いい旅館訪問記 旅館マニアによる高級旅館のおすすめブログ

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カテゴリ: 東北

仙台の奥座敷、秋保温泉の 佐勘 に行ってきました。
佐勘_23
部屋数が約170室、東北には数少ない大型高級旅館です。平安時代創業の名門旅館でもあります。


佐勘 アクセス

佐勘_1
東京駅から東北新幹線で1時間半、

佐勘_3
仙台駅に到着です。

佐勘_7
仙台駅の西口から、路線バスにて秋保温泉に向かいます。
佐勘の送迎バスもありますが、仙台駅15時半発と少し遅めなので。

佐勘_8
仙台駅から路線バスで約40分。佐勘前バス停に到着。

佐勘_9
ほんとうに目の前のバス停です。

佐勘_10
佐勘に到着。

佐勘_182
高い建物が連なる大型旅館です。

佐勘_21
団体の貸切バスもつけられる長い軒のある玄関口。

佐勘_22
提灯は、2023年に開催されたG7仙台科学技術大臣会合の仕様です。

佐勘_13
クランク状の入口を通り、

佐勘_85
ドアを入れば、正面に金屏風。

佐勘_14
広いロビーは、昔ながらの大型高級旅館のそれです。
チェックインはフロントにて。フロント係はスーツ姿。

佐勘_79
宿帳に記入し、鍵と滞在案内書面を受け取ります。
裏には、館内図。

佐勘_16
フロントでチェックインはできるものの、部屋に入れるのはきっかり15時。ロビーのソファで待つことになります。
クラシックの流れるロビー。
ソファも埋まってきた15時、部屋が整いましたとスタッフが声を掛けて回ってきました。

佐勘 客室

佐勘_50
部屋への案内係はいませんので、自分で進みます。
佐勘は、飛天館、山翠館、花月館がありますが、
本日は一番上のグレードの飛天館です。

佐勘_55
飛天館のエレベーターで、

佐勘_56
9階へ。客室階の廊下は、音はありません。

佐勘_57
本日の部屋、932。
飛天館和室一間タイプ。

佐勘_58
踏込から、

佐勘_60
和室12.5畳。

佐勘_64
和室を反対から。

佐勘_69
部屋菓子は、千日餅と、枝豆入りのせんべい。

佐勘_67
卓上には、館内歴史ツアー、杜のサウンドイルミネーションの案内。

佐勘_61
広縁も畳敷き。

佐勘_82

景色は川側。向こう岸が見通せますが、高層階過ぎて川の流れは見えません。

佐勘_65
浴衣は、一枚整えてあるほか、各サイズも置いてある大型旅館のオペレーションです。

佐勘_66
丹前と、タオル、バスタオルと手提げ籠。
大浴場は、タオル、バスタオル持参です。

佐勘_70
冷蔵庫は空。

佐勘_72
佐勘_73
ネスプレッソコーヒーメーカーの用意がありました。

佐勘_74
水回り。

佐勘_75
内風呂。

佐勘_77
お手洗。

佐勘_81
さて、鍵を手に取り、

佐勘_78
大浴場へ向かいます。

佐勘 大浴場

佐勘の大浴場は、花月館の大浴場と、飛天館地下3階にある名取の御湯、河原の湯。
チェックイン前の営業時間前に、見させてもらいました。

花月館大浴場

佐勘_30
花月館1階大浴場。
2023年5月にリニューアルオープン。

佐勘_46
脱衣場。
タオル、バスタオルは部屋から持参です。

佐勘_42
内風呂。
左手には深湯。

佐勘_44
洗い場。

佐勘_43
シルク風呂。

佐勘_45
露天風呂は、水盤付き。

老舗旅館の趣というより、最近の温泉施設の感がありますが、
外国客もターゲットにしたリニューアルである様子です。
きれいな設備で良いです。

佐勘_141
花月館大浴場は、夕食時間帯に男女入れ替えです。
入れ替え後は、花月館地下1階大浴場。

名取の御場

佐勘_35
飛天館地下3階に下りて、

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名取の御湯(なとりのみゆ)。
こちらは男女入れ替えなしです。

佐勘_39
脱衣場。

佐勘_37
名取の御湯は、内風呂のみ。

佐勘_38
洗い場。

河原の場

佐勘_142
河原の湯。
飛天館地下3階から、階段を下っていきます。

湯上り亭

佐勘_31
1階の湯上がり亭には、

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レモンウォーターと麦茶が用意されていました。

佐勘_33
湯上り亭からの景色。眼下には名取川です。

佐勘 館内施設

佐勘_80
佐勘の館内図。佐勘は大型旅館らしく、多くの館内施設があります。

宿泊者専用ラウンジ

佐勘_49
宿泊者専用ラウンジ。
15時~18時の間に無料ドリンクサービスがあります。

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宿泊者専用ラウンジのメニューはこちら。
宿泊ゲスト以外の方と料金の記載があり、宿泊者以外は有料。
しかし、そもそも部屋番号の確認もなかったので、チェックする気はない様子でした。

佐勘_86
チキンスープをいただきました。

主屋ギャラリー

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主屋ギャラリー。

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佐勘の家宝である「聖火」。

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高野山から持ち帰った聖火が400年燃え続けています。

佐勘_28
平安時代に創業、仙台藩主伊達家の湯守を務めた歴史を伝える史料が展示されているのは、名物旅館のたたずまい。
佐勘_29
宮城県の行幸では、天皇陛下が宿泊する名門旅館です。

佐勘_19
長い歴史の中で、佐勘の社長は代々、佐藤勘三郎を襲名。当代は第34代佐藤勘三郎です。

ロビー

佐勘_16
ロビーの中庭には、

佐勘_17
秋保温泉の源泉。

ショッピングプラザ

佐勘_53
ショッピングプラザ
大型旅館らしい、大きめの土産ショップです。

佐勘_54
2023年G7仙台科学技術大臣会合の記念展示。

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更に前の、2016年G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議の記念展示も。
世界のVIPの会合の対応も慣れている一流旅館です。

佐勘 客室グレードの違い

佐勘_84
佐勘には、グレードの違う3つの棟があります。
部屋のグレードは、飛天館 > 山翠館 > 花月館。
部屋には入れませんが、各棟を訪れてみました。

山翠館

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山翠館の1階エレベーター。

佐勘_94
山翠館の廊下。

山翠館は、一番最初に作られた建物ですが、飛天館ができた後に改築されています。
天井の低さは古い建物ですが、扉は飛天館と同じです。

花月館

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花月館の1階エレベーター。

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花月館の廊下。
一番リーズナブルな館です。

佐勘 秋保温泉の過ごし方

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秋保温泉には、温泉街はありません。
観光地もありませんが、唯一の名物が「さいちのおはぎ」。
何の変哲もない地元のスーパー、さいち。

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一角を占めて陳列されているのが、秋保おはぎです。

佐勘_90
多い日には1日2万個が売れるという名物です。

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賞味期限は当日限り。早速いただくことにします。
はんごろしの米に、粒が多く残ったつぶあん。あまさ控えめ。ばくばく食べれるおはぎです。

佐勘_91
さいちは、佐勘からすぐ。徒歩3分くらいの距離です。

佐勘_176
夕方に行ったときは並ばずに購入ができましたが、
翌朝の開店時間9時に行ってみたところ、警備員がでるくらいの大行列でした。

佐勘 夕食

佐勘の夕食会場は、予約形式によりさまざま。
佐勘_99
団体客は、宴会場。

佐勘_100
この日もたくさん入っていました。

佐勘_101
個人客は、
最上位グレードの飛天館は、主に和食膳。
山翠館と花月館、そして飛天館の一部が、ハーフブュッフェ。
部屋の予約時点で、夕食プランを選ぶ形です。

今回の予約は、飛天館宿泊ですが、ハーフブュッフェのプラン。

ハーフブッフェの夕食会場は、飛天館2階 ダイニング宮城野。
2023年5月にリニューアルオープンした施設です。

夕食時間は、17:30/18:00/18:30/19:00スタートからチェックイン時に選びます。

佐勘_105
全席、仕切りのある半個室のダイニング。
多国籍的な明るいBGMの空間です。

佐勘_102
本日の席はこちら。窓辺の半個室です。

佐勘_104
最初のセット。

佐勘_103
メイン料理はチョイスメニュー。

肉料理と魚料理をそれぞれ一品を選びます。

肉料理:和牛ステーキ、銘柄鳥焼き、牛たん塩焼き
魚料理:海老の汐焼き、銀たら西京焼き、銀たら煮付け

メイン料理が届くまでの間に、ハーフブュッフェを取りに行きます。


佐勘_106
ブッフェラインの種類は豊富。
サラダ、パン、デザート。

佐勘_107
天麩羅は、ライブ調理で揚げたて。

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秋保風芋煮汁、牛もつ煮込み仙台味噌仕立て、宮城県亘理町荒浜産しじみ汁

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大根ステーキ海老餡かけは、ライブ調理。注文されてから焼き始めます。

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ピクルスはカラフルなラインナップ。

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海鮮丼は注文して作ってもらいます。

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おかず各種。

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ハーフブッフェを全種類を取ると、テーブルがいっぱいになりました。

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セットメニューの先付。帆立の貝焼き。

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セットメニューのお造り。

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メインメニュー肉料理は、牛たん塩焼き をチョイス。

佐勘_120
テールスープ付き。
旅館で牛たんが食べれるとは予想外。明日仙台で牛たん屋に立ち寄らなくて済みました。

佐勘_121
メインメニュー魚料理は、海老の汐焼き をチョイス。

ここまでがサーブされるメニューです。
以降は、ブッフェラインから取ってきたメニュー。

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やきとり丼、海鮮丼、うどん。

海鮮丼は、具材おまかせでのっけてもらいました。

佐勘_125
梅干し、きんぴらごぼう、焼きしそ巻き、煮玉子、玉こんにゃく

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パン3種類。

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サラダは3種類ありました。チキンサラダ、ローストビーフサラダ、チョレギ海鮮サラダ。
ピクルスも多種のラインナップ。

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季節の天ぷらは、海老、キス、茄子の盛り合わせ。

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串焼き(季節野菜のグリルwithベーコン)、
天ぷら(魚、さつまいも、れんこん、かきあげ)
小鉢各種

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茶碗蒸し、おくらわさび風味・子持ち大根・磯わかめ、
大根ステーキ海老餡かけ、牛もつ煮込み仙台味噌仕立て

宮城県亘理町荒浜産しじみ汁、秋保風芋煮汁、いちご煮

佐勘_132
デザートは、
柿、焼きプリン、スイートポテト、モンブラン

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佐勘のハーフブュッフェは、アルコールも飲み放題。
生ビール、日本酒、ジュースはもちろん、

佐勘_114
日本酒、ワインも。
宮城の地酒、伯楽星、日高見がありました。

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焼酎、ウィスキーもフリードリンク。

佐勘_133
生ビール、日高見、ジュースを頂きました。

佐勘の夕食ハーフブュッフェ。
ハーフブュッフェと聞いて、ブッフェラインは前菜とデザートくらいかと思っていましたが、
予想外に種類が盛りだくさん。天ぷら、いちご煮、海鮮丼まで。
アルコールまでフリーとは思っていませんでした。

飲物としての付帯売上が減るのでは、と思いましたが、
注文を受けるスタッフすら不足しての体制構築なのでしょう。

欲張りすぎてお腹ぱんぱんです。

佐勘 夜の過ごし方

佐勘_137
20時からは、館内歴史ツアー。主屋ギャラリーでの開催です。

佐勘_138
観客は数人。家宝である「聖火」や、佐勘の歴史を30分で紹介してくれます。
東日本大震災や復興、コロナ後のスタッフ不足で部屋食をやめたということも。

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20時半からは、杜のサウンドイルミネーション。ロビーでの開催です。
ジュピターに合わせた7分間の中庭のライトアップです。こちらは十数人はいました。

佐勘の二次会向けの館内施設は、
佐勘_136
ワインバー、くら倉。

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夜食処、味処萩亭。

夕食のハーフブュッフェで食べ飲み過ぎましたので、とても行けませんでした。
団体客で混雑している様子でした。

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部屋に戻り、敷かれた布団にもぐりこみ、

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おやすみなさい。

佐勘 朝食

翌朝。
佐勘_143
よく晴れた朝です。

佐勘_145
朝食会場は、夕食と同じくダイニング宮城野です。

以前はコンベンションホールでしたが、2023年5月のリニューアルオープンにより全席仕切りのある半個室になったので、朝食も落ち着いた席で食べられます。

朝食時間は、7時~9時の自由な時間に。案内された席はこちら。

佐勘_150
朝食も夕食同様、ライブ調理がたくさん。

佐勘_151
サラダバーは20種類以上の野菜がずらーっと並べてあります。
メニュー表示に「G7」とあるのは、2023年仙台科学技術大臣会合で供されたメニューなのだと思います。

佐勘_152
クロワッサンは、一人一個ずつでお願いしますとの表示。
そう言われると、一つ取りたくなるのが人情。

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トーストとサンドウィッチは、注文を受けて作る形。

佐勘_155
オムレツは、注文を受けての調理。

佐勘_148
飲み物は、牛乳やジュース、スムージー。
そして、ミネラルウォーターのペットボトルが5種類。採水地の違うものが並べてありました。

佐勘_157
ソフトクリームも作り放題。

佐勘_154
朝食ながら、生ビールサーバーも稼働。ワインとともに飲み放題です。
すごいなと思わせつつ、朝から飲む人もほぼいないので、意外と費用も掛かっていないのでしょう。

佐勘_168
朝食ビュッフェを全種類取るとこんな感じ。

佐勘_158
ソーセージ、鳥のから揚げ、メヒカリの唐揚げ、ゴルゴンゾーラペンネ、厚焼き玉子、茹で野菜。
温泉玉子、焼き魚(鯖、鮭)。
ごはんは、赤飯・おかゆもあります。

佐勘_159
梅干しやおひたし、オクラ・なめこ・とろろ芋などのネバネバといった付け合わせ各種。
焼き海苔、豚もつ、春雨、えびとブロッコリーのマヨネーズ炒め。

佐勘_161
パン各種とサンドウィッチ、サラダ。

佐勘_162
クロワッサンはサクサクで美味しかったです。

佐勘_163
注文して作ってもらった、サンドウィッチ。

佐勘_160
納豆。ピリ辛昆布、小茄子の漬物。
ラーメン、仙台味噌の味噌汁、蟹の味噌汁。

朝からラーメン。朝ラーです。

佐勘_165
朝カレー。

佐勘_164
ライブ調理のオムレツ。

佐勘_169
デザート。仙台名物ずんだもち も。

佐勘の朝食ブュッフェは、
種類盛りだくさん。カレーが美味しかったです。
夕食ハーフブュッフェと同じメニューは無かったように思います。
生ビールも飲み放題。ケチっていない感じが良いです。

佐勘_170
朝食は、夕食が宴会場であった団体客も、ダイニングに流入。なかなかの混雑ぶりでした。
客層は、老年夫婦と中華圏インバウンドと団体客という感じです。

佐勘 送迎

佐勘_173
佐勘のチェックアウト時間は11時まで。
フロントでチェックアウト。

佐勘_177
帰りは、佐勘の送迎バスにて。
佐勘の送迎バスは、Webサイトで予約する形です。電話での予約は受け付けていません。
送迎バスは10時発の1台なので満席です。

佐勘_178
送迎バスの到着は、仙台駅東口。
観光・送迎バス乗降場です。

佐勘_179
東北新幹線とは反対側の東口です。

佐勘_181
仙台駅から東北新幹線で、東京への帰路につきました。

佐勘 まとめ

東北には数少ない大型高級旅館です。

スタッフ不足から、個別対応のサービスが極力少ないオペレーション体制に変わってきているようです。部屋案内を無くし、夕食は部屋食を無くしてハーフビュッフェを中心に。それはそれで楽しいです。

レストランや大浴場はしっかり更新されているし、G7大臣会合を取り回す老練スタッフの存在は名門さを感じさせます。まだまだ大型高級旅館として頑張り続けてもらいたい施設です。

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佐勘
料金・基本情報はこちら ▶ 佐勘


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福島県の磐梯熱海温泉 四季彩一力 に行ってきました。
四季彩一力_23
会津観光の拠点となる、女将さんが有名な大正7年創業の老舗旅館です。

四季彩一力_2
東京からは東北新幹線で郡山駅まで1時間半。

四季彩一力_4
磐越西線に乗り換えて15分あまり、

四季彩一力_31
磐梯熱海駅に到着です。

四季彩一力_5
四季彩一力は、磐梯熱海駅からは徒歩4分の距離ですが、
事前電話で送迎もお願いすることができます。

四季彩一力_28
車で1分ほど。四季彩一力に到着です。

四季彩一力_29
四季彩一力の表看板。

四季彩一力_27
玄関を入り、

四季彩一力_26
右に曲がり、

四季彩一力_24
フロントで宿帳を記入。

四季彩一力_6
クラシックBGMの流れるロビーの席に案内されます。

四季彩一力_22
日本庭園に面したロビー。

四季彩一力_8
ウエルカムドリンクは抹茶。
お菓子は、さつまいも入りようかんが一欠片。

四季彩一力_7
ここで館内の説明がされます。

四季彩一力_65
四季彩一力の館内図。
四季彩一力は、萩の倉 と 湯の倉 の2棟がありますが、今日は少しグレードの高い棟、萩の倉 です。

四季彩一力_21
それでは部屋に案内されます。
館内をすすみ、

四季彩一力_38
エレベーターで、

四季彩一力_39
4階へ。

四季彩一力_40
クラシックBGMの流れる廊下を進み、

四季彩一力_41
本日の部屋、408。
萩の倉 和室12.5畳。

四季彩一力_42
扉を入り、

四季彩一力_44
踏込から、

四季彩一力_45
和室。

四季彩一力_46
和室を反対から。

四季彩一力_49
部屋のお菓子は、温泉まんじゅう。

四季彩一力_50
かたわらには、コーヒー。

四季彩一力_47
広縁の窓は簀戸。

四季彩一力_48
窓からは日本庭園。
庭園の先には、接するように磐越西線が走っています。
1時間に上り下り計2本のローカル線の走る音がこだまします。

四季彩一力_51
ミネラルウォーターとお茶の用意があります。冷蔵庫は空。

四季彩一力_54
水回りとお手洗。

四季彩一力_53
内風呂。

四季彩一力_9
浴衣は2枚の用意。タオル、バスタオルは部屋から持参です。

四季彩一力_100
では、鍵を手に取り、

四季彩一力_55
大浴場に向かいます。

四季彩一力_10
大浴場は、男女入れ替え無し。

四季彩一力_19
入口と脱衣場は2ヶ所。中で露天風呂を通じてつながっています。
まずは、ぬる湯。

四季彩一力_11
脱衣場。

四季彩一力_12
四季彩一力こだわりの源泉かけ流し「ぬる湯」。
足を突っ込むと、ぬるいどころか冷たくて水風呂感覚。
温泉の効能でぽかぽかと体の芯から温まるとの案内を信じて、
我慢して肩までつかってみましたが、結局、肺まで冷たくなりました。寒い。
泉質は、かすかにぬるっとした温泉です。

四季彩一力_14
露天風呂は、あたたかい温泉。

四季彩一力_16
露天風呂を通り抜けると、
熱めの温泉、雪ぼうし。

四季彩一力_17
サウナもあります。

四季彩一力_15
雪ぼうしの脱衣場。

四季彩一力_70
さて、四季彩一力の館内には、土産処や、

四季彩一力_66
二次会用の居酒屋。喜多方ラーメン提供と、

四季彩一力_69
クラブがあります。

四季彩一力_67
四季彩一力は、福島県への行幸の際に利用され、著名人の宿泊も多くあります。
2015年にはウィリアム王子が安倍晋三首相とともに宿泊。
廊下には、色紙の数々。右上には安倍晋三首相の色紙。

四季彩一力_33
日本庭園を散策してみます。

四季彩一力_35
日本庭園から見て、
左手の土壁色の建物が、萩の倉。右手の白い建物が、湯の倉。
湯の倉は、いまは客を入れていないそうです。ということは、湯の倉を予約すると自動的にグレードアップ?でしょうか。

四季彩一力_25
玄関で下駄を借りて、旅館の外にも出てみます。

四季彩一力_125
磐梯熱海温泉は、旅館が点在する温泉地。散策する温泉街はありません。
海からは遠く離れているのに、なぜ熱海というかと、
この地の領主となった源頼朝の家臣、伊東祐長が故郷の伊豆にある熱海温泉から名付けたそうです。
いまも住所は、頭に磐梯をつけず、郡山市熱海町です。

四季彩一力_32
磐梯熱海駅から四季彩一力までは徒歩4分程度。
散策から四季彩一力に戻ります。

四季彩一力_74
さて、夕食の時間となりました。
夕食時間は、18時、19時からの選択。

四季彩一力_75
食事会場は、1階と2階にいくつかありますが、
今日の会場は、2階 料理茶屋 樹庵。

四季彩一力_97
スタッフは、仲居姿の和装の女性と、茶衣着の女性。

四季彩一力_76
席は庭園の窓に面したこちら。

四季彩一力_77
最初のセット。

四季彩一力_78
フェルトの前掛け。

四季彩一力_56
四季彩一力 ドリンクメニュー1/9
四季彩一力のドリンクの種類は豊富。地酒はもちろんですが、ワインのラインナップが多いのが特徴です。

四季彩一力_57
四季彩一力 ドリンクメニュー2/9

四季彩一力_58
四季彩一力 ドリンクメニュー3/9

四季彩一力_59
四季彩一力 ドリンクメニュー4/9

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四季彩一力 ドリンクメニュー5/9

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四季彩一力 ドリンクメニュー6/9

四季彩一力_62
四季彩一力 ドリンクメニュー7/9

四季彩一力_63
四季彩一力 ドリンクメニュー8/9

四季彩一力_64
四季彩一力 ドリンクメニュー9/9

四季彩一力_82
なんと、幻の日本酒 飛露喜 があったので、注文しました。
地元、福島県の会津坂下町の酒蔵です。
口あたりは辛口ながら、後からくるフルーティーな甘み。いい酒です。

四季彩一力_83
お品書き。

四季彩一力_79
食前酒は白ワイン。

四季彩一力_80
前菜 会津みしらず柿釜盛り 柿の白和え
   えごま豆腐
   子持ち鮎の有馬煮

濃い味の有馬煮、酒がすすみます。

四季彩一力_84
続いては、土瓶蒸し。

四季彩一力_85
椀替 土瓶蒸し
    松茸 鱧 海老

四季彩一力_86
造里 鮪 鯛松皮昆布締め
    勘八 妻色々

四季彩一力_87
焼物 鰤の照り焼き

添えてあるのは、カダイフ揚げ。中に餅と栗を混ぜたもの。
さくさく美味しいが、冷たい。

四季彩一力_88
続いての器は、

四季彩一力_89
煮物 豚柔らか煮
    南瓜 海老芋

器までアツアツ。

四季彩一力_90
揚物 天麩羅
    海老 糸撚鯛 舞茸しし唐 岩塩

高級旅館で、普通の天ぷらが出てきたのは久しぶり。
油で胃がもたれます。

四季彩一力_91
続いて、鍋に火がかけられました。

四季彩一力_92
強肴 福島牛しゃぶしゃぶ

豆乳・和風出汁からの選択で、豆乳を選びました。

四季彩一力_93
脂で胃がもたれます。

四季彩一力_94
最後のご飯が届きました。

四季彩一力_95
食事 郡山産 あさか舞コシヒカリ
香物 盛り合わせ
留椀 赤だし

四季彩一力_96
デザート りんご 巨峰
     かぼちゃプリン

器まで冷たい。作って冷蔵庫に入れていたのでしょう。りんごも。

四季彩一力の夕食は、
典型的な中型大型旅館の料理。いつでも出せる食材と調理法で、宴会場で出てきてもおかしくない内容でした。

四季彩一力_98
部屋に戻れば、敷かれた布団にもぐりこみ、

四季彩一力_99
おやすみなさい。

翌朝。
四季彩一力_124
部屋からの日本庭園の景色です。
ちょうど磐越西線の電車が走っています。

四季彩一力_116
朝食時間は、7時半、8時、8時半からの選択。
食事会場は、夕食と同じ、2階 料理茶屋 樹庵。
クラシックBGMの流れる会場です。

四季彩一力_102
席も夕食と同じ。朝の日本庭園の景色。

四季彩一力_103
最初のセット。

四季彩一力_104
カウンターには、ドリンク(りんごジュース、オレンジジュース、豆乳)と、

四季彩一力_105
ふろふき大根が、セルフで自由。

四季彩一力_106
朝食がそろいました。

四季彩一力_107
ふたを開けて、朝食一式。

四季彩一力_108
朝食のお品書き。

四季彩一力_109
自家製ちりめん山椒、菜の花からし和え。

ジャンボなめこ、霜降りひらたけ
 郡山産のきのこを煮付けました。

茶碗蒸し
 船引にある大倉さんの卵を使い、中に梅干も入っています。

四季彩一力_110
焼鮭、炊き合せ

四季彩一力_113
ごはん、味噌汁、納豆、香の物

朝食は、ごはんかおかゆかを選べて、ごはんにしました。
高級旅館で、納豆パックに出会うのは久しぶりです。

四季彩一力_112
湯豆腐

長沼の二瓶豆腐さん手作りの豆腐。
なめらかな豆腐。

四季彩一力_115
デザートはヨーグルト。

四季彩一力の朝食は、先付のもの中心。
典型的な旅館の朝食ですが、
お献立で、地元の食材を利用している説明があることはよいと思います。

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ラウンジでは、8:15~10:00でモーニングドリンクサービス。

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珈琲、ハーブティー、深沢の名水が置いてあります。

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庭園を見ながら、コーヒーを一杯。

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フロントでチェックアウト。
和装に羽織の女性がハキハキと対応してくれました。
女将さんかと思いましたが、送迎時に聞いたところスタッフの一人だそうです。

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チェックアウトの際に、四季彩一力オリジナルのハンカチをくれました。予約サイトのアンケート協力依頼とともに。
これは優秀なマーケティング施策だなあ。肌感覚より予約サイトの点数が高いと思っていたのですが、どうりで。

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帰りは、磐梯熱海駅まで送迎してもらいました。

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磐梯熱海駅から郡山駅まで15分あまり。
郡山駅から東北新幹線で東京への帰路につきました。

四季彩一力
典型的な中型高級旅館です。
福島県には高級旅館が少なく、他には、御宿かわせみおとぎの宿米屋、と小さい旅館のみ。
行幸の際には選ばれる福島県の名門旅館です。

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四季彩一力
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