茶に代えてサービスとさせて頂きましょうか、との申し出。
わざわざの心配りに感心します
玉の湯のお着きのお茶も頂きたかったので丁寧に遠慮しました。

由布院玉の湯_71
食べ終われば、改めてフロントスタッフが迎えに来てくれました。

由布院玉の湯_86
フロントの建物には、由布院玉の湯の看板があります。

由布院玉の湯_72
チェックインは、フロントをスルーして、

由布院玉の湯_23
そのまま小さなロビーへ。
予約名の確認だけで、台帳の記入はありません。

由布院玉の湯_24
ちいさなロビー、夜は談話室になります。
クラシックの流れる空間です。

由布院玉の湯_25
お着きのお茶。玉の湯のお茶請けの定番、柚子ねり。

由布院玉の湯_27
庭に面した空間は、木製の白いテーブルと椅子。
和の温泉地というより、洋の避暑地の感がある、ずっといたくなる空間です。

由布院玉の湯_75
それでは、部屋に案内されます。
玉の湯の館内図。

由布院玉の湯_56
これより先お泊りのお客様以外の方はご遠慮下さいという白い看板の先へ。

由布院玉の湯_55
離れへと続く外廊下を進みます。

由布院玉の湯_54
外廊下は、玉の湯の雑木林の中にあり、蝉の声が抜けます。虫も飛んでいます。

由布院玉の湯_28
本日の部屋、柑子(こうじ)。10畳+10畳(和・洋)離れ。
離れの中でも、一番奥にあります。

由布院玉の湯_29
引き戸を入り、

由布院玉の湯_30
廊下はスリッパ。

由布院玉の湯_31
廊下は、和とは違う印象ですが、

由布院玉の湯_32
和室。
品のある和空間です。

由布院玉の湯_33
和室を床の間に向かって。

由布院玉の湯_34
床の間の生け花もしっかり。

由布院玉の湯_35
和室を反対から。

由布院玉の湯_87
引き戸には、冷蔵庫。
ビール、ゆふいんサイダー、水。ぜんぶ無料。
ビールはアサヒ、サッポロ、キリンの3社の用意です。

由布院玉の湯_39
玉の湯オリジナルのコーヒーパックの用意もありました。

由布院玉の湯_38
もちろんお茶も。

由布院玉の湯_36
洋室。
木製のベッドはシンプル。
マットレスはエアウィーヴ。

由布院玉の湯_37
枕元にはCDプレーヤー。CDはフロント本棚にあるそうです。

由布院玉の湯_88
洋室には、寝そべれるソファと、

由布院玉の湯_89
庭に面したベランダには、イス。

由布院玉の湯_51
浴衣は2枚、羽織とともにクローゼットに。パジャマの用意もありました。

由布院玉の湯_44
水回り。

由布院玉の湯_45
アメニティ。ルシードのセットは、持ち帰れるようになっています。
ヘアトニック、ヘアリキッド、アフターシェーブローション。

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箱に入ったアメニティ。ALL THAT SPA。
ボディウォッシュ、コンディショナー、シャンプー。

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部屋内ですが、タオル、バスタオルがたくさん。

由布院玉の湯_49
木の内風呂。チェックインにあわせて、湯が張られていました。
部屋の風呂も温泉、源泉かけ流しです。

由布院玉の湯_52
さて、鍵を手に取り、

由布院玉の湯_53
下駄を履いて、大浴場に向かいます。

由布院玉の湯_58
由布院玉の湯の大浴場は、宿の公式サイトにも情報がのっていませんので、紹介したいと思います。

大浴場は、男女入れ替えなし。
宿泊者専用との白看板も。

由布院玉の湯_59
脱衣所から窓越しに内風呂、露天風呂。きれいな空間です。

由布院玉の湯_60
籠が置かれた脱衣所。

由布院玉の湯_61
タオル、バスタオル完備、

由布院玉の湯_62
バスマットも使い放題。

由布院玉の湯_64
内風呂。
木の香りがいいです。
大浴場は最近改修された様子。壁の木もピカピカです。

由布院玉の湯_65
洗い場。

由布院玉の湯_66
露天風呂。
蝉の声が心地よいです。
客室数16室の小さな旅館なので、大浴場で人に出会うこともほとんどありませんでした。

由布院玉の湯_16
由布院玉の湯の敷地内には、売店「由布院市」。
ここは宿泊者以外も利用できます。宿泊者は10%引き。

由布院玉の湯_70
玉の湯オリジナル商品がたくさん。お土産にはジャムが人気なのだとか。

由布院玉の湯_73
フロント横には、本棚とCDが置いてあります。

由布院玉の湯_96
私は談話室でゆっくりと。

由布院玉の湯_94
談話室には17時から23時まで、コーヒーとお菓子(木の葉のサブレ)が置いてあります。翌朝はありません。

由布院玉の湯_97
一杯いただきました。

さて、夕食となりました。
由布院玉の湯の夕食時間は、17時から19時半の間で30分刻み。
夕食場所は、食事処「葡萄屋」です。
由布院玉の湯_74
フロントロビー横の入口から入ります。

由布院玉の湯_98
食事処「葡萄屋」は、外来客も利用できます。奥は表玄関。

由布院玉の湯_99
本日の席はこちら。静寂の個室空間。
仲居さんはもんぺ姿。熟練のおばちゃんが対応してくれます。
話を受け流しながら、料理をパパッと運んできます。

由布院玉の湯_100
最初のセット。

由布院玉の湯_101
ブルーベリーの枝を箸置きに。
玉の湯の雰囲気をよく表しています。

由布院玉の湯_105
呼び出しは、鈴です。

由布院玉の湯_104
お品書き。

由布院玉の湯_114
由布院玉の湯 ドリンクメニュー1/4

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由布院玉の湯 ドリンクメニュー2/4

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由布院玉の湯 ドリンクメニュー3/4

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由布院玉の湯 ドリンクメニュー4/4

由布院玉の湯_113
お酒は、大分の地酒 智恵美人にしました。

由布院玉の湯_106
季節の小ばち

由布院玉の湯_107
丸茄子とそうめん瓜の胡瓜酢和え

由布院玉の湯_108
卯の花

由布院玉の湯_109
メニュー外の箸休め、精進豆

炒めた豆に砂糖と醤油、ごまと唐辛子をからめたものです。

由布院玉の湯_110
旬の野菜等の盛り合わせ
 穴子の笹寿司 厚焼き玉子、朝顔百合根、
 とうもろこしと枝豆と海老の白扇揚げ、
 無花果の白酢和え、花茗荷の酢漬け

沢蟹も百合根も食べれます。
百合根ねっとり。いちじくとろとろ。
とうもろこしの白扇揚げは、先付けだから冷たい。

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穴子寿司は、ごはんがほろりとほどけます。

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お刺身

お皿の刺身は縞アジ。
器は、大分の郷土料理りゅうきゅう。魚を漬け込んだものです。今日は、鯛の漬け。

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続いて、お吸物の到着。
鱧の葛打ちと楓冬瓜のとうもろこし擂り流し、またはスッポンのお吸物 から、

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お吸物
 鱧の葛打ちと楓冬瓜のとうもろこし擂り流し を選びました。

もろこしすり流し、出汁ともろこしが相まったさらっとしたお澄まし。一口でうまいと。

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田舎風煮物

由布院玉の湯_121
お好みで
 鮎の塩焼き、または花香茹、揚げ豆腐 から、

鮎の塩焼きを選びました。
あゆは、串からぬきたてであたたかい。
塩が多めなので少し取りながら、頭からがぶりと。

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玉の湯のメインディッシュは5種類からの選択です。
 1.和牛の炭火焼
 2.しゃも鍋
 3.すっぽん鍋
 4.鴨鍋
 5.車海老のしゃぶしゃぶ

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ここは、玉の湯名物のすっぽん鍋にしました。

由布院玉の湯_126
ざるには野菜。

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仲居さんが投入していきます。

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ひと煮立ち。

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煮立ったら、最後に残りの野菜を投入。

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すっぽん鍋のできあがり。
すっぽんは、骨を取り除きながらガシガシとしゃぶります。

由布院玉の湯_131
最後は雑炊に。仲居さんがごはんと溶き卵を投入して作ってくれました。

由布院玉の湯_133
ご飯、香の物

由布院玉の湯_134
季節の果物
すいか

自家製デザート
黒ゴマのアイスクリーム、または卵のアイスクリーム、カボスのシャーベット から、
卵のアイスクリームにしました。

由布院玉の湯の夕食は、派手さはない田舎料理。
であるからこそ、すっと食べることができます。
手慣れたおばちゃんの仲居さんの対応含めて、何だか気の使わない食事となりました。

由布院玉の湯_135
由布院玉の湯の夜の過ごし方は、ニコルズバー。

由布院玉の湯_136
本当のバーテンが在籍していて、カクテルを提供しています。

由布院玉の湯_138
今日のフレッシュカクテル、ベリーニを1杯。
シックな由布院の夜の過ごし方です。

由布院玉の湯_139
夜の玉の湯も、幻想的。

由布院玉の湯_141
玄関の看板もライトアップされています。

由布院玉の湯_142
だいぶ良い感じにできあがりましたので、
部屋のベッドにもぐり込み、おやすみなさい。

由布院玉の湯_144
翌朝。
庭からの蝉の声が目覚まし代わりです。

由布院玉の湯_145
部屋の前には、新聞が届いていました。読売新聞。

さて、朝食です。
由布院玉の湯の朝食は、和食と洋食から選べます。
おすすめは、洋食。玉の湯名物のスープに合うのは洋食でしょう。
朝食時間は、8時から10時の30分刻み。
由布院玉の湯_148
朝食会場は、夕食と同じく、食事処「葡萄屋」です。
朝食は、夕食と席は異なり、レストラン席。

由布院玉の湯_149
朝食の席はこちら。

由布院玉の湯_150
最初のセット。

由布院玉の湯_153
朝食のお品書き。

由布院玉の湯_154
おしぼりは、水をかけるとヘビ花火のように伸びるタイプ。温泉水をかけて。

由布院玉の湯_156
最初の品が届きました。

由布院玉の湯_155
フレッシュジュース

トマトのジュース。

由布院玉の湯_158
フロマージュブラン 塚原クックヒルファーム

くみ出しチーズです。味は、ほぼヨーグルト。はちみつを入れて頂きます。

由布院玉の湯_159
フレッシュサラダ
 臼杵市「オハナ本舗」より届く有機栽培の野菜

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由布院産ロースハム、フレッシュチーズ
 由布院「燻家(いぶすけ)」のロースハム
 由布院チーズ工房「モッツァレラチーズ」

チーズをロースハムで巻いて、オリーブオイルをかけて頂きます。

由布院玉の湯_162
特製野菜スープ

玉の湯の名物、クレソンのスープです。
「命のスープ」料理家・辰巳芳子さん直伝。

ねっとりとした、濃厚なスープでした。

由布院玉の湯_163
スープはおかわり可能。別の種類もおかわりできるので、
もう一種類の、ナスと大麦のスープも頂きました。

最後に大葉の香りがふわっと。

由布院玉の湯_164
卵料理「うちのたまご」使用
温泉たまご/だし巻き/スクランブルエッグソーセージ添え/椎茸入りオムレツ/アンヘレス(辰巳芳子先生考案のスペイン風家庭料理) からのチョイス。

椎茸入りオムレツにしました。

由布院玉の湯_165
トースト/クロワッサン/フレンチトースト からのチョイス。

フレンチトーストにしました。

パンは、別府の友永パンから仕入れているのだそう。
トーストは焼き加減、フレンチトーストはシナモンの有無が選べます。
トーストは、ジャムが特徴らしく、そちらも食べてみたかったです。

由布院玉の湯_161
お飲み物
コーヒー/紅茶/牛乳/ハーブティ からのチョイス。

紅茶にしました。

由布院玉の湯の朝食は、量が多いわけでは無いのに、満足感。
やっぱり優しい食事で、美味しかったなと思わせます。

由布院玉の湯_166
由布院玉の湯のチェックアウトは、12時。
フロントに鍵を返却して、精算します。

由布院玉の湯_169
木々の中にある宿ですが、道に落ち葉が積もっているということもなく、

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掃除が行き届いていています。

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チェックアウトの時間にあわせて、あらためて水が撒かれていました。

由布院玉の湯_168
最後は、フロントスタッフが表まで見送りしてくれました。
川沿いの道を歩いて、次の宿、亀の井別荘に向かいました。

由布院玉の湯
湯布院御三家の一角。超高級旅館ですが、滞在して感じたのは、名門さより、気楽さ。田舎の親戚の家に帰るような雰囲気。
でありながら、ちゃんと必要なところには必ずスタッフがでてくる目の行き届きはさすがです。露天風呂付の部屋も多く、ほとんど他の客と出くわしません。
空間の雰囲気は、避暑地、ひと時代前の訪日外国人向け、軽井沢に近い。並び称されるあさばとは毛並みが違います。
名物は、朝食のクレソンのスープ、夕食のすっぽん鍋、ティールームのアップルパイ。全部満喫することをおすすめします。

★「由布院玉の湯」(九州/由布院温泉) ブログ
★「由布院玉の湯」が好きなら、この旅館もおすすめ
 「名月荘」(東北/かみのやま温泉)
 「料亭旅館やす井」(関西/彦根)

由布院玉の湯
料金・基本情報はこちら ▶ 由布院玉の湯


旅館・ホテルランキング

砂むし温泉で有名な指宿温泉にある いぶすき秀水園 に行ってきました。
いぶすき秀水園_6
プロが選ぶ旅館100選【料理部門】で39年連続1位の宿。食事を期待しての訪問です。

いぶすき秀水園_5
指宿駅からの送迎は、定時便の予約制。
5分ほどで、いぶすき秀水園に到着です。

いぶすき秀水園_7
玄関を入ると、靴を脱いで、スリッパに履き替えます。
外観から、古いかなと思いましたが、ロビーはむしろ品のある感じ。

大きな旅館ではありませんが、スタッフ大勢でお出迎えしてくれます。
スタッフはアロハシャツ。仲居さん姿が一人。

いぶすき秀水園_70
ロビーには、薩摩の英雄たちの書。貴重な資料を展示しています。

いぶすき秀水園_8
フロントで宿帳を記入し、
枯山水の中庭に面したロビーの席に案内されます。

いぶすき秀水園_9
ウェルカムドリンクは、
抹茶、グリーンティー、生ビール、スパークリングから選べます。
抹茶をお願いしました。わらびもちとともに。

「イロハモミジ 花言葉は?」との添え札。裏返してみると、

いぶすき秀水園_10
花言葉は、「大切な思い出」「美しい変化」だそうです。

抹茶を飲んでいたら、
この日は暑いく、額から汗を流していたようで、スタッフがタオルを持って来てくれました。
スタッフ教育がしっかりしていると感じさせます。

いぶすき秀水園_62
それでは、部屋に案内されます。
エレベーターで4階へ。

いぶすき秀水園_26
廊下を進みます。このあたりは古さを感じさせます。

いぶすき秀水園_11
本日の部屋、418。島津の棟 和室10畳。

いぶすき秀水園_12
踏込から、

いぶすき秀水園_13
和室10畳。
本間はちゃんとメンテナンスされています。

いぶすき秀水園_14
和室を反対から。

いぶすき秀水園_15
いぶすき秀水園の立地は、正面が別の旅館(吟松)なので景色はありません。
この部屋からは、わずかに海が顔を出しています。

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部屋のお茶菓子は、すずめんたまご。豆の駄菓子です。

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冷蔵庫は空。

いぶすき秀水園_22
水回り。

いぶすき秀水園_16
浴衣は、身体に合わせたものが支度されているのと、
下に各サイズも置いてありました。

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青いビニール袋には、

いぶすき秀水園_18
砂むし温泉に行く用のタオルとバスタオル。
館内用とは別に用意されていました。

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では、さっそく砂むし温泉に向かうこととします。

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砂むし温泉会館砂楽のチケットは、いぶすき秀水園のフロントで部屋付けで購入できます。

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雪駄を用意してもらい、玄関を出ます。

いぶすき秀水園_4
砂むし温泉会館砂楽は、いぶすき秀水園から徒歩3分。

いぶすき秀水園_2
砂楽の受付で、浴衣をうけとり、着替えて浜辺に向かいます。
指宿温泉の写真で出てくるのは、必ずここ。

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日よけが設置されていますが、屋外の波打ち際に埋められる体験ができます。
本当の砂浜で体験できるのは、干潮時だけなので希少。
さざ波の音、磯のかおりも心地よく、本当に地面から熱を感じました。

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砂むし温泉の後は、砂むし温泉会館砂楽にも温泉大浴場があるので、一風呂のあと、
いぶすき秀水園に戻って、大浴場へ。

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いぶすき秀水園の大浴場。男女入れ替えは無しです。

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脱衣場。

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タオル完備です。

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内風呂。
指宿温泉は、舐めるとしょっぱい泉質です。

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洗い場。

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サウナもあります。

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露天風呂は、景色はありません。

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湯上りには、
ロビーで漢方茶のサービス。22時まで。

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漢方茶と一緒に、ところてんのサービスもありました。

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中庭を眺めながら、いただきます。

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中庭の端には、足湯と砂足湯があります。

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砂足湯。小さな体験型です。

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足湯は、中庭をながめながら風を感じ、居心地が良い空間でした。

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売店は、お土産物がたくさん。

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いぶすき秀水園が、焼酎蔵元「喜楽酒造」を営んでいた初代が創業した旅館ということもあり、
売店には焼酎はたくさん。

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創業ゆかりの「喜楽酒造」は、今は存在しないそうです。


さて、夕食の時間となりました。夕食は、18時~19時でのスタート。
18時でお願いしました。
部屋でそろそろ向かおうかなと時間を待っていたところ、5分前に部屋の呼び鈴。
仲居さんがお迎えに来てくれました。
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食事会場は、個室。2階島津藩なのはな。

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仲居さんに案内されて、

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今日の席はこちら。静寂の空間です。
部屋係の和服姿の仲居さんは、笑顔が素敵なおばあちゃん。テキパキしつつ、しっかりなサービスです。

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テーブルにスポットライトが当たるようにしてある照明。

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最初のセット。

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お品書き。

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ドリンクは、幻の焼酎「森伊蔵」が普通に置いてありました。
いぶすき秀水園 ドリンクメニュー1/2。

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いぶすき秀水園 ドリンクメニュー2/2。
焼酎は各種あります。

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飲み物は「森伊蔵」の水割りでいきます。

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食前酒 利右衛門さんの梅酒

いぶすき秀水園_84
前菜 海老寿司
   きびなご南蛮漬け
   おくら摺り流し
   はすいも胡麻浸し
   美味豆腐

寿司は、口に入れると、ごはんがほぐれました。
おくら摺り流しは、見た目からサラっとしているかと思いきや、どろっと。
美味豆腐は、胡麻豆腐に牛乳生クリームを加えたもの。チーズみたいです。

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続いては、お造り。
二段の箱での登場です。

酢味噌、ポン酢。
醤油は、辛口、鰹と昆布の出汁の入った自家製醤油の2種類で。

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造り 二段箱盛り
 鯛 地魚一品

一段目は、鹿児島名物のきびなごと鯛の薄造りでした。
鯛はさっと湯通ししてるのかな。

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造り 二段箱盛り
 赤身 水烏賊 車海老 あしらい一式

二段目は赤身、水烏賊、車海老。
クルマ海老は、尾は生なのに、頭はわざわざ茹でて彩りを添えています。

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続いてのお椀は、

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吸物 清まし汁仕立て
 海老真蒸 じゅんさい 青梗菜 柚子

慎ましい味付けながら、奥に芯を感じ、後に力強さを感じます。

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続いての特徴的な器で出てきたのは、

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蓋物 薩摩黒豚やわらか煮
 大豆あん掛け 冬瓜 人参 青味

いぶすき秀水園の名物「薩摩黒豚やわらか煮」。お箸でもすっと割れるやわらかさ。
角煮は一見ジャンキーに見えますが、優しい味。汁も飲み干せます。
下に敷かれた大根が、肉の水増しではなくて、同じようなやわらかさに味がしみて美味。

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焼物 甘鯛若狭焼
   あわび素味噌焼き
    鮑 えのき いんげん

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右手には、大根の酢の物と、甘鯛とミニオクラの若狭焼き。
甘鯛は若狭焼。うまみが凝縮されていました。

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いぶすき秀水園のもう一つの名物「あわび素味噌(もとみそ)焼き」。
素味噌とは、味噌に隠し味を入れた、いぶすき秀水園オリジナルのものとのこと。
あわび、いんげん、キノコが入っています。
素味噌が美味しい、甘いです。

いぶすき秀水園_100
続いては、小鍋が出てきました。

いぶすき秀水園_101
替鉢 飛魚出汁の寄せ鍋

この出汁は美味しい。口当たり濃厚強いのに、後引きサッパリ。

いぶすき秀水園_102
最後に、ご飯。

いぶすき秀水園_103
食事 白御飯
留椀 赤出汁  なめ子 三ツ葉 粉山椒
香の物 盛り合せ  桜島大根の味噌漬け 桜漬け 高菜

香の物は、桜島大根の味噌漬け。まるで奈良漬けのような濃さでした。

水物 芋焼酎羊羹 メロン 葡萄
芋焼酎の上はパッションフルーツのかわった一品でした。

いぶすき秀水園の夕食は、伝統的な和食かつ、
名物がある料理。
長い間変わらないメインメニューなのだと思います。
食事が有名なのだ、名物なのだという知識を持ってくるほうが、満足度が高いと思います。

いぶすき秀水園_109
いぶすき秀水園は、夜食も名物。
部屋に戻った後、21時に呼び鈴。ぜんざいが届きました。

いぶすき秀水園_110
少し塩味を感じるぜんざい。もちは入っておらず、
夜食に丁度良かったです。

いぶすき秀水園_111
夕食後には、貸切風呂(有料)を予約しました。
時間になったらフロントへ行こうと思っていたら、
10分前に部屋の内線で、用意が出来たと連絡がありました。

しかも、エレベーターの1階前でお待ちしています、とのこと。
そのままスタッフが貸切風呂の鍵を開けて、使い方の説明まで。
サービスがしっかりしていると感じました。

いぶすき秀水園_112
ジャズBGMの流れる、貸切空間。

いぶすき秀水園_115
もちろん、タオル・バスタオル完備で、

いぶすき秀水園_113
ミネラルウォーターが1本無料サービス。

いぶすき秀水園_117
水回りとお手洗。

いぶすき秀水園_118
貸切風呂。外の空間とつながっています。

おそらく以前は客室であった空間を、貸切風呂にリニューアルしたのでしょう。
こんな空間の客室があればいいのになと思いました。
そのうちリニューアルで、露天風呂付の部屋が作られるのではないでしょうか。

いぶすき秀水園_119
貸切風呂の利用後は、鍵の返却にフロントに行く必要もありません。
内線で連絡すれば、そのまま退室します。

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いぶすき秀水園の夜の玄関。

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部屋に戻り、敷かれた布団にもぐりこみ、

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おやすみなさい。


翌朝。
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晴れた指宿です。

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早速、朝食に向かいます。
朝食時間は、7時~8時半スタートの選択で、7時からにしました。
朝食会場は、夕食と同じく2階島津藩。
昨晩に仲居さんから、朝もお迎えに上がりましょうかと言われましたが、辞して自分で向かいます。

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席に案内されます。
仲居さんの格好は、朝は作務衣に前掛け。朝食会場を走り回っています。

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最初のセット。
全部先付けで、さつま汁とごはんのみ温かいものとして後から出てきます。
昔ながらの旅館、という感じの朝食です。

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さつま汁とご飯が届き、朝食がそろいました。

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玉子焼き、焼鮭、明太子。炊合せにおひたし。

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サラダ。
ハムは巻いて、葉に収められています。

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いかと、とろろいも。

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薩摩名物、さつま揚げ。

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味噌汁の代わりに、さつま汁。

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水物は、パイナップル。

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朝食後は、フロントでチェックアウト。

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チェックアウト時に、小さなボンタンアメをくれました。
タクシーに乗り込むところまで、部屋係の仲居さんのお見送りをしてくれました。

指宿温泉からの翌日観光は?

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この日の観光は屋久島へ。
タクシーで指宿港に到着。

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高速船トッピーは、指宿港8時半発。
観光客向けにちょうど良い時間設定です。

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指宿から屋久島は近く、1時間15分で屋久島宮之浦港に到着。

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ここからレンタカーで屋久島観光です。
屋久島には路線バスも走っていますが、便は限定的で、
観光地を回ろうと思うとレンタカーは必要です。

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屋久杉自然館。
大雪により折れた縄文杉の枝、縄文杉「いのちの枝」が展示されています。

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ヤクスギランド。
トレッキングコースです。

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ヤクスギランド 千年杉。

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千尋の滝。

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大川の滝。

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最後は、JRホテル屋久島。
屋久島を代表する高級ホテルですが、温泉大浴場は15-19時のみ日帰り利用可能。

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露天風呂からは、自然の森の岬と、見渡す限りの水平線。
美しい空間です。
アルカリ泉の温泉は、とろとみがありヌルヌル。

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レンタカーを返却して、屋久島空港に到着。

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屋久島空港は、カウンターが1つだけ開いている小さな空港。
売店と、小さなレストランがありました。

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飛行機への搭乗は、日が暮れた時間に。
屋久島空港19時発のJAL便で、鹿児島空港乗り継ぎで羽田空港への帰路につきました。

いぶすき秀水園
食事の旅館と思って行きましたが、むしろ、おもてなしの旅館でした。
仲居さんのサービスが、しっかりしている昔ながらの旅館。
何か好みを伝えたら、スタッフ間で情報を共有しているようで、他のスタッフからも声掛りがありました。
30~40年前の良い旅館が、スタイルを変えずに現存している感じです。

★「いぶすき秀水園」(九州/指宿温泉)
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いぶすき秀水園
料金・基本情報はこちら ▶ いぶすき秀水園


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