岩手県花巻にある、游泉志だて に行ってきました。
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冬の北東北3泊4日旅行の1日目です。

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東京駅から、東北新幹線やまびこで約3時間。

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新花巻駅に到着です。

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新花巻駅は、中心街の花巻駅からは、6km余り離れています。

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新花巻駅では、レンタサイクルを借りようと思い、駅前の銀河プラザへ。
しかし何と、冬季期間は貸出していないとのこと。
仕方ないので、歩いて観光に向かいます。

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新花巻駅から徒歩20分程で、宮沢賢治記念館口バス停に到着。

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ここから、367段の階段を上ります。

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一段に一文字、宮沢賢治の雨ニモマケズが配置されており、
読みながらで、上りの辛さの気が紛れます。

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文字数は、段数とちょうどでは無いので、最後は帳尻合わせ。

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上りきれば、丘の上のきれいな眺望。
正面に、早池峰山を望みます。

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宮沢賢治記念館。
遺品現物があるというわけではなく、パネル展示のみの展示施設でした。

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昼食は、宮沢賢治記念館の駐車場併設の山猫軒へ。

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『注文の多い料理店』のレストランを再現した店は、
「どなたもどうかお入りください。決して遠慮はありません。」と、原文と同じ文言が。

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洋館風の店内で、注文したのは、

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石黒農場産ほろほろ鳥のチキンカツ定食1550円。
花巻に、日本で数少ない農場がある、ほろほろ鳥。
チーズ入りのカツでサクサクでした。

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続いて、階段を下り、道路渡ったはす向かいにある、
宮沢賢治童話村へ。

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ここは、宮沢賢治の童話の世界観を表現した施設で、
ちょっとした現代美術館風でもあります。

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帰りは、宮沢賢治記念館口バス停から路線バスにて2分で、新花巻駅に戻ります。

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新花巻駅から、游泉志だて の送迎バスに乗り込みます。

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新花巻駅から35分、游泉志だて に到着です。

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玄関を入り、

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きれいなロビー。

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そのままロビーラウンジへ。

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窓辺のテーブルに案内されます。

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ウェルカムドリンクのサービスとして、
ワインか、ジュースか、ホットチョコと聞かれ、

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ホットチョコをチョイスしました。

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ここで、宿帳に記入してチェックイン。

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それでは、部屋に案内されます。
エレベーターに乗り込み、

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3階へ。

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廊下はオルゴールのBGMです。

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浴衣は、ここから取っていくスタイルです。

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本日のお部屋、浮雲。
陶器露天風呂付和洋室。

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踏込から、

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和室6畳に、

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和風ツインベッド。

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バルコニーからの景色は、山あいの川。

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水をなみなみと湛えた川です。

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ベッドがあることで、縦長の部屋になっており、
横向きには少し狭くも感じますが、不便はありません。

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お手洗い。

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水回りと、シャワーブース。

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アメニティは、オムニサンス・パリ。

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陶器露天風呂は、川に面したバルコニーにあります。
温泉がずっと掛け流し。

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コーヒーメーカーには、緑茶も用意されており、

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冷蔵庫のビール、レモンサワーを含めて無料。

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冷凍庫には、ロックアイスまで用意がありました。
オールインクルーシブの宿に近いです。

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部屋着に作務衣の用意。別途、浴衣は廊下から自由に取る形式です。
ひざ掛けは、わざわざポロブランド。

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羽織と、籐の籠。

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大浴場には、タオルのみ持参です。

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テーブルの上には、お茶菓子の用意。
「絹のしらべ」。羽二重餅であんこを包んだ和菓子でした。

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館内の案内も小さなアルバム形式で、

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きれいに綴じられていました。

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CDデッキもあり、ヒーリングミュージックが常備されていました。


ちなみに、別の部屋タイプを見させてもらったところ、
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【露天風呂付半メゾネット式和洋室】は、
陶器露天風呂付和洋室との違いは、メゾネットによる天井の高さのみ。
広さ、設備は一緒です。

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【庭園露天風呂付和洋室】は、
陶器露天風呂付和洋室との違いは、1階であることにより、岩露天風呂であることと、

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【庭園露天風呂付和洋室】
坪庭があることとのみで、

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【庭園露天風呂付和洋室】
広さ、設備は一緒です。


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では、部屋に戻り、鍵を手に取り、大浴場に向かいます。

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エレベーターで1階に下りて、

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大浴場、喜久の湯。

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脱衣場。バスタオル完備です。

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内風呂。

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川辺の露天風呂 露天岩風呂。

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くりぬき御影石風呂。

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風呂あがりには、
湯あがりラウンジ へ。

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ドリンクバーと、(ファミレス型のドリンクバー。。)

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宮沢賢治の本や、貸出の音楽CDがありました。

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隣には、川辺の足湯があります。

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温泉は、併設のホテル志戸平の大浴場も利用することができます。
游泉志だて宿泊者のみ、カードキーで連絡通路の扉を開けることができます。
ホテル志戸平宿泊者は、カードキーがないため通れません。

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ホテル志戸平の大浴場。
大型旅館らしい、大きな大浴場です。


さて、すっかり辺りも暗くなり、夕食の時間となりました。
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夕食は、17時半から20時までをチェックイン時に選ぶことができます。
夕食会場は、個室だいにんぐ「風とオルゴオル」。

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オープンキッチンがお出迎え。

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全て個室になっており、

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今日の席はこちら。

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窓からは、しんしんと降る雪の景色。
川辺は、ライトアップがされています。

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天井からはデザイン照明。
BGMは、オルゴールのJPOPなどのミュージック。

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ドアは隙間が作られており、
食事の進み具合を確認しながら提供してくれます。

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最初のセット。

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おしながき。

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飲物は、ビールで始めます。

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先付  蟹ゼリームース

器からして素晴らしい。食事への期待感が高まります。

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旬菜 蛸と三つ葉の山葵和え
   塩チーズ 姫神サーモン掛け
   帆立スフレ
   甘海老の三升漬
   なまこポン酢
   鮑の唐揚げ

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吸い物 鱈の雪中蒸し 薄氷見立て

鱈の上に、卵白と山芋を合わせたものをのせて雪に見立てた料理。
上には大根の薄切りで氷に見立てているとのこと。
目に美しく、また箸を進めると旨い。

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造里 海の幸 旬鮮盛
    遠野市宮守産生山葵
    花巻産早池峰醤油

内陸の宿なのに、刺身がうまい。とろけるようなマグロ。
わさびは自分ですりおろして。次のステーキにも使います。

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次の飲物をと、ドリンクメニューを見ると、
結構高級なラインナップ。旅館なのに、ワインから始まっていることからもこだわりを感じます。
游泉志だて ドリンクメニュー1/5

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游泉志だて ドリンクメニュー2/5

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游泉志だて ドリンクメニュー3/5

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游泉志だて ドリンクメニュー4/5

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游泉志だて ドリンクメニュー5/5

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次の飲物は、花巻の地酒 酉与右衛門にしました。
とっくりとおちょこもオシャレです。

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焼き物 本日の主菜料理

前沢牛と鮑からのチョイスメニューは、
前沢牛サーロインステーキを選びました。

焼き石で提供の前沢牛は、ずっと温かく、うまみぎっしり。
先ほどのわさびものせて食べてみます。

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サラダ カニサラダ自家製ドレッシング

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次に蓋付き茶碗で出てきたのは、

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蒸し物 ふぐ茶碗蒸し

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続いての煮物は、
器が蓋まで熱々で提供。

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煮物南 部そばがき
     鴨ロース蕎麦の実餡

鴨ロース、かぼちゃけんちん、里芋コロッケ
これまた見た目通り旨い。

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最後の食事は、

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食事 新米 銀河のしずく
   県産田舎味噌と地元野菜の「田舎風みそ汁」
   香の物 大根の山葡萄漬け

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あわせて、メニュー外の、旬の一品として、

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いくらの醤油漬け が出てきました。
御飯とともに、頂きました。

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フルーツ 国産彩りフルーツ
     抹茶ムース
デザート シャーベット

マンゴーシャーベットでした。

夕食は、目に美しく、食べて美味しい。
内陸の宿なのに刺身も上質で、前澤牛も良いものが出てきます。
個室空間も静かにゆったりと過ごせて快適。
なかなか質も高い夕食でした。


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食後は、20時半からラウンジにて、
セルフの無料バーコーナーが用意されていました。

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ドリンクのラインナップは、
ワイン、焼酎(稗造君)、日本酒(濱千鳥 纜)は、岩手産の用意。加えてウィスキー。
すべて自由に飲むことができます。

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花巻のエーデルワインの 夜空のカノン を一杯いただきました。

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ロビーラウンジにも、個室空間があり、
静かに、夜のひと時を過ごすことができます。

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お酒を嗜んだあとは、
部屋に戻り、部屋露天風呂でもう一風呂。

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体も温まったところで、ベッドにもぐりこみ、

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就寝。おやすみなさい。


翌朝。
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雪が降る、山の朝です。

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朝風呂にと、大浴場へ。
夜間に男女入れ替えとなっています。

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脱衣場。

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内風呂に、

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青森桧葉風呂、露天岩風呂。
全室に客室露天風呂のある宿のためか、大浴場に来る客も少なく、
大浴場では、ほとんど他の客と会うこともありませんでした。

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朝食会場は、昨晩と同じ、個室だいにんぐ「風とオルゴオル」。
7時半から9時半、時間指定不要で、好きな時間に来場形式です。

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昨晩と同じ個室に案内されます。

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朝食にもお品書き。

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朝食が全部そろいました。
湯豆腐と、セイロ蒸しには、火が入れられます。

和旅館らしい、シンプルな朝食です。

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最後に、ゼザート おおのミルク村 ゆめヨーグルト。
ねっとりとした粘り気の強い、地元ならではのヨーグルトでした。

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食後は、ラウンジにてコーヒーのサービス。
スタッフが淹れてくれます。

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部屋への戻り際に、朝刊を取り、

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部屋に戻り、部屋露天風呂でもう一風呂。

風呂上がりに、出発の支度を整え、

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ロビーの土産処で、土産を調達して、

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フロントにてチェックアウト。

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渡り温泉と共同運行の送迎バスに乗り、駅に向かいます。

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游泉志だて から25分で花巻駅に到着。

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次の訪問先、繋温泉 四季亭 に向けて、盛岡へと出発しました。

游泉志だて
全室露天風呂付という期待値に応える、いい旅館です。
小学生以下は宿泊不可の宿なので、館内も静かに滞在できます。

部屋の冷蔵庫は、ビールを含めて無料。
食後のラウンジでは、アルコールがフリーで提供と、
夕食時の飲物代以外は発生しない、オールインクルーシブに近いサービスを提供しています。

スタッフは、ホテル志戸平と完全に分けれており、
游泉志だては、しっかりとした対応のスタッフで問題なし。

食事のレベルも高く、最高級ではないけれど、そこに手が届きそうなレベルの宿です。

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游泉志だて
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