いい旅館訪問記 旅館マニアによる高級旅館のおすすめブログ

東京在住の旅館マニアが、口コミ・ランキングに頼らない現地情報を紹介するブログ。 「その旅館が好きなら、この旅館もおすすめ」というリンクも紹介中。 住まいから関東の温泉宿が中心になると思います。

カテゴリ: 伊豆

伊豆の伊東温泉、青山やまと(せいざんやまと) に行ってきました。
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和モダンのはしりである中型高級旅館。安定の滞在を求めて訪問です。

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東京駅から特急踊り子に乗り込み、1時間45分。

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伊東駅に到着です。

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伊東駅は、昔ながらの温泉街の駅です。

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青山やまとの送迎は、13:30~17:30までの30分間隔で運行。
駅前では、青山やまとの旗を持ったスタッフが待ち構え。
一生懸命にバス乗り場までの道を説明され、自分で向かいます。

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駅から100mほど先の観光バス駐車場に、青山やまとのマイクロバスがいました。

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乗り込めば、クーラーボックスが置いてあり、どうぞご自由にご利用くださいませ とあります。

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開いてみたら、冷たい布おしぼりがはいっていました。
あるのは良いけどセルフサービスかあ、と思ったら、
出発時間となったら、スタッフが乗り込んできてクーラーボックスを持って配って回りました。

送迎は、普通のマイクロバスですが、車内はピアノのBGM。
伊東駅から10分で、
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青山やまとに到着です。

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送迎を降りて、

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玄関から、

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自動ドアを入ると、百合の花の香り。
進んでいくと、

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ロビー。
和風の琴のBGMです。

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そのままラウンジに案内されます。

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ラウンジの窓際の席へ。

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ウエルカムドリンクは、冷たい柚子蜜。

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ここでチェックイン手続き。
プラスチックのバインダーに挟まれた宿帳に記入します。
スタッフは、和装の仲居さんと、袴姿のスタッフ。

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女性には、色浴衣のサービスがあるようです。

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青山やまとは、建物が和モダンなのがいいです。
1996年築。デザインは往時の感じですが、設備に古びた感は見せていません。随時メンテナンスもしているのでしょう。

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さて、早々に部屋に案内されます。

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エレベーターで、

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5階へ。

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廊下にも和風の琴のBGM。ロビーも大浴場もエレベーターも、同じです。

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廊下を進み、

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本日の部屋、502。
和室スタンダードタイプ12.5畳。

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踏込から、

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和室。

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和室の床の間。

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和室のテレビ側。シンプルです。

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和室を反対から。

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部屋では、お茶菓子と抹茶の提供。

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菓子は、青山やまとオリジナル菓子「青山」。あんこ菓子です。

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食事の手続きも部屋にて。

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チョイスメニューである食前酒とメイン料理、
夕食朝食の時間は、紙に書いて16時半までに部屋の前の籠に入れる形となっていました。

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広縁。

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窓からの景色は、手前に伊東市民病院、

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遠くに市街、相模湾です。

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障子に挟まれた1畳の化粧の間。着替えに利用できます。

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浴衣と、

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丹前。

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冷蔵庫は、空でした。

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水回り。洗面台は2つ。

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タオルは大浴場に持参です。

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内風呂。

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お手洗い。

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部屋の鍵は、魚の形をしたキーホルダー。

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では、雪駄を履いて大浴場に向かいます。

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大浴場は一つ上のフロア、6階。
エレベーターで向かいます。

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6階の大浴場へ。

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大浴場の入り口で履物を脱ぎます。

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履物の印。伊豆の名所の名前になっています。名所の紹介にもなっていて良いと思います。

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バスタオル完備。タオルは部屋から持参です。

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大浴場 花の湯、露天風呂 風の湯。
大浴場は、夜間に男女入れ替え。

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脱衣場。
頻繁にスタッフが入ってきて整頓されていたので、常にきれいです。

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洗面台と、

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化粧台。

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大浴場 花の湯。

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洗い場。

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サウナ。

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露天風呂 風の湯。

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遠くに相模湾の望む景色です。

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湯上がり処には、

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飲む梅酢と、冷っこい水(伊東の水道山の水)が置いてありました。

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青山やまとの館内には、お土産処。

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ラインナップは、土産菓子と干物が中心です。

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館内には、2階にアロマエステルーム煌きら。

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クラブ 「カンターレ・カンターレ」。
中型高級旅館らしく、二次会場も完備です。


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さて、夕食の時間となりました。夕食時間は、18:00、18:45からの選択。
青山やまとの夕食会場は、部屋食が中心でしたが、
2023年に個室食事処「大室」がオープンして、食事処が中心に変わりました。

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新設のきれいな空間。
BGMは明るい琴曲。

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本日の席はこちらの個室。

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天井は格子状の吹き抜けになっていて、スポットライトで席が照らされます。

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テーブルセット。

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お品書きの表面。

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お品書きの裏面。
紅富士鱒と美味鶏の説明が書いてありました。

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青山やまと ドリンクメニュー1/5

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青山やまと ドリンクメニュー2/5

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青山やまと ドリンクメニュー3/5

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青山やまと ドリンクメニュー4/5

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青山やまと ドリンクメニュー5/5

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飲み物は、静岡の地酒、磯自慢にしました。

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お酒と一緒に、最初の料理が運ばれてきました。

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食前酒 巨峰酒/吟醸酒/ジュースから、
巨峰酒をチョイス。

ほぼジュースの飲み応えです。

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旬菜
 秋刀魚有馬 秋鮭けんちん焼き
 鶏松風 兎玉子 銀杏チーズ寄せ
 水菜と炙り舞茸の浸し 鉋丸十
 胡桃豆腐 蟹 セルフィーユ 山葵餡

これぞ中型高級旅館らしい、最初の一皿。
黄色い敷物は、大きなさつまいもチップスで、食べれます。

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土瓶蒸し
 松茸 海老 銀杏 尼鯛 三つ葉 酢橘

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松茸が少し入った土瓶蒸し。具にも箸をつけます。

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造里 海鮮盛り合せ 伊豆の朝どれ魚を中心に
 天城の山葵 特製山椒醤油 山葵塩 土佐醤油

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今日の魚は、真鯛、するめいか、オキサワラ、赤富士鱒、いなだ

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伊豆らしく、鮫皮おろしと本わさび。丸々一本というわけにはいきませんが。

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続いての器は、

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煮物 秋の彩り炊き合わせ
 里芋 秋茄子オランダ煮 海老芝煮
 紅葉人参 帆立真薯 隠元

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お好みの一品
 静岡するが牛すき焼き
 紅富士鱒と松茸の奉書焼き
 伊豆のジヒエ猪肉シチューのパイ包み焼き
 鮑の踊り焼き
から、鮑の踊り焼きをチョイスしました。

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火にかけられて、鮑がうねうねと踊ります。

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焼きあがったら、仲居さんが切り分けて提供してくれます。

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酢肴 蒸し鶏胡麻酢掛け
 胡瓜 無花果 酸橘 菊花 茗荷子

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続いて、鍋物。

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鍋物 伊豆練味噌仕立て
 三種の茸と美味鶏の軟骨つくね

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最後に、山椒をパラりと。

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最後にごはんの到着。

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食事 白御飯
 香の物 赤出汁
 切り干し大根

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デザート
 胡桃もち きな粉 黒蜜
 杏子ゼリー
 林檎のシュークリーム
 巨峰
 林檎のコンポーネント

青山やまとの夕食は、これぞ中型高級旅館という内容。
名物は、鮑の踊り焼き。
温かいものは温かく、ちゃんとした対応です。
スタッフが、常に言葉尻にありがとうございますと言って去っていくのも好印象でした。

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食後は、1階ラウンジでアイスクリームのサービスがあるということで、向かってみました。
サービスは21時まで。

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小盛りのアイスクリームを1つ。

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帰り際には、おひとつどうぞと、駄菓子のサービス。
うまい棒が山盛りになったザルから、一つ頂きます。
原価10円で、客としてはお得にもらえた感。満足度を上げるちょっとした工夫のサービスです。

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部屋に戻れば、布団が敷かれていました。
寝巻用の浴衣も用意されていました。

早々に布団にもぐりこみます。
おやすみなさい。


翌朝。
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曇り空の朝です。

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まずは朝風呂へ。
大浴場は、夜間に男女入れ替え。
大浴場 月の湯、野天風呂 星の湯。

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脱衣場。

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内風呂。

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野天風呂 星の湯。

木板には、
 ただいまは、ぬるめのお湯39℃位いです
 快い眠りと消化促進のために
という表記。

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海とは反対側のため、眺望はありませんが、
楓の枝が頭上まで掛かって、視界が遮られます。
ぬるめのお湯とあいまって、リラックスできます。
岩にもたれて寝湯の気分です。

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湯上がり処のドリンクは、朝は替わっていて、
天城高原牛乳、宝寿茶、冷っこい水。
牛乳は7~9時まで。なくなり次第終了の数量限定です。

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朝食時間は、8時、8時半からの選択。
朝食会場は、夕食と同じく個室食事処「大室」。
席も夕食と同じです。明るいピアノBGM。

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最初のセット。
干物には、先に火がかけられていました。

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温かいものが到着して、全部揃いました。

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炊合せ、ワタリガニのお味噌汁

温かいものは、器まであつあつで到着です。

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サラダ

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あじのなめろう

お茶漬けにのせてもよし。

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おひたし

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漬物

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のり。

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干物

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鍋は、豆腐の卵とじ。

最後に仲居さんが鍋に卵を投入して完成です。

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タンブラーの中身は、だし。

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仲居さんの指示通り、お茶漬けにしていただきます。

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おひつのご飯は、

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全部頂きました。

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お茶は、ぐりちゃ・玄米茶・まっちゃのブレンドなのだそう。

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オレンジと人参のジュース、デザート

青山やまとの朝食は、ほとんど先付で、後から持ってきたのは、温かい二品のみ。
でも、加熱と保温の什器で、料理は温かく頂けました。オペレーション効率と顧客満足の両方を求めている感じのサービスです。

食事がおわれば、最後は仲居さんがエレベーターまで見送って頭を下げる丁寧さもあります。

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さて、部屋に戻って帰り支度。
靴を履こうと下足箱に向かうと、靴に乾燥剤が入れてありました。

昨夜の布団敷きのときに入れたのでしょう。
手作り感のサービス。既製品なのと、わざわざ言うところが無粋ではありますが、それを含めて一生懸命さが伝わります。

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青山やまとのチェックアウトは11時。
フロントで精算します。

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11時10分の送迎で、伊東駅に送ってもらいました。

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送迎の送りは、伊東駅のロータリーまで入ります。

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伊東駅の柱には、各旅館の旗がくくりつけてあって、柱ごとに旅館の陣取りが決まっているみたいです。
駅の敷地を占拠できているって珍しいように感じました。

伊東駅から、特急踊り子で、東京への帰路につきました。

青山やまと
建物は和モダンのはしり。
サービスは、洗練というわけではないですが、スタッフ人数は十分いて、みなさん一生懸命に対応してくれます。
安定の滞在ができる中型高級旅館です。

★「青山やまと」(伊豆/伊東温泉) ブログ
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 「望水」(伊豆/北川温泉)
 「松濤館」(伊豆/三津浜)
 「季一遊」(伊豆/弓ヶ浜温泉)
 「游水亭いさごや」(東北/湯野浜温泉)
 「あゆの里」(九州/人吉温泉)

青山やまと
料金・基本情報はこちら ▶ 青山やまと


旅館・ホテルランキング

伊豆の湯ヶ島温泉 arcana izu アルカナイズ に行ってきました。
アルカナイズ_178
食べログで4.00超、全国の旅館トップ10に入る美食の宿。予約のとれないオーベルジュタイプの高級旅館として有名です。

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東京駅から特急踊り子に乗り、2時間で修善寺駅へ。

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修善寺駅から路線バス約30分で湯ヶ島温泉口へ。

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湯ヶ島温泉口バス停からは徒歩8分。湯道という川沿いの散策路を通ります。

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アルカナイズに到着です。

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敷地に入れば、エントランスからスタッフが出てきてお出迎え。

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フロントはなく、バトラー(執事)にそのまま客室に案内されます。
バトラーからは事前に、苦手食材について確認のメールがありました。
バトラーという名前から、ぴっちり正装を想像していましたが、ポロシャツスタイルです。

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敷地内は木々が茂る空間。

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バトラーに案内され、すすみます。

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客室棟は3階建て。コンクリート打ちっぱなしの外装です。

2007年開業のアルカナイズの全16部屋の客室は、すべて露天風呂付のスイート仕様。
部屋タイプは4つ。
ザ スイート
リバーウィングスイート
リバーテラススイート
リバービュースイート

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今日の部屋は、リバービュースイート。3階です。

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ドアが開けられ、入ります。

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ソファからは、目の前にビクチャーウィンドウ。

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床まで広がる窓は、本当に額縁のようです。
眼前に、狩野川と対岸の山林が借景がわり。心豊かになる空間です。

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チェックインは客室で、バトラーが行うシステム。
バトラーが名刺を出してきます。
アルカナイズには24時間バトラーサービスがあるそうです。

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客室内の説明と、夕食メニューのメインの選択。
伊豆牛、仔牛、地魚の3種類から。

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夕食メニューのオプションの提案もありました。この日はカラスミのパスタ。

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ウェルカムドリンクは、梅カクテルか梅ジュース。
梅ジュースを選びました。
酸味のある生搾り感。

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薦められるお土産は、アルカナ焼印の温泉まんじゅうと、歌子さんのたまご。
夜20時までの注文で、レストラン入店時に渡します。

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箱の中には、絵描きのための色鉛筆と、『さいはての彼女』。
その中の一つ「旅をあきらめた友と、その母への手紙」の舞台は、アルカナイズだそうです。

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CDオーディオ。
客室にテレビはありません。

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客室は、リビングスペースとベッドスペース。

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ツインのベッドスペース。

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冷蔵庫は、フリードリンクで無料。
ビール、緑茶、ニューサマーオレンジジュース、ミネラルウォーター。
ビールとジュースの追加は有料です。

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備え付けのカップもおしゃれ。

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ティーバックの緑茶は、静岡の川根茶。

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ネスプレッソのコーヒーマシンもありました。

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ウォークインクローゼット。

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パジャマは室内着です。

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水回りと露天風呂は扉の向こう。

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水回り。

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アメニティ。

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歯ブラシは、竹。
里山十帖と同じで、SDGsに配慮という感じです。

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引き出しのアメニティとドライヤー。

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タオル、バスタオルと、バスローブ。

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お手洗。自動で開くタイプ。

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シャワールーム。
シャワールームを通り抜けると、

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露天風呂。
目の前には、狩野川と、対岸の山林です。

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川の音、鳥のさえずりが天然のBGM。
夏の日差しも心地よいです。

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さて、おしゃれなキーケースに入った鍵を手に取り、

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部屋の外に出てみます。

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アルカナイズの敷地は、こぢんまりとしていています。大浴場はありません。
エントランス・客室棟・レストラン棟、その間に木々の空間があるだけ。

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レストラン棟の入り口に、小さなグッズショップと本棚。
部屋でゆっくりと過ごす宿です。


さて、夕食の時間になりました。
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アルカナイズの夕食時間は、18時~20時の間で30分ごと。この日は18時にしました。
レストラン棟に向かいます。

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道中には、夜に向けてキャンドルが配置されていました。

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レストラン棟「リュミエール・アルカナイズ」。
アルカナイズのレストランにドレスコードはありませんが、部屋着やスリッパはNG。洋服に着替えていきます。
男性客の服装は、ジャケットはあったりなかったりですが、Yシャツの人が多かったです。

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カウンターからは、全面窓からの木々。
スタイリッシュな空間です。

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着席します。

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対応するスタッフは、バトラー、ソムリエと、外国人研修生風の女の子。
ほのかにジャスが流れる空間です。

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テーブルセット。

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アルカナイズ ドリンクメニュー1/7
ドリンクメニューは、ワインを中心に。
ペアリングもあります。

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アルカナイズ ドリンクメニュー2/7

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アルカナイズ ドリンクメニュー3/7
静岡の緑茶セット。1日に限定3名様のみです。

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アルカナイズ ドリンクメニュー4/7

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アルカナイズ ドリンクメニュー5/7
白ワインに。

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アルカナイズ ドリンクメニュー6/7
赤ワイン。

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アルカナイズ ドリンクメニュー7/7
日本酒も、静岡のお酒を中心に多種。

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本日のシャンパーニュをお願いしました。

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最初に運ばれてきたのは、アルカナイズのアイコン、タパス。
大きなタパス台にのせられた、5つのタパス。
タパス台は、料理長が季節ごとに自作するそうです。

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全てフィンガーフードの5種類。

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本エビとクリームチーズのフリッター

ほのかにあたたかくクリーミー。

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天城軍鶏のトーストトリュフ風味

これもほのかにあたたかく美味。

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燻製うなぎときゅうりのクレープ

クレープがぱりぱり。きゅうりが強めです。

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紅姫あまごのマリネバジルムース

さくさくです。

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煮あわびと小松菜のベニエ肝ソース

外サクッと、中はあたたかくジューシーなソースから、あわびが登場します。

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タパスの後に、メニューが届きます。

ディナーコース神秘。
アルカナイズの「アルカナ」の意味は、神秘。その名をとったコースです。

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次の皿が届くと、いっしょにバトラーが持ってきたのは、凍ったトマト。

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中には、トマトを凍らせたパウダー。

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仕上げとして皿に振りかけていきます。席での演出が楽しいです。

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真ダコ 冷やしトマト 山葵

透明なトマトのジュレに、沼津の真蛸。
天城のワサビ、アボカドとあわせて。

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パンは、下田にあるどんぐり農園の柑橘を擦り込んだ自家製バターとともに。
パンはなくなると、どんどん違う種類を持ってきてくれます。

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続いての皿も、テーブルでの演出あり。

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最後に、ソースをかけられて、

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地鯵 茄子 香草

冷製の茄子の中に、鯵のタルタル。上には沼津の地鯵を少し炙って。
最後に焼き茄子のソース。

茄子が美味しい。飾りつけの花も彩り鮮やか。

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二つ目のパンはこちら。

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続いて、2皿きました。

歌子卵 ズッキーニ プロシュート 紫蘇

卵黄のラビオリと、御殿場の渡辺工房の生ハムのプロシュート。
右側はグリエ。上にはタルタルにした歌子卵と、プロシュートをタルタルに、紫蘇。

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しそソースです。口あたりは、すごい紫蘇の強さを感じましたが、
食べ進めると紫蘇がクリーミーにつつまれて、癖がなくおいしい。

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ズッキーニ。じゃがいもみたいにホクホクです。

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3つ目のパン。

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羽太 甘唐辛子 米 アオリイカ

アカハタと、アオリイカ。
下にパプリカをベースにしたソース、イカの出汁で炊いたピラフ。上にイカスミのチップス。
甘唐辛子のピクルス。

アカハタはふっくら、皮ぱりっと適度に香ばしい。
甘唐辛子、汁が飛び出すくらいジューシーです。

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4つ目のパン。

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シェフからのプレゼント

キュウリとミントとよもぎを合わせたソルベ。
石も凍らせています。

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5つ目のパン。

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アルカナイズの料理長は、糸井シェフ。自ら各料理に腕を振るいます。

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メインは、3種類から、伊豆牛を選びました。

伊豆牛 夏草 とうもろこし 豆

伊豆牛のグリエ。
宿の周りからシェフが採ってきた野草。

うまい。野草と聞いて青くささを想像しましたが、
肉、トウモロコシソースの甘さとマッチして、調和した美味しさ。皿全体が一体となっています。

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食事が終わるころには、外も暗くなる時間に。

最後に、オプショナルのおすすめでチーズがカウンターで運ばれてきましたが、
お腹もいっぱいでしたので遠慮しました。

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食後のコーヒー・紅茶は、
紅茶をお願いしたら、大きなケースを運んできました。

紅茶は12種類から選択する形です。

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マンゴー ベルベーヌ

1つ目のデザート。
マンゴーソース、マンゴープリン、マンゴープリン、ベルベーヌの泡をのせて。

ベルベーヌはハーブの香りが強いかとおもいきや、マンゴーと調和し、合わさるとハーモニー。

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続いて、2つ目のデザート。

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スイカ ラズベリー オリーブオイル

ラズベリーのソースでマリネした、函南の西瓜を三角に切って、
ホワイトチョコレートのムース、オリーブオイルとミルクのアイスクリーム。
西瓜のスムージー。

すいか、クッキー、上の緑のわずかな塩味が調和。混ぜ合わせるとなお美味しい。

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ミニャルディーズ

3つ目のデザート。木に小菓子が3つ。

アルカナイズの夕食は、一品一品が、調和した美味しさでした。
香りの強い食材をあえて使っていながら、食材を引き立たせて、皿全体が調和しているのはさすがです。
すべての品が満足、いい料理でした。

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夕食後は、すっかり暗くなり、
バトラーがランタンを持って客室棟へ先導してくれます。

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部屋に入れば、ターンダウンサービスがされていました。
シティホテル的な照明なので、主照明はなく、これ以上明るくはなりません。

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テーブルには、ハーブティー。

ターンダウンサービスで、ミネラルウォーターとお茶パックも補充。
タオルバスタオルも補充されていました。

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CDオーディオでは、NIGHT MUSIC がかけられていました。

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さて、バトラーに湯ヶ島温泉の夜の過ごし方を聞いたところ、
ちょうど、天城ほたる祭りの期間とのこと。開催は5月下旬~6月上旬。

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エントランスには、あんどんが用意されていて、
自分で火をつけて向かいます。

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会場は、おちあいろうの先にある、出会い橋。

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この出会い橋(女橋)の先にある、
出会い橋(男橋)は、照明はなく、完全な暗闇になっています。

こちらも、あんどんの火を消して、暗闇の川に目を向けると、
ほたるの光がいくつか、点滅しながら動いています。カメラでパシャリと。

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ほたるの光。スマホのカメラでは写りませんね。

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さて、アルカナイズに戻ります。

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部屋に戻り、暗闇の中、狩野川の音をBGMに露天風呂に入りました。

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部屋では、ルームサービスの夜食が注文できます。
アルカナイズは、ルームサービスにも一切の妥協はありません。ここがオーベルジュだから。

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アルカナイズ ルームサービスメニュー1/2

軽食から、がっつりしたものまで。

アルカナイズ_72
アルカナイズ ルームサービスメニュー2/2

調理場が閉まっても、27時まで注文できる軽食もあります。
さすが24時間のバトラーサービス。

アルカナイズ_145
注文して10分あまり、バトラーが届けてくれました。

おにぎり2個。月ヶ瀬梅・わさびのり。
にぎりたてであたたかかったです。

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満腹になりましたので、ベッドにもぐりこみ就寝。
おやすみなさい。


翌朝。
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木々の間から光が差し込む朝です。

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全開の窓から、明るい光。鳥のさえずりが目覚まし代わりです。

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部屋の露天風呂で朝風呂を。

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アルカナイズの朝食時間は、8時~11時の間で30分ごと。今朝は8時にしました。

ザスイート宿泊者と、一人宿泊のみ、部屋食も選べるそうですが、
朝食も会場は、レストラン棟「リュミエール・アルカナイズ」。

朝もカウンターの大きな窓からの緑がきれいです。
レストランのBGMは穏やかなピアノ。

朝食もドレスコードはありません。朝はTシャツの人が多かったです。

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最初に、卵料理をこの組合せから選択します。

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続いて、カウンターが来て、ドリンクを選び放題。
みかんジュース、牛乳、トマトジュース、グレープフルーツジュース。

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いくつかいただきました。

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そして、新聞の到着。チェックイン時に指定した日経新聞。

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アルカナイズの朝食メニュー。

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最初のセットが届きました。

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卵料理は、後からの到着。
きれいな一皿です。
オムレツ×シャンピ(きのこ、チーズ)

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卵料理の到着で、全部そろいました。

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サラダ
砕いた氷がアクセント。

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ここに、GAWAドレッシングを。
郷土料理「がわ汁」をもとにしたドレッシングです。
ソースを投入して、ぐるぐるとまぜます。

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GAWAドレッシングをかけて、サラダのできあがり。

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真ん中には、梅ジャムとはちみつ。

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パンは3種類。
クロワッサン、パンドミ、くるみ。

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自家製ハム

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季節野菜 バジルと香味ジュレ

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焦がしブイヨン 白あわび茸

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穴子のエスカバッシュ スパイス風味

草が匂い強そうに見えますが、混ぜてたべるとそうでもなく調和しています。

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フロマージュブラン パイン&ココ

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食後は、コーヒー、紅茶、エスプレッソ、ハーブティーのなかから、
紅茶をお願いしました。

アルカナイズの朝食は、美味しい。
気付いたらなくなっている。優しい味です。

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アルカナイズのチェックアウト時間は13時まで。翌朝もゆっくり滞在できます。
精算・チェックアウトも、バトラーを呼び出して部屋にて。
先に精算のみ行いました。

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昨日注文したお土産は、精算時に届けられます。
アルカナイズの焼印入り温泉まんじゅうの製造元は、紅谷。
あさばの焼き印入り温泉まんじゅうと同じです。

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部屋の鍵は、エントランスで見送りスタッフに返却。

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見送りスタッフが、カゴを持ちながら、地元の飴です、と出してきて。
いくつかいただきました。

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帰りは、アルカナイズの目の前にある、湯端バス停から修善寺駅へ。
このバス停に来る路線の本数は少なく、時間帯は限られるため、10時にチェックアウトしました。

アルカナイズ
森の中での滞在と、美食を目的に。
ただ川の音を聞いて温泉にゆっくり入り、フレンチを食す。
サービスは洗練。24時間バトラーサービスは、つかず離れず、必要なときにスッと出てくる感じ。
子連れ12歳未満は宿泊できない、大人のオーベルジュです。

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アルカナイズ
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