いい旅館訪問記 旅館マニアによる高級旅館のおすすめ

東京在住の旅館マニアが、口コミ・ランキングに頼らない現地情報を紹介するブログ。 「その旅館が好きなら、この旅館もおすすめ」というリンクも紹介中。 住まいから関東が中心になると思います。

カテゴリ: 北陸(加賀・富山)

加賀温泉郷の山代温泉 べにや無何有 に行ってきました。
べにや無何有_0661
一流の証明であるルレ・エ・シャトーの加盟宿であり、期待大での訪問です。

べにや無何有_0619
前日の 庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり からの続きです。
高岡駅から、あいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道で約40分で金沢駅へ。
金沢駅から特急で25分、加賀温泉駅に到着です。

べにや無何有_0621
駅前での出迎えを受けて、送迎に乗り込みます。
田んぼの中を走って10分あまり。

べにや無何有_0661
べにや無何有に到着です。
エントランスから、もう超高級感があふれだしています。

べにや無何有_0665
玄関を通り、

べにや無何有_0666
フロントを抜けて、

べにや無何有_0667
ロビーラウンジに案内されます。

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窓からは、山庭の緑。

べにや無何有_0623
ここで、宿帳の記入と、ウェルカムドリンクが提供されます。
リンゴジュース。
生ジュースらしく、少しドロッとしたリンゴ感たっぷり。

べにや無何有_0669
後方のカウンターから、包丁とミキサーの音がしたので、
到着してからの作りたてなのでしょう。

べにや無何有_0660
それでは、部屋に案内されます。

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廊下を進み、

べにや無何有_0657
自動ドアを出て、屋外空間に出ます。

べにや無何有_0656
この屋外廊下から入室するのが、

べにや無何有_0624
本日の部屋 露天風呂付き和室 木賊TOKUSA。
部屋の名前はすべて色の名前からとっているとのこと。

べにや無何有_0625
扉を開けて・・・
はい、もう異空間です。
茶室のような、洗練された空気感。

べにや無何有_0692
踏込にすら、花を生けられています。

べにや無何有_0626
ふすまを開くと、まだ控えの間。
さらに、もう一つふすまを開くと、

べにや無何有_0628
はい、素晴らしい空間。
和室10畳の畳空間だけでなく、

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竹敷広縁。籐のイス。
向かう先には、

べにや無何有_0638
月見台(テラス)。

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目線は、山庭の木々。
ツクツクボーシの声に、カナカナカナというヒグラシ、そして鳥のさえずり。
この空間がすばらしい。

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かたわらには蚊取り線香。なつかしさを感じさせます。

べにや無何有_0629
和室には、

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床の間にも生け花。
ライトアップがされています。

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部屋の明かりは旅館としては珍しく、中央に照明が無く、

べにや無何有_0713
ホテルのようにライトが配置され、間接照明のようになっています。

べにや無何有_0630
テレビも格納で隠されており、
開くとDVDデッキもあります。レンタルDVDあり。

べにや無何有_0631
ブルートゥーススピーカーも設置されていました。
このあたりはインバウンド狙いでしょうか。

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金庫もあります。

べにや無何有_0640
部屋の奥には、

べにや無何有_0645
水回り空間。

べにや無何有_0641
洗面台に、

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お手洗い。
極めて清潔です。

べにや無何有_0643
シャワーブースの先には、

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露天風呂。
林の緑に包まれています。

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水屋には、

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緑茶、加賀棒茶、コーヒーにミネラルウォーター。
お茶菓子は、

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地元の土産菓子です。

べにや無何有_0650
グラスも丁寧に格納されています。

べにや無何有_0690
テーブルには、宛名のみ手書きの女将のメッセージカード。
海外のシティホテルのようなサービスです。

べにや無何有_0647
浴衣も二枚用意と足袋。
浴衣に着替えて、大浴場に向かいます。

べにや無何有_0648
鍵を手に取り、

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雪駄を履いて部屋を出ます。

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ロビーのフロント横から、下の階へ。

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大浴場。
男女入れ替えはありません。

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風呂上がり用のアルカリイオン水。

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脱衣場。

べにや無何有_0679
洗面台。

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内風呂に、

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洗い場。

べにや無何有_0684
サウナもあります。

べにや無何有_0681
露天風呂。

大浴場の施設は、宿泊部屋と比べて、昔の旅館のような古さを感じます。

べにや無何有_0685
しかし、雪駄用の識別札も、ありもののクリップなどではなく、
部屋の色の木片としてあり、配慮は一流。

べにや無何有_0686
外廊下には、古めかしい配電設備がありましたが、
これもうまくすだれで目隠しがされていました。

おそらく、大浴場の場所は、古い建物なのでしょうが、
配慮で目立たないようにしてあります。

べにや無何有_0670
風呂上がりは館内散策へ。
ロビー横から進んで、

べにや無何有_0671
図書室。

べにや無何有_0672
シックな調度品とともに、

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多くの書籍が所蔵されています。

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山庭に臨みながらの読書も可能。
本当に、ゆっくりと滞在を楽しみたいと思わせる旅館の空間です。

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土産ショップは、土産菓子などは少なく、

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九谷焼や漆器などの工芸品がおしゃれに並んでいます。

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少し外にも散策に出ます。

べにや無何有は、小さな山を上ったところにあり、
道路を歩いて温泉街に行くのは、ぐるっと回って遠いのですが、
専用の近道が用意されています。
洋装の女性スタッフに入口まで案内してもらいます。

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階段を下りて、とても古い建屋の空間をすすんでいくと、

べにや無何有_0699
これまた古いエレベーターが。
斜行エレベーターを降りて、外に出ると、

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もう山代温泉の温泉街です。

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温泉街には、九谷焼の窯元などもあり、

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中心は、古総湯。共同浴場です。

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周囲には、となりに総湯、和菓子屋や土産物屋、
そして高級旅館が軒を連ねている場所でもあります。

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温泉寺や、

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魯山人寓居跡などもあり、
小さい範囲で散策のできる温泉街になっています。

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ふたたび、斜行エレベーターで戻ります。
入口は、べにや無何有宿泊者専用のパスワードが無いと開かない扉になっています。


べにや無何有_0663
べにや無何有に戻ってきました。

外観をこうしてみると、右の建物は決して新しくはない様子です。
大浴場はちょうどここにあり。
聞いたところ、以前は旅館の客室があった棟であり、
新しい建物が建ち、今は客室として利用していないとのことです。

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部屋に戻り、ふたたび山庭の空間の中でゆっくりと、窓全開で。

この竹敷広縁が、あたかも外と一体となっているように感じて、
蝉の声、鳥の声を耳にしながら、自然のなかに没入。
リラックスした時間を過ごします。

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そうしているうちにすっかり夜になったので、
部屋を出て夕食会場に向かいます。

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ロビー横のエレベーターから、2階へ。

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エレベーターが開くと、眼前に水盤。
洗練された空間です。

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ダイニング、懐石方林。

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スリッパに履き替えて入ります。

べにや無何有_0716
席に案内されます。
まだ料理が出てきていないのに、もう超高級であると感じさせます。

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懐石方林は、ソムリエが駐在しており、

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空間もすみずみまで洗練されています。

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お品書きは和紙への印刷です。

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お品書き。

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一献 車多酒造
   天狗舞 超辛 純米

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前肴 加賀・里山里海の幸
   隠元・オクラ・茗荷
   鮑・岩蛸・白海老
   温泉玉子と雲丹・夏鴨

器から何から、すべてレベルが別格です。
オクラ・茗荷は、小ぶりの寿司で、白海老は頭がとってある。
温泉玉子は黄身だけで、雲丹のせ。

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飲物は、生ビールから。

飲物のラインナップも、なかなか高級です。
ソムリエが、ちょうどよいものを提案してくれます。
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飲物メニュー1/6。
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飲物メニュー2/6。
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飲物メニュー3/6。
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飲物メニュー4/6。
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飲物メニュー5/6。
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飲物メニュー6/6。

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続いて出てきたのが、これまた創作感のすごい、

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椀替り 加賀太胡瓜のスープ
     蛤・海老・銀耳
     クコの実・蓮根餅

加賀太胡瓜を、器にしています。
海鮮のダシが効いていて旨味が凝縮されています。

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続いては、こちら。

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向付 加賀橋立漁港より
    鱧やきちり・鯵たたき
    能登鮪・かんぱち・甘海老
     塩ぽん酢・土佐醤油・能登塩

みずみずしくて、とろけるうまさ。

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刺身に合わせてお酒は、宗玄 純米吟醸。

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ガラスの徳利に1合。
お猪口も薄いガラス造りで、お洒落さが際立ちます。

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続いて、籠で出てきたのが、

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焼き物 庄川峡 若鮎炭火焼き
     たで酢

炭火で焼かれた状態で、席に運ばれてきます。
炭の香りが心地よい。

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皿に盛り付けてもらいます。
まるで川で泳いでいるような盛り付け方です。

べにや無何有_0736
ソムリエに、焼き鮎に合わせたワインをお願いしたところ出てきたのが、
Mukayu 白SHIRO。
熟成で色がついて、勝沼の白ワインながらこの色です。

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煮物 加賀野菜焼きびたし
    茄子・蓮根・かぼちゃ・アスパラ・五郎島金時

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続いては、土鍋が運ばれてきました。

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鍋 能登牛と岩水雲の鍋
   新玉葱・茗荷・クレソン・すだち

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ごはんは、土鍋で運ばれてきます。

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土鍋からよそってもらい、

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お食事 金時草と梅肉のごはん

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赤味噌の味噌汁と、お新香を添えて。

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土鍋はもちろん、ぺろりと完食しました。

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食後 能登塩ジェラート焼き最中

パリッとした最中のなかにジェラート。旅館としては珍しいデザートでした。

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夕食は、大満足でした。
別格の料理内容。食材もアレンジも器も、素晴らしいの一言です。
飲物の提供もソムリエ駐在、ラインナップも超高級でぬかりないです。
そしてダイニングの空間造りも一流と感じさせます。


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食後に部屋に戻ったところ、夜食として海苔巻きが用意されていました。

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夜も、山庭に面するこの空間でゆっくりと。

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少し無作法ですが、イスをテラスに出して、更にこの空間を満喫します。
夜は、すずむしの声が心地よい。
かたわらの蚊取り線香の香りも、田舎を思い出す懐かしさを感じさせ、良いエッセンスです。

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小一時間の山庭を楽しんだ後、
布団に入り、就寝。おやすみなさい。


翌朝。
べにや無何有_0765
新聞は、ドアノブに掛けて届いていました。

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山庭を少し散策をと、ロビー横から外に出ます。

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階段を少し下り、

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宿泊している部屋を、左手上階に見ながら、庭を進みます。
見えている範囲くらいまでが敷地内で、決して広大な林ではありませんが、
外空間の存在は、全く感じさせません。

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山庭からロビー側を見ると見上げる形になります。

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部屋に戻り、部屋の露天風呂へ。

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ざぶっと入ると、眼前は曇りガラス。
さきほどの山庭からは丸見えの位置ですからね。

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しかし、見上げれば、完全に緑に包まれた空間です。

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朝食は、夕食と同じく懐石方林。

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朝食は遅めの時間にしたので、他の客はほとんどいません。

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席に着くと、初めに飲物を、とメニューが出てきます。
少量なので全種類でも、ということでしたので、

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全種類をお願いしました。
牛乳(加賀分校平松牧場)・キャロットビューティー・ビタミンCスペシャル・大葉のジュース。

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ご飯は土鍋で登場し、

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朝食の準備完了です。

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旅館の朝食らしい、和食です。
ちりめん山椒に、玉子焼き。魚の開きに、焼きたらこ。

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焼き石を入れた木箱で出される焼き海苔。
この海苔の提供の仕方をする旅館は好きです。

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加賀の温野菜。

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土鍋のご飯はもちろん、

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ぜんぶ頂きました。

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食後は、ホットティーで一服。


べにや無何有_0788
昨日は夜で見えなかった懐石方林の、山庭に面した景色。
さわやかな空間での朝食でした。

チェックアウト前には、館内の別の部屋も見させてもらいました。
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1階 特別室 白緑。
和室+書院+竹敷広縁+月見台(テラス)+ベッドルーム+温泉露天風呂

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和室と、

べにや無何有_0795
ベッドルーム。

べにや無何有_0792
竹敷広縁の横には、

べにや無何有_0793
山庭に向いた書院があり、
旅館での仕事をしたいときに最適です。

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水回りと、

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露天風呂。

べにや無何有_0798
お手洗い。

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続いて、エレベーターで上がって、

べにや無何有_0810
2階 特別室 若葉。
和室+居間+竹敷広縁+ベッドルーム+温泉露天風呂

べにや無何有_0800
踏込から、

べにや無何有_0801
和室と、

べにや無何有_0805
ベッドルームに加えて、

べにや無何有_0803
居間もあります。

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竹敷広縁。

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水回り。

べにや無何有_0808
全室共通のアメニティ。
べにや無何有オリジナル薬師山アメニティ。

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シャワーブースに、

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露天風呂。

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露天風呂付き和洋室 蘇枋。
和室+竹敷広縁+ベッドルーム+温泉露天風呂

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踏込から、

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和室と、

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ベッドルーム。

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竹敷広縁。

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水回りから、

べにや無何有_0820
シャワーブースを通り、

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露天風呂。

べにや無何有_0818
お手洗い。

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露天風呂付き 洋室は、
宿泊した、露天風呂付き和室の部屋の横に入口があり、

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扉を開けるとすぐに階段の上る形になります。
べにや無何有の中で唯一、竹敷広縁がありません。

べにや無何有_0811
館内を見て回っていたら、チェックアウトの時間となりましたので、
ロビーでチェックアウト。
送迎で駅まで送ってもらいました。

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加賀温泉駅は工事中。
北陸新幹線敦賀延伸を作っています。

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今日は駅前の日産レンタカーで借りて、ドライブでの観光です。

べにや無何有_0835
加賀温泉駅から車約20分で、那谷寺(なたでら)。

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有料の境内は、奇岩遊仙境や、

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いわや胎内くぐりのある大悲閣、

べにや無何有_0839
三重塔などを、ぐるっと回って少なくとも30分ほどかかります。

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特別拝観は別途有料で、所要約15分。

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書院や、

べにや無何有_0850
三尊石のある庭園があります。

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続いて訪問したのが、太鼓の里浅野。
那谷寺から車約30分。小松を通り抜けて松任にあります。

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ここは、大太鼓の生産について全国で7割のシェアである浅野太鼓の敷地内。
太鼓の原料となる大きな丸太が転がっています。

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有料の展示スペースには、太鼓が並んでいるのですが、
ここの特徴は、太鼓を実際に叩けること。

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口径180mの大太鼓も叩き放題。
ずしんとした音が鳴る太鼓を叩けるのは貴重。
一度体験の価値ありです。

べにや無何有_0859
太鼓の里浅野からは、車20分ほどで小松空港へ。
レンタカーを返却して、搭乗手続きを済ませます。

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早めに空港に到着したので、小松空港のJALサクララウンジへ。

べにや無何有_0862
生ビールを一杯。
おつまみには、ハッピーターンをはじめとした亀田製菓の小分け煎餅が用意されていました。

べにや無何有_0863
JAL便に乗り込み、羽田への帰路につきます。

べにや無何有_0866
ちょうど夕暮れ時で、機内からは、
手取川の先に見える夕日がきれいでした。

べにや無何有
久しぶりに最高級といえる旅館に出会いました。

施設の作りから、部屋のデザインまで、空間だけでも満足させる旅館です。
特に、山庭が、自然のさえずりをBGMとして、
竹敷広縁の窓辺でずっと、ぼーっとしていたいという感覚になります。

食事は、そのレベル感にたがわない工夫に富んだもの。
一品一品が、わあっという嬉しい気持ちになり、
ソムリエもおり、和食ながらワインとも合う。

サービスは、シティホテル的な洗練。
ルレ・エ・シャトー加盟の通り、外国人でも満足できるでしょう。

★「べにや無何有」(北陸/山代温泉) ブログ
★「べにや無何有」が好きなら、この旅館もおすすめ
 「強羅花壇」(箱根/強羅温泉)
 「鬼怒川金谷ホテル」(栃木/鬼怒川温泉)
 「明神館」(信州/扉温泉)
 「大谷山荘 別邸音信」(中国/長門湯本温泉)
 「竹泉荘 Mt.Zao Onsen Resort & Spa」(東北/遠刈田温泉)


旅館・ホテルランキング

富山県は砺波にある 庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり に行ってきました。
ゆめつづり_0506
富山県では数少ない高級旅館への訪問です。

ゆめつづり_0434
前日の 高山 本陣平野屋花兆庵 からの続きです。
送迎してもらった高山駅からのスタート。

ゆめつづり_0435
高山駅前が、濃飛高山バスセンター。
ここから、今日の観光先、白川郷に向かいます。

ゆめつづり_0436
バスセンターでは、白川郷を経て城端に抜けると伝えると、
通常運賃より、白川郷・五箇山ルートきっぷ利用の方が安いと紹介され、購入しました。

ゆめつづり_0437
高岡駅行のバスに乗り込みます。
白川郷へは、高岡駅行・金沢駅行・白川郷行があり、1時間に2本くらい運行されていて便利です。
高岡駅行と金沢駅行は予約制でしたが、当日その場での予約でOKでした。

ゆめつづり_0440
高速道路を通って50分、白川郷バスターミナルに到着。

ゆめつづり_0438
白川郷の案内マップも7か国語で用意されていました。
インバウンドが多いことを如実に表しています。
大きな荷物をコインロッカーに預けて、白川郷散策に出発です。

ゆめつづり_0441
バスターミナルから徒歩2分、和田家前が、
展望台行きのシャトルバス乗り場。

ゆめつづり_0443
展望台行きのシャトルバス。
20分間隔で運行されています。片道200円。

ゆめつづり_0447
5分ほどで展望台のバス停に到着です。
左手には、ザ・観光地の土産屋がありますが、
立ち寄らずに、突き当りにある、

ゆめつづり_0457
萩町城跡展望台に進みます。

ゆめつづり_0448
小さな公園のような空間になっており、

ゆめつづり_0449
世界遺産白川郷合掌造り集落の碑が設置されていました。

ゆめつづり_0450
この萩町城跡展望台からの景色がこちら。
日本の原風景といわれる白川郷が奥まで見渡せます。
一方、展望台の周囲に木々が生い茂り、視界は狭め。

ゆめつづり_0456
少し戻って、萩町城跡展望台の駐車場からの眺め。
こちらの方がいくぶん横方向にも景色が広がります。
建物群がよく見えますが、もう少し左手から見ると、よりきれいそうです。

となると、さっきのザ・土産屋の景色が一番よさそうです。

ゆめつづり_0451
やむを得ず、戻って土産屋に立ち寄ります。
お土産処天守閣。

ゆめつづり_0455
土産屋に入るなり、写真を撮りますよ、と誘導されて白川郷を背景にパシャリ。
このような典型的な土産屋がまだ日本にあったとは。。

購入するか否かは自由とは言われましたが、マナーとして購入しました。
写真1枚1,500円なり。

しかしながら、ここからの景色は、
ゆめつづり_0452
白川郷の道もすっと通って見え、右手に庄川の流れ、
この天守閣展望台からの眺めが一番きれいでした。

ゆめつづり_0458
展望台からは、徒歩で坂を下ります。

ゆめつづり_0463
展望台から徒歩10分ほどで、麓の町並みにある、

ゆめつづり_0459
国重要文化財 和田家 に到着。
白川郷を代表する茅葺き合掌造りです。

ゆめつづり_0461
内部の二階は構造が丸見え。
うだるような暑い日でしたが、日差しを避けた空間は、
風が通り抜け涼しい空間でした。

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他にも、入場できる茅葺き合掌造りの建物がある白川郷の町並みを散策。

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町並みを端まで行くと、庄川を渡る、であい橋に到着。
自家用車で到着した場合は、この先の駐車場が白川郷観光のスタート地点です。

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再び白川郷の町並みを戻り、
昼食は、白川郷バスターミナルのそばにある、お食事処いろりへ。

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茅葺き合掌造りの建物の中は、座敷とテーブル席のある食事処。
雰囲気に合った田舎料理を、と思い、

ゆめつづり_0470
焼きどうふ定食 を注文。
熱した鉄板に、白川郷名物の固いとうふ。醤油だれを掛けてジュ―っと香ばしい。
マスの甘露煮もおいしかったです。

ゆめつづり_0471
白川郷滞在は、昼食を含めて3時間半でした。少しゆっくり目でしたが、
一般的な観光には、2時間半~3時間は必要との案内がされています。

では、白川郷バスターミナルから、世界遺産バス高岡駅行きに乗り込みます。
世界遺産バスは無予約制。

ゆめつづり_0473
このバスは途中、五箇山のエリアも通過するため、
車窓からは、菅沼合掌造り集落や、

ゆめつづり_0474
国重要文化財 村上家 などを見ることができました。

ゆめつづり_0475
白川郷から1時間15分で、城端駅に到着。
のどかな地方路線の終着駅です。

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旅情を感じさせる気動車に乗り込みます。

ゆめつづり_0477
車窓は田んぼが続く田園風景。
田舎景色なのですが、
今まで通り抜けてきた山間の集落とのコントラストが際立ち、
砺波平野は豊かな土地だなあ、と感じさせられました。

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30分弱で、砺波駅に到着です。

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砺波駅は、城端駅と比べると幾分大きめな駅です。
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南口にて、送迎車が来てくれていました。
袴姿のスタッフが、アルファードでのお出迎えです。

砺波平野の真ん中から、山の辺に向かって走り約15分。


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ゆめつづりに到着です。

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玄関にて靴を脱ぎ、畳敷きを裸足ですすみます。

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おっと、靴札が渡されます。

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フロントにてチェックイン、宿帳に記入。
案内が渡されます。

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ラウンジに案内され、

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抹茶と、板前手作りのわらび餅をいただきます。

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それでは、部屋に案内されます。

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エレベーターに乗り込み、

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4階に到着。

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畳敷きの廊下を進みます。

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廊下の間口が広くとられており、
余白の美学というか、良い宿なのではと感じさせます。
辻々に、花が活けてあります。

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本日のお部屋 かわらけ。
くりうめタイプ和室10畳。

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踏込から、

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和室10畳。

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部屋を反対側から。

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景色は、庄川ビューで、

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庄川合口ダムのすぐ下に立地します。

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水回り。

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内風呂の檜風呂。

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お手洗い。

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浴衣は、小・中・大・特大まで大量に用意されていました。

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冷蔵庫の飲み物はフリーということで、

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水、お茶、ジュースが入っていました。

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コーヒー、急須の用意もあります。

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施設としては、オヤッと思う点もなく、快適。高級旅館と言って良いのではないでしょうか。

浴衣に着替えて、鍵を手に取り、大浴場に向かいます。
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大浴場のある1階へ。

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おしゃれな売店と、

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シックな空間造り。

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大浴場は、深夜に男女入れ替えとなります。

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タオル、バスタオルも用意されており、

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ゆめの湯。

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脱衣場。

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内風呂。
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洗い場。

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露天風呂。
中規模旅館としては広めの露天風呂です。

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岩風呂に、

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かめ風呂、

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寝湯もあります。

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風呂上がりに、周辺の散策に出ます。
宿の目の前は、庄川に、右手に合口ダムを臨みます。

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ゆめつづりの外観。
館内で感じたより、随分古い外観の印象です。
十分なリニューアルにより、館内滞在では古さを全く感じませんでした。

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このあたりでは合口ダム周辺が、中心となっているようで、

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物産館や、

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美術館・水資料館があります。
が、人の姿はなく、閑散としています。典型的な行政ハコモノ。

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合口ダムの景色。
なかなか、庄川温泉としては散策するような環境になっておらず、
ゆめつづり宿泊自体が目的となる場所のようです。


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さて宿に戻り、夕食に向かいます。
食事は、1階お食事処夢厨房。

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ダイニング風のレストランを、

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中に案内され、
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本日の席は、窓辺に向かったこちら。

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ライトアップされた坪庭に面しています。

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最初のセット。

食事はよさそうな雰囲気です。

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おしながき。

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食前酒 山桃ワイン

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先付は、3品。
先付 鱧ちり梅肉掛け
    林檎酢ジュレ 白ダツ 青みず

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ガラスの器で供されていたのは、

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先付 蓴菜トマト健康酢
    長芋とろろ

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先付 夏野菜八方煮
    冬瓜 南瓜 蛸柔か煮 ヤングコーン ミニ陸蓮根

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飲物は、利き酒セットを注文。
富山は南砺市の酒蔵、成政酒造、三笑楽酒造、若鶴酒造。
切子ガラスのお猪口が輝いているように、

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テーブルは、スポットライトに照らされています。

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続いて、黒塗りの椀が出てきました。

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煮物椀 白海老真丈
     白海老浮かし 大根 人参 ミニ青梗菜

写真を撮り漏れましたが、
造里 盛夏の富山湾盛合せ
    あしらい一式 トナミ醤油
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涼しげなガラスの器で供されたのが、

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冷し鉢 大門素麺
     海老 錦糸玉子 椎茸

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続いて、コンロに載せて出されたのが、

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強肴 国産牛グリル
    玉葱 万願寺唐辛子 エリンギ 玉蜀黍 クレソン

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追加の飲物は、地元産 おがみリンゴのジュース。

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焼物 庄川名物鮎塩焼き
    薩摩芋 青唐 はじかみ 蓼酢

宿スタッフの話では、たまに鮎が小さい?と聞かれることがあるらしいのですが、
庄川の地元では、鮎は昔からこのサイズで食べるのが普通なのだとか。
骨まで柔らかくて食べやすい鮎です。

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酢の物 カマスと帆立貝加減酢掛け
     紅芋茎 無花果 胡瓜

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最後の食事は、釜での用意です。

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釜飯は、鮎が丸ごと一尾。
よそってもらって、

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食事 鮎釜飯
止椀 田舎味噌仕立て
香の物 三種盛り合わせ

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釜飯は、残さずぺろりと頂きました。ごちそうさまでした。

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水菓子 呉羽梨 ヨーグルト寄せ

夕食は、器も色ガラスのものなど、おしゃれさを感じます。
庄川の名物、鮎がしっかりとメインになっています。
ちょうどよい感じに、高級感がある食事でした。

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宿の外には店もありませんので、
食後は、布団の敷かれた部屋に戻り、

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そのまま就寝しました。おやすみなさい。


翌朝。
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東向き、庄川の上から朝日が昇ります。

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まずは朝風呂へ。
夜間に男女入れ替えとなり翌朝は、はなの湯。

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脱衣場。

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内風呂。

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洗い場。

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露天風呂は3種類。
かめ風呂と、

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岩風呂と、

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檜風呂。

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露天風呂からは庄川の先の、山の辺の景色。
自然の中で気持ちいいです。

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朝食も、お食事処夢厨房にて。

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ダイニングキッチンに料理人がスタンバイしています。

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お盆を手に取り、バイキングです。

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料理が小皿に盛られたブッフェラインからとっていきます。

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ご飯はかまどで、よそってもらいます。

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バイキングの全種類をラインナップ。
いただきます。

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ごちそうさまでした。

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食後は、ラウンジでコーヒーのセルフサービス。
一服した後、部屋で支度を整えて、

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フロントでチェックアウト。

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靴札で靴を出してもらい、

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玄関前から、送迎車に乗り込みます。

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ゆめつづりから送迎35分で、新高岡駅に到着です。
ここから北陸新幹線で金沢駅に向かうつもりでしたが、

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ちょっと高岡観光をしたいと思い、
新高岡駅から城端線で1駅の、高岡駅に移動しました。

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高岡駅から徒歩10分ほどで、
高岡古城公園の堀端に到着。

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大手口には、高岡城跡の碑に、
左手の像は高山右近。加賀前田藩に迎えられ、高岡城の縄張りをしたのだとか。

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本丸には、越中国一之宮 射水神社と、

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本丸広場になっています。

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本丸広場には、前田利長公像がひっそりと鎮座しています。

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高岡城の次は、高岡大仏へ。

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突き当りの緑が高岡城。
民家の中の一区画というような小さな空間に、突然に大仏が現れます。

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駅前に戻り、ウイング・ウイング高岡にあるのが、ドラえもんの散歩道。
作者の藤子・F・不二雄が高岡出身なのだそうです。

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高岡駅から、あいの風とやま鉄道に乗り込み、金沢駅に向かいました。

次の目的地は、山代温泉べにや無何有です。

庄川温泉風量味道座敷ゆめつづり
施設、食事、サービスともに、マイナスにオヤッと思う点がなく、とても快適。
一方、下足は靴札を渡して管理など、飛びぬけた最高級には至らず、
ちょうどいい塩梅の高級旅館です。

聞いたところ、旅館の運営は、従業員のボトムアップで改善していっているとのこと。
確かに、スタッフは若めでありながら生き生きと動いているように感じ、
食事会場のBGMが若かったりと、現場による声で運営されているように感じられました。
客層は過半数が地元富山県から。
宴会場も160畳があり、地元の会合で利用されているようです。
確かに、宿泊客は、地元のジジババが多いように見え、施設の高級感とは少しアンマッチでした。
高級旅館を好む客層に、ぜひ訪れて文化を育てていってほしいと思った旅館でした。
白川郷を抜けてきて宿泊する人はわずかとのことですが、
白川郷を流れているのも庄川。白川郷からの北上は、実は地形的には砺波平野に出るのが最適なルートです。

★「庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり」(北陸/庄川温泉) ブログ
★「庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり」が好きなら、この旅館もおすすめ
 「おとぎの宿米屋」(東北/須賀川温泉)
 「龍言」(新潟/六日町温泉)
 「奈良偲の里 玉翠」(伊豆/稲取温泉)
 「松濤館」(伊豆/三津温泉)


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