砂むし温泉で有名な指宿温泉にある いぶすき秀水園 に行ってきました。
プロが選ぶ旅館100選【料理部門】で39年連続1位の宿。食事を期待しての訪問です。
指宿駅からの送迎は、定時便の予約制。
5分ほどで、いぶすき秀水園に到着です。
玄関を入ると、靴を脱いで、スリッパに履き替えます。
外観から、古いかなと思いましたが、ロビーはむしろ品のある感じ。
大きな旅館ではありませんが、スタッフ大勢でお出迎えしてくれます。
スタッフはアロハシャツ。仲居さん姿が一人。
ロビーには、薩摩の英雄たちの書。貴重な資料を展示しています。
フロントで宿帳を記入し、
枯山水の中庭に面したロビーの席に案内されます。
ウェルカムドリンクは、
抹茶、グリーンティー、生ビール、スパークリングから選べます。
抹茶をお願いしました。わらびもちとともに。
「イロハモミジ 花言葉は?」との添え札。裏返してみると、
花言葉は、「大切な思い出」「美しい変化」だそうです。
抹茶を飲んでいたら、
この日は暑いく、額から汗を流していたようで、スタッフがタオルを持って来てくれました。
スタッフ教育がしっかりしていると感じさせます。
それでは、部屋に案内されます。
エレベーターで4階へ。
廊下を進みます。このあたりは古さを感じさせます。
本日の部屋、418。島津の棟 和室10畳。
踏込から、
和室10畳。
本間はちゃんとメンテナンスされています。
和室を反対から。
いぶすき秀水園の立地は、正面が別の旅館(吟松)なので景色はありません。
この部屋からは、わずかに海が顔を出しています。
部屋のお茶菓子は、すずめんたまご。豆の駄菓子です。
冷蔵庫は空。
水回り。
内風呂。
お手洗。
浴衣は、身体に合わせたものが支度されているのと、
下に各サイズも置いてありました。
青いビニール袋には、
砂むし温泉に行く用のタオルとバスタオル。
館内用とは別に用意されていました。
では、さっそく砂むし温泉に向かうこととします。
砂むし温泉会館砂楽のチケットは、いぶすき秀水園のフロントで部屋付けで購入できます。
雪駄を用意してもらい、玄関を出ます。
砂むし温泉会館砂楽は、いぶすき秀水園から徒歩3分。
砂楽の受付で、浴衣をうけとり、着替えて浜辺に向かいます。
指宿温泉の写真で出てくるのは、必ずここ。
日よけが設置されていますが、屋外の波打ち際に埋められる体験ができます。
本当の砂浜で体験できるのは、干潮時だけなので希少。
さざ波の音、磯のかおりも心地よく、本当に地面から熱を感じました。
砂むし温泉の後は、砂むし温泉会館砂楽にも温泉大浴場があるので、一風呂のあと、
いぶすき秀水園に戻って、大浴場へ。
いぶすき秀水園の大浴場。男女入れ替えは無しです。
脱衣場。
タオル完備です。
内風呂。
指宿温泉は、舐めるとしょっぱい泉質です。
洗い場。
サウナもあります。
露天風呂は、景色はありません。
湯上りには、
ロビーで漢方茶のサービス。22時まで。
漢方茶と一緒に、ところてんのサービスもありました。
中庭を眺めながら、いただきます。
中庭の端には、足湯と砂足湯があります。
砂足湯。小さな体験型です。
足湯は、中庭をながめながら風を感じ、居心地が良い空間でした。
売店は、お土産物がたくさん。
いぶすき秀水園が、焼酎蔵元「喜楽酒造」を営んでいた初代が創業した旅館ということもあり、
売店には焼酎はたくさん。
創業ゆかりの「喜楽酒造」は、今は存在しないそうです。
プロが選ぶ旅館100選【料理部門】で39年連続1位の宿。食事を期待しての訪問です。
指宿駅からの送迎は、定時便の予約制。
5分ほどで、いぶすき秀水園に到着です。
玄関を入ると、靴を脱いで、スリッパに履き替えます。
外観から、古いかなと思いましたが、ロビーはむしろ品のある感じ。
大きな旅館ではありませんが、スタッフ大勢でお出迎えしてくれます。
スタッフはアロハシャツ。仲居さん姿が一人。
ロビーには、薩摩の英雄たちの書。貴重な資料を展示しています。
フロントで宿帳を記入し、
枯山水の中庭に面したロビーの席に案内されます。
ウェルカムドリンクは、
抹茶、グリーンティー、生ビール、スパークリングから選べます。
抹茶をお願いしました。わらびもちとともに。
「イロハモミジ 花言葉は?」との添え札。裏返してみると、
花言葉は、「大切な思い出」「美しい変化」だそうです。
抹茶を飲んでいたら、
この日は暑いく、額から汗を流していたようで、スタッフがタオルを持って来てくれました。
スタッフ教育がしっかりしていると感じさせます。
それでは、部屋に案内されます。
エレベーターで4階へ。
廊下を進みます。このあたりは古さを感じさせます。
本日の部屋、418。島津の棟 和室10畳。
踏込から、
和室10畳。
本間はちゃんとメンテナンスされています。
和室を反対から。
いぶすき秀水園の立地は、正面が別の旅館(吟松)なので景色はありません。
この部屋からは、わずかに海が顔を出しています。
部屋のお茶菓子は、すずめんたまご。豆の駄菓子です。
冷蔵庫は空。
水回り。
内風呂。
お手洗。
浴衣は、身体に合わせたものが支度されているのと、
下に各サイズも置いてありました。
青いビニール袋には、
砂むし温泉に行く用のタオルとバスタオル。
館内用とは別に用意されていました。
では、さっそく砂むし温泉に向かうこととします。
砂むし温泉会館砂楽のチケットは、いぶすき秀水園のフロントで部屋付けで購入できます。
雪駄を用意してもらい、玄関を出ます。
砂むし温泉会館砂楽は、いぶすき秀水園から徒歩3分。
砂楽の受付で、浴衣をうけとり、着替えて浜辺に向かいます。
指宿温泉の写真で出てくるのは、必ずここ。
日よけが設置されていますが、屋外の波打ち際に埋められる体験ができます。
本当の砂浜で体験できるのは、干潮時だけなので希少。
さざ波の音、磯のかおりも心地よく、本当に地面から熱を感じました。
砂むし温泉の後は、砂むし温泉会館砂楽にも温泉大浴場があるので、一風呂のあと、
いぶすき秀水園に戻って、大浴場へ。
いぶすき秀水園の大浴場。男女入れ替えは無しです。
脱衣場。
タオル完備です。
内風呂。
指宿温泉は、舐めるとしょっぱい泉質です。
洗い場。
サウナもあります。
露天風呂は、景色はありません。
湯上りには、
ロビーで漢方茶のサービス。22時まで。
漢方茶と一緒に、ところてんのサービスもありました。
中庭を眺めながら、いただきます。
中庭の端には、足湯と砂足湯があります。
砂足湯。小さな体験型です。
足湯は、中庭をながめながら風を感じ、居心地が良い空間でした。
売店は、お土産物がたくさん。
いぶすき秀水園が、焼酎蔵元「喜楽酒造」を営んでいた初代が創業した旅館ということもあり、
売店には焼酎はたくさん。
創業ゆかりの「喜楽酒造」は、今は存在しないそうです。
さて、夕食の時間となりました。夕食は、18時~19時でのスタート。
18時でお願いしました。
部屋でそろそろ向かおうかなと時間を待っていたところ、5分前に部屋の呼び鈴。
仲居さんがお迎えに来てくれました。
食事会場は、個室。2階島津藩なのはな。
仲居さんに案内されて、
今日の席はこちら。静寂の空間です。
部屋係の和服姿の仲居さんは、笑顔が素敵なおばあちゃん。テキパキしつつ、しっかりなサービスです。
テーブルにスポットライトが当たるようにしてある照明。
最初のセット。
お品書き。
ドリンクは、幻の焼酎「森伊蔵」が普通に置いてありました。
いぶすき秀水園 ドリンクメニュー1/2。
いぶすき秀水園 ドリンクメニュー2/2。
焼酎は各種あります。
飲み物は「森伊蔵」の水割りでいきます。
食前酒 利右衛門さんの梅酒
前菜 海老寿司
きびなご南蛮漬け
おくら摺り流し
はすいも胡麻浸し
美味豆腐
寿司は、口に入れると、ごはんがほぐれました。
おくら摺り流しは、見た目からサラっとしているかと思いきや、どろっと。
美味豆腐は、胡麻豆腐に牛乳生クリームを加えたもの。チーズみたいです。
続いては、お造り。
二段の箱での登場です。
酢味噌、ポン酢。
醤油は、辛口、鰹と昆布の出汁の入った自家製醤油の2種類で。
造り 二段箱盛り
鯛 地魚一品
一段目は、鹿児島名物のきびなごと鯛の薄造りでした。
鯛はさっと湯通ししてるのかな。
造り 二段箱盛り
赤身 水烏賊 車海老 あしらい一式
二段目は赤身、水烏賊、車海老。
クルマ海老は、尾は生なのに、頭はわざわざ茹でて彩りを添えています。
続いてのお椀は、
吸物 清まし汁仕立て
海老真蒸 じゅんさい 青梗菜 柚子
慎ましい味付けながら、奥に芯を感じ、後に力強さを感じます。
続いての特徴的な器で出てきたのは、
蓋物 薩摩黒豚やわらか煮
大豆あん掛け 冬瓜 人参 青味
いぶすき秀水園の名物「薩摩黒豚やわらか煮」。お箸でもすっと割れるやわらかさ。
角煮は一見ジャンキーに見えますが、優しい味。汁も飲み干せます。
下に敷かれた大根が、肉の水増しではなくて、同じようなやわらかさに味がしみて美味。
焼物 甘鯛若狭焼
あわび素味噌焼き
鮑 えのき いんげん
右手には、大根の酢の物と、甘鯛とミニオクラの若狭焼き。
甘鯛は若狭焼。うまみが凝縮されていました。
いぶすき秀水園のもう一つの名物「あわび素味噌(もとみそ)焼き」。
素味噌とは、味噌に隠し味を入れた、いぶすき秀水園オリジナルのものとのこと。
あわび、いんげん、キノコが入っています。
素味噌が美味しい、甘いです。
続いては、小鍋が出てきました。
替鉢 飛魚出汁の寄せ鍋
この出汁は美味しい。口当たり濃厚強いのに、後引きサッパリ。
最後に、ご飯。
食事 白御飯
留椀 赤出汁 なめ子 三ツ葉 粉山椒
香の物 盛り合せ 桜島大根の味噌漬け 桜漬け 高菜
香の物は、桜島大根の味噌漬け。まるで奈良漬けのような濃さでした。
水物 芋焼酎羊羹 メロン 葡萄
芋焼酎の上はパッションフルーツのかわった一品でした。
いぶすき秀水園の夕食は、伝統的な和食かつ、
名物がある料理。
長い間変わらないメインメニューなのだと思います。
食事が有名なのだ、名物なのだという知識を持ってくるほうが、満足度が高いと思います。
いぶすき秀水園は、夜食も名物。
部屋に戻った後、21時に呼び鈴。ぜんざいが届きました。
少し塩味を感じるぜんざい。もちは入っておらず、
夜食に丁度良かったです。
夕食後には、貸切風呂(有料)を予約しました。
時間になったらフロントへ行こうと思っていたら、
10分前に部屋の内線で、用意が出来たと連絡がありました。
しかも、エレベーターの1階前でお待ちしています、とのこと。
そのままスタッフが貸切風呂の鍵を開けて、使い方の説明まで。
サービスがしっかりしていると感じました。
ジャズBGMの流れる、貸切空間。
もちろん、タオル・バスタオル完備で、
ミネラルウォーターが1本無料サービス。
水回りとお手洗。
貸切風呂。外の空間とつながっています。
おそらく以前は客室であった空間を、貸切風呂にリニューアルしたのでしょう。
こんな空間の客室があればいいのになと思いました。
そのうちリニューアルで、露天風呂付の部屋が作られるのではないでしょうか。
貸切風呂の利用後は、鍵の返却にフロントに行く必要もありません。
内線で連絡すれば、そのまま退室します。
いぶすき秀水園の夜の玄関。
部屋に戻り、敷かれた布団にもぐりこみ、
おやすみなさい。
翌朝。
晴れた指宿です。
早速、朝食に向かいます。
朝食時間は、7時~8時半スタートの選択で、7時からにしました。
朝食会場は、夕食と同じく2階島津藩。
昨晩に仲居さんから、朝もお迎えに上がりましょうかと言われましたが、辞して自分で向かいます。
席に案内されます。
仲居さんの格好は、朝は作務衣に前掛け。朝食会場を走り回っています。
最初のセット。
全部先付けで、さつま汁とごはんのみ温かいものとして後から出てきます。
昔ながらの旅館、という感じの朝食です。
さつま汁とご飯が届き、朝食がそろいました。
玉子焼き、焼鮭、明太子。炊合せにおひたし。
サラダ。
ハムは巻いて、葉に収められています。
いかと、とろろいも。
薩摩名物、さつま揚げ。
味噌汁の代わりに、さつま汁。
水物は、パイナップル。
朝食後は、フロントでチェックアウト。
チェックアウト時に、小さなボンタンアメをくれました。
タクシーに乗り込むところまで、部屋係の仲居さんのお見送りをしてくれました。
指宿温泉からの翌日観光は?
この日の観光は屋久島へ。
タクシーで指宿港に到着。
高速船トッピーは、指宿港8時半発。
観光客向けにちょうど良い時間設定です。
指宿から屋久島は近く、1時間15分で屋久島宮之浦港に到着。
ここからレンタカーで屋久島観光です。
屋久島には路線バスも走っていますが、便は限定的で、
観光地を回ろうと思うとレンタカーは必要です。
屋久杉自然館。
大雪により折れた縄文杉の枝、縄文杉「いのちの枝」が展示されています。
ヤクスギランド。
トレッキングコースです。
ヤクスギランド 千年杉。
千尋の滝。
大川の滝。
最後は、JRホテル屋久島。
屋久島を代表する高級ホテルですが、温泉大浴場は15-19時のみ日帰り利用可能。
露天風呂からは、自然の森の岬と、見渡す限りの水平線。
美しい空間です。
アルカリ泉の温泉は、とろとみがありヌルヌル。
レンタカーを返却して、屋久島空港に到着。
屋久島空港は、カウンターが1つだけ開いている小さな空港。
売店と、小さなレストランがありました。
飛行機への搭乗は、日が暮れた時間に。
屋久島空港19時発のJAL便で、鹿児島空港乗り継ぎで羽田空港への帰路につきました。
いぶすき秀水園
食事の旅館と思って行きましたが、むしろ、おもてなしの旅館でした。
仲居さんのサービスが、しっかりしている昔ながらの旅館。
何か好みを伝えたら、スタッフ間で情報を共有しているようで、他のスタッフからも声掛りがありました。
30~40年前の良い旅館が、スタイルを変えずに現存している感じです。
★「いぶすき秀水園」(九州/指宿温泉)
★「いぶすき秀水園」が好きなら、この旅館もおすすめ
「柊家旅館」(関西/京都)
「料亭旅館やす井」(関西/彦根)
「金城樓」(北陸/金沢)
「あさば」(伊豆/修善寺温泉)
「石葉」(箱根・湯河原/湯河原温泉)
「御宿かわせみ」(東北/飯坂温泉)
「匠の宿佳松」(箱根/芦ノ湖温泉)
いぶすき秀水園
料金・基本情報はこちら ▶ いぶすき秀水園
旅館・ホテルランキング