金沢の奥座敷、辰口温泉の まつさき に行ってきました。
金沢から最も近い温泉の一つで、明治の文豪・泉鏡花の小説の舞台にもなった由緒ある旅館。料理が美味しいと聞いての訪問です。
まつさきへのアクセスは、小松駅または松任駅から送迎で20分。
金沢駅からは、3駅先の松任駅。関西からは小松駅が便利。
東京からは、小松空港にも送迎してくれます。
今日は小松駅から送迎をお願いしました。
マイクロバスで20分余り。
まつさきに到着です。
車寄で仲居さんに迎えられ、右手の渡り廊下に進みます。
松泉湖にかかる渡り廊下は、まつさきのシンボル。
歩きながら、宿への期待を高めてくれます。
玄関を入り、
フロントで名前を伝えます。
スタッフは、ワイシャツにネクタイというオールドスタイル。
はじめに、ロビーの席に案内されます。
大型高級旅館型の広めのロビーで、琴のBGMが流れています。
ここで宿帳の記入を行い、
早々に、部屋に案内されます。
まつさきは、本館と新館に分かれています。
今日の宿泊は、新館鳳凰。
新館のエレベーターに乗り、
4階へ。廊下も琴のBGMです。
本日の部屋は、401つる。
鳳凰 特別室(ベッド付)。
踏込から、
畳廊下。たくさん部屋があります。
主室。
主室を反対から。
生け花も立派です。
最初に仲居さんから、館内の案内とお茶出し。
お茶菓子は、まつさき自家製の栗蒸し羊羹です。
鍵は、部屋に用意されていました。
滞在中1回無料のお飲み物券付。
広縁。
景色は、敷地内の庭園の松林です。
外にもテーブルが配置され、風を感じながらゆっくりすることができます。
部屋の中に、マッサージチェア。
もう一つの間。冬はこたつになるそうです。
ツインベッド付寝室。
洗面台。
温泉内風呂と、
温泉露天風呂。
露天風呂からも、景色は松林です。
流しには、
コーヒー、紅茶、緑茶のパックがあり、
冷蔵庫は空。
浴衣に作務衣、丹前。
大浴場は、タオルは持参。バスタオルも持参ですが、部屋にたくさん用意されていました。
それでは、温泉に向かいます。
まつさきの温泉は2ヶ所あります。
本館1階大浴場。こちらは男女入れ替えなしです。
脱衣所。
内風呂。
右手の小さい浴槽は、36.5度の源泉掛け流し。
辰口温泉は、泉温がやや低めながら、なめるとわずかに味のする弱アルカリ性。
あつ湯に入ったあと、水風呂代わりに入ると、
最初はひんやり感じたのに、泉質効果で段々とぽかぽかしてきます。
もう一つの温泉は、新館5階の展望露天風呂。玉竜の湯。
こちらは夜間に男女入れ替えです。
脱衣所。
内風呂。
サウナもあります。
露天風呂。
景色は、部屋の露天風呂と同じ向きの、松林です。
湯上りどころには、マッサージチェア。
金沢から最も近い温泉の一つで、明治の文豪・泉鏡花の小説の舞台にもなった由緒ある旅館。料理が美味しいと聞いての訪問です。
まつさきへのアクセスは、小松駅または松任駅から送迎で20分。
金沢駅からは、3駅先の松任駅。関西からは小松駅が便利。
東京からは、小松空港にも送迎してくれます。
今日は小松駅から送迎をお願いしました。
マイクロバスで20分余り。
まつさきに到着です。
車寄で仲居さんに迎えられ、右手の渡り廊下に進みます。
松泉湖にかかる渡り廊下は、まつさきのシンボル。
歩きながら、宿への期待を高めてくれます。
玄関を入り、
フロントで名前を伝えます。
スタッフは、ワイシャツにネクタイというオールドスタイル。
はじめに、ロビーの席に案内されます。
大型高級旅館型の広めのロビーで、琴のBGMが流れています。
ここで宿帳の記入を行い、
早々に、部屋に案内されます。
まつさきは、本館と新館に分かれています。
今日の宿泊は、新館鳳凰。
新館のエレベーターに乗り、
4階へ。廊下も琴のBGMです。
本日の部屋は、401つる。
鳳凰 特別室(ベッド付)。
踏込から、
畳廊下。たくさん部屋があります。
主室。
主室を反対から。
生け花も立派です。
最初に仲居さんから、館内の案内とお茶出し。
お茶菓子は、まつさき自家製の栗蒸し羊羹です。
鍵は、部屋に用意されていました。
滞在中1回無料のお飲み物券付。
広縁。
景色は、敷地内の庭園の松林です。
外にもテーブルが配置され、風を感じながらゆっくりすることができます。
部屋の中に、マッサージチェア。
もう一つの間。冬はこたつになるそうです。
ツインベッド付寝室。
洗面台。
温泉内風呂と、
温泉露天風呂。
露天風呂からも、景色は松林です。
流しには、
コーヒー、紅茶、緑茶のパックがあり、
冷蔵庫は空。
浴衣に作務衣、丹前。
大浴場は、タオルは持参。バスタオルも持参ですが、部屋にたくさん用意されていました。
それでは、温泉に向かいます。
まつさきの温泉は2ヶ所あります。
本館1階大浴場。こちらは男女入れ替えなしです。
脱衣所。
内風呂。
右手の小さい浴槽は、36.5度の源泉掛け流し。
辰口温泉は、泉温がやや低めながら、なめるとわずかに味のする弱アルカリ性。
あつ湯に入ったあと、水風呂代わりに入ると、
最初はひんやり感じたのに、泉質効果で段々とぽかぽかしてきます。
もう一つの温泉は、新館5階の展望露天風呂。玉竜の湯。
こちらは夜間に男女入れ替えです。
脱衣所。
内風呂。
サウナもあります。
露天風呂。
景色は、部屋の露天風呂と同じ向きの、松林です。
湯上りどころには、マッサージチェア。
さて、まつさきの本館の部屋も見せてもらいました。
本館のエレベーター。
【本館瑞雲和室10畳】。
【本館瑞雲和室10畳】踏込から、
【本館瑞雲和室10畳】本間。
【本館瑞雲和室10畳】洗面台。
本館瑞雲の廊下。
新館鳳凰と本館瑞雲は、明らかに部屋グレードに違いがありました。
館内には、宴会場もあります。
設備は全体的に、昔の大型高級旅館のような印象があります。
お土産菓子たくさんの売店。
有料の色浴衣レンタルもありました。
テーブルサッカーのゲーム盤。くるくる回して遊ぶもの。
なんで旅館にあるのかは不明です。
幼児用おもちゃもありました。赤ちゃんもウェルカムの宿なのでしょう。
まつさきは、明治の文豪・泉鏡花の小説『海の鳴る時』の舞台にもなった由緒ある旅館。
泉鏡花の初版本と硯が展示されていました。
敷地内にある松泉湖には、鯉が泳いでいます。
置いてある鯉のエサをバラバラとまけば、
鯉がわらわらと集まってきます。
庭園は、ちょっとした散策コースになっています。
クモの巣除けとして、園芸用の支柱が置いてありました。
手に取って、木々の間をすすみます。
松泉湖に浮かぶような茶室。
抹茶がいただけるようなので、明日の朝に行こうと思います。
まつさきのある辰口(たつのくち)温泉は、温泉街はありません。
周囲は、田舎の住宅地という感じでした。
さて、食事の時間です。
夕食は部屋食。18時、18時半、19時からの選択です。
これから出てくるのは、新館鳳凰の料理です。
まつさきは本館と新館で、調理場が2つあり、料理長の別です。料理も全然違う内容になっています。
仲居さんは熟練の地元のおばあちゃん。親しみやすく話してくれます。
準備が出来ましたと、テーブルに呼ばれます。
最初のセットから美しい。期待が高まります。
お品書き。
お品書きの裏には、石川県の食材の紹介。
はじめに、金色のとっくりで、朱盃に日本酒が注がれます。
福光屋 黒帯 悠々。
乾杯 まつさき特製柚子ジュース
お酒は、のみくらべセットを注文しました。
石川の地酒、手取川・夢醸・農口尚彦研究所。
前菜 法蓮草と占地のお浸し
タラの芽胡麻和え
燻製サーモン笹巻寿司
能登もずく酢 針生姜
一寸豆塩茹で
蕗の薹味噌
蕗田舎煮
ふきのとうみそは、酒が進みます。
笹の中身は、燻製サーモン笹巻寿司。
このころ、部屋に女将さんが挨拶に回ってきました。
昔ながらのサービスを大切にする旅館ですね。
つづいては、椀物。
御椀 清出汁仕立て
蓬豆腐
油目 かぎ蕨 ラディッシュ 青柚子
美しい椀物です。
すまし汁に口をつけた時、旨い食事と確信しました。
すすって美味しくて、具に手をつける前に、すすりきってしまいました。
向附 鰆焼霜造り
七尾産甘海老
金沢港なめらへぎ造り
近海本鮪平造り
あしらい一式
鰆は柚子の煎り酒で。
日本海の近海ものだそうで、とろけるような刺身です。
焼物 甘鯛若狭焼き
菖蒲独活 はじかみ
甘鯛は、口のなかで甘くほどける柔らかさ。
酢物 蒸し鮑 蛍烏賊
アスパラガス 新玉ねぎ
土佐酢ジュレ 花穂
ここで、ごはんのお釜に火が入ります。
強肴 和牛柔らか蒸し
アスパラガスソース
バルサミコソース
添え野菜
箸で持ったら、崩れてしまうくらい柔らかい和牛。
口に入れると、脂は感じないのにパサつきはなく、うまみがぎっしり。
蒸した後に出汁に漬けているのだとか。
ソースもなめつくしてしまいました。
続いての器は、
焚物 南瓜 人参 スナップエンドウ
六方小芋 木の芽
もちろん器までほっかほかでの提供。
どれも柔らかくて一番美味しい瞬間での提供。出汁まで飲んでしまいます。
釜の御飯も炊き上がりました。
食事 桜海老御飯
香物 大根ぬか漬け
胡瓜浅漬け
白菜切り漬け
止椀 豆腐滑子
桜海老におこげが、なんとも香ばしさを高めます。
お茶碗は、持ち手すら温かい、温めて持ってきている配慮です。
味噌汁ですら、一品であるといえるくらい美味しい。出汁ですね。
お釜のご飯は、
もちろん全部いただきました。
水物 バイナップル メロン とちおとめ さくらんぼ
最後のお茶は、急須にポットカバーでの提供。
夜に温かいまま飲めるようにとの配慮です。
まつさき新館鳳凰の夕食は、美味しかったです。
最初のセットから美しいと感じましたが、御椀のすまし汁で確信しました。
本館と新館で2つ調理場があるとのことでしたが、
このレベル、この出来立ての温かい料理の提供は、そうでないと不可能なのでしょうね。
仲居さんに聞いたところ、新館と本館は全然違う料理。
新館は、京都で経験を積んだ板長で、京風味。
本館は、まつさきが長い板長で、出汁が絶品だとか。
本館の料理も食べて見たいと思いました。
食後には、部屋の露天風呂で一風呂。
体を温めて、布団に潜りこみます。
おやすみなさい。
翌朝。
快晴の朝です。
まずは朝風呂へ。
新館5階の展望露天風呂。
夜間に男女入れ替えされて、朝は木犀の湯。
視界が開けた露天風呂は、
庭の松で周囲の民家は隠れ、視線を上げれば林の丘。遠くには白山に連なる山々。
周囲が住宅地と感じさせない空間になっています。
朝食は7時半、8時、8時半から。
10分前にはノックの音。仲居さんがおはようございますと元気よく入ってきます。
持ってきてくれた朝刊は北國新聞。
テーブル掛けも、新しいのに掛け替え。
味噌汁は、テーブルで火にかけられます。
蒸らしの段階の釜炊ごはんも到着。
釜炊きの御飯は、辰口産のお米。
仲居さんによそってもらって。
朝食のセットが揃い、席に呼ばれます。
りんごジュースに、サラダ。
メインはなんと、のどぐろ一夜干し。
朝食にのどぐろが出るとは!
すごい脂。焼きたての温かいところを、はくばく食べてしまいます。
炊き合わせ。鰊と茄子を炊いたもの。
温かくて、ほろほろとした鰊がうまい。
味噌汁も良い感じに。
味噌汁をよそってもらいます。
おつゆ麩がとろとろです。
木箱の中は、のり。
めかじき昆布〆、小松菜のおひたし。おからの炊いたもの。
玉子焼き。
まつさき新館鳳凰の朝食は、のどぐろがメインの豪勢な食事でした。
デザートにミルクプリン。
朝食後には、部屋に用意してあったお飲み物券で、食後のティータイムとします。
茶室 無量庵へ。
館内から茶室への渡り廊下は、ハート型の窓があります。
松泉湖に囲まれる茶室の窓辺で、
抹茶を頂きました。
松泉湖に浮かぶような茶室。鳥のさえずりを聞きながら。
チェックアウトは10時。フロントで精算しました。
帰りの送迎は、小松空港へお願いしました。
車が回される待ち時間のために、車寄には足湯がありました。
まつさきから25分、小松空港に到着。
空路で羽田への帰路に着きました。
まつさき
施設やサービスは、中型高級旅館の典型です。団体に好まれる感じ。
しかし、特筆するのは食事。本館と新館で、調理場が2つあり、料理長も別です。
新館鳳凰は、出汁の味付けがすばらしく、美味しかったです。こんなに美味しいのであれば、今度は本館の料理も食べに来てみたい、と思わせる旅館でした。
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