信州木曽にある、つたや季の宿 風里 に行ってきました。
風里_69
つたや季の宿風里の料理は「料理の鉄人」出演の大田忠道監修ということで選んでみました。

風里_1

新宿からは、特急あずさ2時間半で塩尻駅、

風里_2
塩尻駅から特急しなので30分。

風里_3
木曽福島駅に到着です。
木曽福島駅からは、路線バスで40分。

風里_4
木曽馬の里入口バス停から、徒歩10分。

風里_5
御岳山を正面に、きれいな道を歩き、

風里_6
案内に従って、風里へ。

風里_70
つたや季の宿風里 に到着です。

風里_45
玄関前に立っているスタッフに迎えられて。

風里_44
入口を入ります。

風里_60
はじめに、ロビーの席に案内されます。
エンヤのヒーリングBGM。
印象がいい施設です。

風里_7
到着時のサービスは、ピクニックバー。

風里_59
ピクニックバーは、14:00~23:00/6:30~11:00に、自由に利用できるサービスです。
客の出入りがありますが、常に掃除して整頓されていました。

風里_10
生ビール、レモンサワーから、オリジナルワインまで無料。
コーヒーマシーンも。

風里_9
リンゴジュース、オレンジジュース、グレープフルーツジュースに、ミネラルウォーター。

風里_8
おつまみは、おかき、柿ピー、黒糖菓子、りんごチップス。

風里_11
生ビールを一杯頂きました。

チェックインは、予約時から住所が変わっていないかの確認だけでした。

スタッフは作務衣に前掛け。
印象の良い、しっかりしてる年配男性多し。
東京のシティホテルを経験がありそうな感じですが、聞いたところ宿泊業はここが初めてだとのこと。

風里_66
それでは部屋に案内されます。

風里_13
最初にお渡ししたいものがある、と案内されたのが、トートバッグ。
お土産として持ち帰りOK。
ピクニックバーが利用できない日帰り利用者との、識別用でもあるこのことです。

風里_14
無料レンタル品として、単眼鏡、熊避け鈴、

風里_58
レジャーシートに、望遠鏡まで。
風里は、星空も名物であるようです。

風里_43
屋外には、御岳山に向けて、チェアが置いてあります。
夜になると、星空観賞用になるのでしょう。

風里_15
今日の部屋、107。ベッド和室。

風里_16
踏込から、

風里_17
ベッドのある和室。

風里_19
和室を反対から。

風里_32
天井は、梁の上まで広くとられています。

風里_18
窓からの景色は、宿の庭と、御嶽山。

風里_20
御嶽山に向けて、チェアが配置されていました。

風里_30
部屋への案内の際に、スタッフから鍵とともに、
チケットを2つ渡されました。
「バームクーヘンチケット」と「手作り体験バードコールチケット」。

風里_21
館内着は作務衣。(露天風呂付部屋の場合は、浴衣。)

風里_22
丹前と、タオル用の籐のかご。

風里_25
ミネラルウォーターはボトルでの用意。
冷蔵庫は空です。

風里_24
和紅茶。部屋菓子はピクニックバーと同じ黒糖菓子がありました。

風里_26
水回り。

風里_114
アメニティは、ポーチに入っていて、

風里_115
地球に優しい素材を使用したアメニティ。
竹歯ブラシ、竹ヘアコーム。

風里_27
内風呂。

風里_28
お手洗。

風里_33
それでは、大浴場に向かいます。

風里_34
タオル、バスタオル、アメニティは取り放題との案内。

風里_36
渡り廊下を進み、大浴場へ。

風里_37
湯上り処には、果実水と、ほうじ茶がありました。

風里_38
大浴場は、男女入れ替え無し。

風里_39
脱衣所。

風里_40
内風呂。

風里_41
洗い場。

風里_42
露天風呂。
風が心地よい空間です。

風里_48
さて、風呂上りには、風里の庭に散策してみました。
散策路の起点は、建物に対してあえて斜めに。正面が御嶽山となるようにされています。
風里が、御嶽山を軸にコンセプトが作られていることがわかります。

風里_49
庭側からの風里。

風里_50
風里は、標高1,200mの開田高原にあり。
空が青くきれいです。

風里_51
散策路は、七福神が配置されていて、
森に続く路を、ずんずん進んでいくと、

風里_52
5分余りで、木曽馬の里に、出ました。

風里_53
木曽馬の里は、見学無料。有料で乗馬体験ができます。
木曽馬は中型馬。サラブレッドと比べて小さいので、かわいいです。

風里_31
さて、風里に戻り、
部屋に案内された際に渡された2枚のチケットを使ってみようと思います。
バームクーヘンと、バードコール作り体験。
17時までとあるので、早速行ってみましょう。

風里_63
まず、フロントに渡したのは、バームクーヘンチケット。
注文を受けてから、バーナーで焼き目をつけて、練乳をかけての提供です。

風里_64
もう一つは、バードコール作り体験チケット。
フロントで材料を渡され、屋外のあずまやに案内されて、

風里_65
工具を利用して作ります。

風里_67
バードコールのできあがり。
回すと、きゅっきゅっと、小鳥のさえずりのような音が出ます。

風里_47
風里の館内には、小さめの売店。
いくつかの土産菓子と、工芸品があるのと、

風里_123
特徴的なのは、サウナハット。

風里_46
こちらには、サウナ用のチップ。

風里_157
風里には、最近新設した、テントサウナ付スパテラス客室があり、
いま流行りのサウナ推しです。

風里_55
特別室宿泊者用のラウンジもあるようでした。
日本酒やウィスキーが置いてありました。


さて夕食の時間です。
風里_72
夕食会場は、レストラン。
夕食時間は、18:00か18:30開始。遅く着いたら19:00開始もありだそうです。

風里_73
ピアノBGMの流れるレストラン。

風里_74
今日の席はこちら。

風里_83
テーブルは、御嶽山ビューになるように配置されていました。

風里_82
昼に顔を出していた御岳山も、この時間は雲に隠れていました。山の天気は変わりやすいです。

風里_81
最初のセット。

風里_88
お品書き。
つたや季の宿風里の料理は、「料理の鉄人」出演の大田忠道監修です。
たちばな四季亭と同じです。

風里_76
風里 ドリンクメニュー1/5

ドリンクは、ワインがおすすめの様子。
信州ワイン紀行というワイン3種おまかせを注文しました。
アルプス 完熟ナイアガラ 2020、吾一ワイン 竜眼、樽熟ワイン。

風里_77
風里 ドリンクメニュー2/5

風里_78
風里 ドリンクメニュー3/5

風里_79
風里 ドリンクメニュー4/5

風里_80
風里 ドリンクメニュー5/5

風里_84
開田の雫 柚子酒

食前酒は、柚子酒です。

風里_85
草笛
 枝豆豆腐美味出汁、ベルローズ(今日はラディッシュ)、キャビア
 風里とうもろこしすり流し
 鰻ざく清流見立て、モロッコインゲン
 蛙胡瓜、金山寺味噌
 蕗きゃら煮
 海老芝煮、ヤングコーン
 オクラ旨塩和え、引き上げ湯葉

先付の前菜です。
うなぎは、表面カリっと中ふわっとしていて上等。
えびもオクラもやわらかい。

風里_86
すり流しは、浮かべられた粒々がアクセント。煎り米でしょうか。
汁は、とろみはなくサラサラ。

風里_87
きゅうりは、カエルの形にかたどられています。

風里_89
ワインおまかせの1杯目は、
アルプス 完熟ナイアガラ 2020

甘いジュースみたいです。

風里_90
続いて、お椀。

風里_91
夕涼み
 木曽の郷土料理 おおびら椀
  大根、人参、蒟蒻、椎茸、牛蒡、蕪、三つ葉

汁物です。おいしさに、根菜の無骨さが強く乗っかっています。
この料理人のすまし汁を頂いてみたいな、と思いました。

風里_92
続いては、お造り。
ドカンと石にのせられた刺身が出てきました。
味噌醤油、ポン酢、藻塩とともに。

風里_93
木曽谷の浦島太郎伝説
 信州高原野菜のお造里
  炙りサーモン、本鮪、信濃雪鱒、
  スプラウト、大葉、金魚草、いくら

風里_94
木曽上松の名所「寝覚の床」は、岩の上で、浦島太郎が玉手箱を開けた場所。
その寓話に基づいた盛り付けです。

風里_96
「信州サーモンはこれから板場が炙らせていただきます」と、
料理人が来て、バーナーで炙っていきました。

風里_97
夏木立
 信濃野菜彩々
  黄人参、紅芯大根、胡瓜、人参
  ミニトマト、フリルレタス

風里_98
・蕗味噌
・桜シャーベット
・人参ドレッシング

サラダです。3種類のドレッシング。

サラダを食べ終えても「蕗味噌は残っているからどうぞ」と、
酒のあてに置いていかれました。

風里_99
ここで、板場が移動式カウンターで登場。
目の前で、寿司を握るサービスです。
板場のライブサービス、動きがあって良いと思います。

風里_100
本日のライブメニュー
桜肉と茗荷の握り寿司

これは品のあるお寿司。

風里_101
続いての蓋物は、

風里_102
蛍火
 冬瓜饅頭、銀餡
 
まんじゅうは見た目通りの味。

風里_104
三杯目、
樽熟ワイン

赤らしい渋みがありますが、飲みやすいワインです。

風里_105
御嶽山の雪解けすき焼き
 信州プレミアム牛、白菜、葛切
  椎茸、クレソン、人参、焼豆腐

「料理の鉄人」大田忠道は、綿菓子の鍋が有名ですが、
風里では、氷の山の鍋でした。

風里_103
つけ汁代わりに、卵とろろ、モロヘイヤとろろ。

風里_106
煮込んで、

風里_107
できあがり。

風里_108
最後に、ご飯の到着。

風里_109
お食事
長野県産こしひかり 赤出汁
 牛蒡ポン酢漬け、赤かぶ漬け、野沢菜

木曽は、尾張藩の直轄地で、赤味噌文化なので、赤出汁の提供。
長野県のなかでも、北信は白味噌、松本は合わせ味噌です。

風里_110
デザートは、

風里_111
水菓子
 風里プリン、小玉スイカ、桃コンポート
  車麩ラスク

風里の夕食は、食事がおすすめと聞いていましたが、
盛り付けから演出があり、
板場のライブサービスや炙りといった動きもあって、楽しい夕食でした。

風里_112
夕食後は、ピクニックバーで、紅茶を1杯。
ついでにワインも少々。

風里_113
屋外に、星を見に。
ひざ掛けが用意されていて、アウトドアチェアが置いてあり、
風里は、星がおすすめ。、、、ですが曇っていてほとんど見えませんでした。

風里_116
部屋に戻ってベッドにもぐり込み、

風里_117
おやすみなさい。


翌朝。
風里_118
快晴の空に、きれいな御嶽山です。

風里_119
まずは朝風呂から。

風里_130
朝食は、7:30か8:00開始。
夕食と同じレストランです。スタッフは、おはようございまーすと元気な声。

食事会場のBGMは、ロビーから漏れ聞こえるオルゴールの音のみ。

風里_131
席は、夕食と同じこちら。
正面に御岳山がしっかりと見えました。

風里_132
最初のセット。

風里_133
コーナーには、セルフで取る、
ふかしたとうもろこしと、コーヒー、牛乳、お水、レモネードの用意。

風里_134
ふかしたトウモロコシ。

風里_135
牛乳とレモネードも頂いて。

風里_138
温かい料理も届きました。
食卓に蕎麦の香りが満ちています。

風里_139
小鉢に少しづつのおかずの品々。

風里_140
リンゴジュースに、
サラダの上にはチャーシュー。既製品のハムで無いところが良いです。

風里_141
前日の夕食終わりに、朝食には、ごはんか、蕎麦の実粥かを聞かれます。
名物の蕎麦の実粥にしました。

風里_146
味噌汁。

風里_142
そばは、

風里_144
鍋に投入して。

風里_147
とうじそばの出来上がり。

風里_137
風里は、朝食でも板場のライブサービス。
調理台をころころ引いてきて、だし巻き玉子の調理が始まります。

風里_145
板場のライブサービス、だし巻き玉子。ふわふわです。

風里_148
風里で焼いている、焼き立てのパンも届きました。

風里_149
デザート。

風里は、朝食も、
やはり動きがあって面白い食事でした。

風里_152
朝食後には、ピクニックバーで、食後のコーヒーを一杯。

風里_151
食事会場にも音が漏れ聞こえていたオルゴールは、
レコード大の箱の、本当のオルゴールでした。

風里_154
風里の庭に出れば、今日も御岳山がきれいに。

風里_121
部屋で支度をして、フロントで精算してチェックアウト。

風里_158
その際、木札が渡されます。

風里_153
玄関横にアンケートBOXがあり、出発の際に投入。
満足したので、優良に一票。
荷物を持ってくれているスタッフが横にいるのに、不可に投入できる人などいるのでしょうか。

風里_156
9時半発の送迎で、木曽福島駅に送ってもらいました。

木曽の観光スポットは?

風里_168
この日の観光は、木曽の名勝「寝覚の床(ねざめのとこ)」に向かいます。
木曽福島駅から、バスで20分余り。

風里_170
寝覚の床は、臨川寺の境内(有料)を通り抜けて、降りていきます。

風里_171
臨川寺には、浦島太郎の釣り竿が保存されています。
寝覚の床が、浦島太郎伝説ゆかりということで。

風里_172
臨川寺からの眺望。中央本線を挟んで、寝覚の床です。

風里_173
ちょうど特急しなのが通過していきました。

風里_175
寝覚の床は、見ての通りの岩を伝っていきます。コースは整備されていません。
子供連れには厳しいです。

風里_176
石を伝って、川の間にある、浦島堂を目指します。

風里_177
浦島堂。

風里_179
昼食におすすめなのは、臨川寺の前にある、越前屋。

風里_182
寛永元年(1624)創業。日本で二番目に古いそば屋なのだとか。

風里_183
盛りそばと、名物そば寿司を注文。
そば寿司は、たてしな藍の夜食でも出てきました。信州の名産とも聞いたことないですが。

風里_184
越前屋でタクシーを呼んでもあり、寝覚の床から、タクシー5分で上松駅に行き、

風里_186
上松駅から塩尻駅に出て、

風里_187
塩尻駅乗換の特急あずさで、新宿への帰路に着きました。

つたや季の宿 風里
快適な旅館です。施設、食事、サービスともになかなか良いです。
ピクニックバーや体験チケット、食事での板場のライブサービスなど、
客を楽しませようという仕掛けがたくさんあって、気持ちが高揚するシーンが多いです。
定宿にする人が多いのも納得の旅館です。

★「つたや季の宿 風里」(信州/開田高原) ブログ
★「つたや季の宿 風里」が好きなら、この旅館もおすすめ
 「游泉志だて」(東北/志戸平温泉)
 「おとぎの宿米屋」(東北/須賀川温泉)
 「奈良偲の里 玉翠」(伊豆/熱川温泉)
 「旬彩の宿 緑水亭」(房総/安房小湊温泉)
 「別邸 坐忘」(山梨/笛吹川温泉)
 「庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり」(北陸/庄川温泉)

つたや季の宿 風里
料金・基本情報はこちら ▶ つたや季の宿 風里


旅館・ホテルランキング