上野駅から特急草津に乗り込みます
上野駅から約2時間20分で終点、長野原草津口駅に到着です。
7両編成の6-7割乗車という、多くの人数がぞろぞろと下車します。
長野原草津口駅からは、JRバスの急行草津温泉行きに乗り換えます。
乗り込み終えたら、1台ずつ定刻を待たずに発車のスタイル。
乗客がいなくなるまで臨時便を出すそうで、乗れないという心配はなさそうです。
長野原草津口駅から約20分、草津温泉バスターミナルに到着。
草津温泉バスターミナルから坂道を3,4分下ったところが、
草津の中心地、湯畑です。
湯畑は、写真を撮る観光客がたくさん。
昼食は、湯畑から通りを少し入ったところにある、
湯川テラスにて。
湯川テラスは、老舗旅館の奈良屋が2020年にオープンさせた姉妹館。
泊まれるレストラン&カフェということで、2室の温泉付客室とあるそうです。
ここで頂いたのが、
上州牛といくらのぜいたくひつまぶし(3,000円税別)。
お椀によそって、薬味と出汁をかけて、掻き込んで頂きます。
草津温泉には珍しい、ゆったりとできるカフェ空間でした。
湯畑から西の河原通りに入り、
途中、分岐する坂を上っていくと、
望雲の看板がお出迎えです。
坂を上りきって、建物が姿を表しました。
草津温泉 望雲 に到着です。
玄関を入って靴を脱ぎ、
フロントで宿帳に記入してチェックイン。
ロビーラウンジで少し待ち、
部屋に案内されます。
本館を進み、
新館である松雲庵を進みます。
部屋の前の廊下と、障子を挟んで吹き抜け空間となっており、
廊下特有の閉塞感が無いような構造になっています。
本日の部屋はこちら。
松雲庵客室12.5畳+6畳。1階 泉水4。
踏込から、
和室12.5畳。
和室を反対から。
入口のふすまが2つあるのは、
左側は、部屋食のときにスタッフが出入りする入口です。
広縁と、その先にテラス。
1階のみテラスがありますが、景色はありません。
冷蔵庫には、ぐんまちゃんマークの尾瀬のおいしい水。
水回りと、
お手洗い。
内風呂。
浴衣と、外出用のコート。
バスタオルは大浴場に持参です。
お茶菓子は、田島屋のくるみ味噌餡饅頭です。
ちなみに、他の部屋タイプを見させてもらったところ、
【雲松庵露天風呂付客室】
部屋のサイズと設備は、雲松庵客室と同じで、
【雲松庵露天風呂付客室】には、露天風呂があるのみが違いです。
露天風呂からは、景色は無く、
外から見ると、この辺りに立地しています。
【本館和室】踏込から、
【本館和室】10畳。
【本館和室】水回り。
新館雲松庵と本館の違いは、
建物の古さによる差があります。
水回りは雲松庵増築のタイミングでリニューアルされているので同設備です。
雲松庵と本館では、料理内容も違うようで、
高級旅館を求めるなら、雲松庵なのだそうです。
実際、JTBや一休.comでは、雲松庵のみを取扱しています。
では、部屋に戻り、
鍵とバスタオルを手に取り、
大浴場へと向かいます。
エレベーターを利用して、
2階へと上がります。
吹き抜け横の廊下を進み、
大浴場。西の湯と、万代の湯。
源泉の異なる2つの湯を楽しむことができます。
西の湯 脱衣場。
タオルは完備。
西の湯 内風呂と、
西の湯 露天風呂。
草津温泉西の河原露天風呂と同じ源泉なので、透明の湯。
しかし、強酸性なので、舐めると酸っぱい温泉です。
万代の湯 脱衣場。
こちらも、タオルは完備。
万代の湯 内風呂と、
万代の湯 露天風呂。
本白根山の奥深く源泉で、湯畑のように、硫黄の臭いが強い温泉です。
入ると肌がピリピリと感じる強酸性。
殺菌・抗炎症作用に優れているそうです。
風呂上がりには、雲松庵3階にある談話室へ。
コーヒーを飲みながら、読書にふけることができます。
あっという間に、夕食時間の18時となり、部屋に戻ります。
夕食は部屋食。
準備が進められて、最初のセットが完了。
お品書き。
食前酒 ~女将のおすすめ~ 華ぷらむ
先付 鮑共肝和え
鮟肝時雨煮
鱈白子ぽん酢
飲み物は、群馬の地ビール KAWABA ではじめます。
竹筒の器の中には、
御造里 車海老 平目
ギンヒカリ 帆立貝
続いて、蓋付きの器で提供されたのは、
煮物 海老芋含め煮
鰤つみれ 下仁田葱
追加の飲物は、望雲オリジナル冷酒を。
酒蔵は、群馬県吉岡町の柴崎酒造です。
続いて、杉板焼が来ました。
こういう形での提供は、感じがいいですね。
焼物 サーモン杉板焼 炭牛蒡
赤城鶏柚庵焼
鍋物 すき鍋
和牛 上州もち豚
コンロに火が入り、
火が通った和牛から、溶き卵につけて頂きます。
強肴 鰆と牡蠣の霙餡
最後に、御飯の到着。
御 飯 白飯(信州産コシヒカリ五郎兵衛米)
留め椀 清汁仕立
香の物 三種盛り
水菓子 苺 メロン
金時芋プリン
夕食は、ちょうどいい塩梅。
食事内容は、宿全体の印象とマッチしているレベルの高級感。
飛び抜けてはいないけれども、工夫を感じて過不足ない印象です。
食後は、温泉街に散策に出てみます。
玄関で借りる外履きは、
滑るからと、下駄でも雪駄でもなく、スノーブーツでした。
望雲の坂を下りて、湯畑に向かいます。
湯畑はライトアップされており、
周囲の土産店やラーメン屋もオープンしていて、人も多め。
見渡すと、草津温泉の客は意外にも、若い人が多いように感じました。
立ち寄ったのは、湯畑の横にある熱乃湯。
ここでは、温泉らくご というものが開催されていました。
日中は湯もみショーで使われる施設も、夜は遊休資産。
そこに、落語家を呼んで、20時から毎日公演をしているとのことです。
落語45分・1,000円。温泉滞在の珍しい楽しみ方として良いですね。
落語を聞いた後は、部屋に戻り、
早々に、望雲のマークのシーツにくるまれた布団にもぐり込みます。
おやすみなさい。
翌朝。
雪の降る朝です。
7時半の朝食は、内線でお呼びします、とのことでしたので待っていると、
7-8分くらい前に掛かってきました。
朝食は、個室お食事処「雪嶺」に出向きます。
昔の宴会場を改装した食事処は、左右に個室があり、
今朝の席はこちら。
デザイン照明が照らす、余裕を感じる空間です。
朝食のセットは完了済。さすが、内線呼び出し方式。
温かいものはは温かく、冷たいものは冷たく。
コンロのおでんも、グツグツと煮たっています。
内線呼び出し方式も、食事をベストの瞬間で用意できるので、よい手段かもしれませんね。
ふたを開けて、頂きます。
ご飯は、ジャーのようなおひつでの提供。
もちろん、全部いただきました。
食後は、朝風呂へ。
大浴場は、夜間に男女入れ替えとなっており、
朝は、遊山の湯。
遊山の湯 脱衣場。
遊山の湯 内風呂。
左が万代鉱源泉、右が西の河原源泉と、両方の源泉を楽しめます。
遊山の湯 洗い場。
遊山の湯 露天風呂は、西の河原源泉です。
チェックアウト前には、お土産を。
お土産は、望雲のフロント横のお土産処で調達もできますが、
草津温泉土産におすすめは、望雲の坂を下ったところにある、
松むら饅頭。
草津の温泉饅頭で、ここが一番美味しいと思っています。
少し粒を残したこしあんは、饅頭を割っても千切れないほどのしっとりさ。
皮までしっとりで、口どけなめらか。饅頭特有ののどに詰まる感じが全くありません。
賞味期限が4日と短いことも納得の品質です。
望雲に戻り、フロントでチェックアウト。
10時ギリギリまで滞在する客が多いように見受けられました。
やはり、草津温泉は泉質が日本随一なので、何度も温泉に入りたくなるのでしょう。
玄関にずらっと並べられた靴から探し出し、
送迎でバスターミナルまで送ってもらいます。
草津温泉バスターミナルからは、
再びJRバスに乗り込み20分余り。
長野原草津口駅から東京への帰路につきました。
草津温泉 望雲 (読み方:ぼううん)
機能的で、掃除もすみずみまで行き届いていて、
洗練ではないけれど、快適な滞在のできる宿です。
草津温泉は、温泉としては日本一と言えますが、意外にも高級旅館は少なめ。
そのなかで、草津温泉望雲は、おすすめと言えます。
望雲には、雲松庵と本館がありますが、
高級旅館を求めるなら、雲松庵を予約しましょう。
雲松庵と本館の違いは、建物の古さによる差があるほか、料理内容も違うようです。実際、JTBや一休.comでは、雲松庵のみを取扱しています。
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草津温泉 望雲
料金・基本情報はこちら ▶ 草津温泉 望雲
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